「木でした」を含む小説

魔力が常人の数千倍もあるにもかかわらず一切の魔術が使えない特異体質を持つ領主の娘、エミーリア。魔力暴発を危険視された彼女は十六歳の誕生日を迎えた翌日に城に隔離され、強固な結界に阻…

ぼくは「みかん」。頭には兜代わりの鍋をかぶり、手には鍋のふたを盾代わりに、武器はとげがついている木の枝と、お玉と、果物ナイフ。標準の布の服と、布のズボン。布の靴。これでも勇者だ。…

「すべての世界と時が神話の「起源の木」の枝で繋がる多元宇宙の中で、平和は神々の堕落、今や「墜ちし者たち」として知られる存在によって破壊された。混乱の中、単調な生活から逃れたかった…

魔王が死んだ――何者かに殺された。 不可能と思われる状況に、城の重臣たちは首を捻る。 堂々巡りの議論の果て、解決を依頼されたのは囚われの姫君。 『幽獄塔の水蓮姫』――アイリスが、…

異なる世界、ハイダルク王国。 世界の中心に聳える『知恵の木』、その木から生まれ落ちるエネルギーの塊である『知恵の木の実』——その二つを享受する勢力は『ガラムドルズ』と呼ばれ、その…

中学でいじめにあった超絶“インキャ”な高校生悠木恵吾。出会う人や環境で彼の人生は激変。そんな時に出会った不思議な“案内人” 自分の人生とはなんなのか、誰のために生きるのか…恵吾は…

〔はじめに〕 　僕もこんなエッセイ出来るなら書きたくない。 　だが、ここに書かれたことはほぼ現実であり、陰謀論と言って批判しても 　全人類に降りかかってることです。誰ひとり逃れら…

頑張るあなたに。 ひたすら甘やかされるお話です。 綾(あや)……お山に棲む、鴉天狗の総大将。 いろはを心の底から愛している。 本当は今すぐにでもお山に閉じ込めたいと思っているが…

　小学生の立石香には、家に生えている大きな木の香りを嗅ぐ習慣があった。

「消えてしまいたい」と願う日々を送る中学生、結城希（ゆうき・のぞみ）。彼女は毎日教室から逃げるように校舎裏の木の陰で過ごす。ある日そこで出会ったのは霧島怜（きりしま・れい）と名乗…

西暦1910-1914年フランス。 精霊界ではあるウワサ、陰謀論がまことしやかに流れていた。 【世界大戦】が起こるらしい。 ————————————— 「ニンゲンはどいつも…

コヨーテが夜の森を走るような、とある国の田舎に暮らしています。 水は井戸水、都市ガスはなし、電気が頼り。暖房は薪ストーブ。 木を伐って薪を作り、大雨でガタガタになった未舗装の私道…

【３.８万ＰＶ大感謝！】《火木土日更新！》 ショタコンお世話係、アホ勇者、ドS聖女、ノーコンロリ魔女っ子、ビビり強面タンクな仲間達。 勘違い系グラマラス女魔人、ツンデレぺたん娘…

なんの変哲もないただのスズメのチュン、 彼は最近、色々なことを不思議に思っていた。人、木、ネズミ、ミミズ、電柱、何から何まで不思議に思えていた。 そんなチュンが飛び回り、不思議に…

目が覚めたらなぜか公爵令嬢となっていたオレのわちゃわちゃの日々 【 ご注意 】 ※『カクヨムコンテスト10』用に書き始めました！ ※性転換もの 肉体的には男女ですが、精神的には…

高校生のみきおは、小学生の頃、股にひまわりが咲いて以来、身の回りで不条理でおかしな出来事が起きてばかりいた。高校生になった今でも、お金が生えてくる木や辛口なイチゴ、転校マニアなど…

真向真（まむかいまこと）は清廉女子高等学校の二年で稀代まれにみる正真正銘の絶世の美少女だが内気で人見知りで恥ずかしがりやのバージン。しかし、あるときから真が淫乱で人気デリヘル嬢に…

「お山さま」に毎日お礼を言うごんべえは、ある日雨をたっぷり抱えた虹色の雲の声を聞きます。なぜ自分の親たちが山を「お山さま」と呼ぶのか、なぜ木を切ってはいけないのかを伝わりやすく書…

ぼくはある時、通学路を歩いていたら、聞きなれない音を聞いた。その音の主は、木だった！その木は日陰を届ける仕事をしていて、とっても忙しそう。ぼくはそんな木との出会いをきっかけに、眠…

転校先で聞いたｳﾜｻ ｢風紀委員長は髪が赤く 不良とｹﾝｶしたことがある｣。桜の木の枝に座る謎の赤い髪の男。もしかして、同一人物…？｢もう、お前しか見えねぇ…｣