ゲーム好きにこそ読んでほしいライトノベル! 「これはゾンビですか?」木村心一新作は、“ゲームあるある”の詰まったワーキングコメディ!

ゲームの『裏側』、覗いてみない?

f:id:kakuyomu-sneaker:20170421231851j:plain

・村の一番奥の大きな建物は村長の屋敷
・村の中に毒沼とかトラップ
・覚えても一度も使わない魔法
・宝箱から出てくる敵が異常に強い
・微妙に弱いのに絶対倒れない中ボス(負けイベント)
・マップの端から端まで往復し続けるダンジョン
・3歩の移動で3エンカウント
・タンス! 壷! ニワトリ!!


あ~、あるあると思ったアナタ、何故そうなっているのか、ちょっと気になりませんか? 木村心一新作「ゲーム・プレイング・ロール」は、ゲーム世界の中で、プレイヤー様を喜ばせるためにマップやイベントを生み出すNPCたちが主人公の物語!

この世界では、ゲームの中の住人はプログラムやデータではなく、肉体や意思があり、睡眠や食事もとるし、家族がいて普通に生活もしている、”確かに生きている”存在。日々の仕事として、村人Aや帝国剣士などの役割を演じている! そう、ドラマや映画の役者のように!


かつては”主人公役”への憧れも抱いていたが、特徴のない容姿と普通すぎる才能から挫折したマナトは、プレイヤー様にお喜び頂けるイベントを成し遂げる『イベントプランナー』として、エンドール村を訪れる。民家の扉を開けると黒板消しが落ちてくるトラップ、毒沼と氷の床と101段の階段を抜けた先にある村長の家、付け髭で壷を投げつける少女……何か、おかしいぞこの村は!? プレイヤー様は村へと到着寸前! ここは『イベントプランナー』として、何とかするしかない!!
3人しか住人がいないエンドール村を、プレイヤー様の印象に強く残り、話題の的となる”人気の村”とするべく、マナトに課せられた使命はゲーム世界の村おこし!? 


ゲームの裏側で繰り広げられる、七転八倒の仕事モノ×ラブコメ!
マナトが出会った、個性豊かすぎるエンドール村の住人をちょっとだけ紹介!


マナト
f:id:kakuyomu-sneaker:20170421234047j:plain
■スキル イベントプランナー、所有スキル多数(ほとんど三級)
■容姿 普通
初対面で「前にもお会いしませんでした?」と言われるのが特技。三白眼が唯一の特徴。取得したスキルの数だけは負けない自信があるが、そのほとんどが三級。実は、一つだけ主人公属性と言うべき才能があり、それが原因で色々な村でクビになった経歴があるのだが、エンドール村では……?

俺の仕事は、『イベントプランナー』だ。 『プレイヤー様』にお喜び頂けるイベントを成し遂げること。 そのために俺は生きているし、そのためなら命だって賭ける。


ルピア
f:id:kakuyomu-sneaker:20170421234532j:plain
■スキル 公認召喚士、錬金術など
■容姿・能力 とても残念な胸と幼児体系の持ち主
公認召喚士は、マップやダンジョンに配置するモンスターの召喚が行える、村システムに必須技能の最上級。TUDEIC(ツン・デレ・インターナショナル・コミュニケーション)で満点に近い成績を記録したツンデレ界の逸材であり、戦闘技能は苦手だがマナトへの乱暴は得意。マナト曰く『こいつには負けたくない』相手。

「ルピア、出来るか?」 「あたしを誰だと思ってんの? やってやるわよ」 「よし、じゃあこれでもかってぐらい長い山道を追加してくれ。許容量いっぱい、端から 端を行ったり来たりする」


フィルス
f:id:kakuyomu-sneaker:20170421234554j:plain
■スキル エンドール村の村長、バトルマスター、宮廷魔導師など
■容姿・能力 黒髪でスタイル良しの美少女。”主人公役”になれる華あり
マナトが三級でしか持っていない武術や魔術を一級で持っている。段位は存在しないので、スキルカンストがずらり状態。気さくな性格で、マナト曰く精神がノーガードすぎるが、寛大で、客観的な『本物のデカさ』がある。笑顔が可愛い。

「マナトくん、私に気があるんだー」 「んなっつ! そげなことねえよ!」 急に何言い出すんだこいつは。思わず唇やおっぱいを見てしまったじゃねえか! 「あははは、狼狽えてるー」 「お前を不憫に思っただけだ!」 「私はマナトに気があるよ?」


マルク
f:id:kakuyomu-sneaker:20170421234611j:plain
■スキル 人型兵器活用能力一級など
■容姿・能力 一見すると少女に見える、草食系メガネ男子。制服が似合う。
ロボットモノの整備から操縦までのエキスパートだが、ファンタジー世界では活用する場がない……と見せかけて意外に活躍する? 温和な性格の好人物だが、真剣な眼差しで女性について語り出す一面も。マナト曰く『俺が思った以上に、デカい漢なのかもしれない』。

「ボ、ボクの中のイエス・キリストがこう言ってます」 そんな光景をおろおろしながら見ていたマルクくんが慌てて何かを話はじめた。 「ん?」 「右のおっぱいを愛したなら、左のおっぱいも愛しなさいと」



個性的で癖のある人物だらけ! プレイヤー様を喜ばせるイベントを生み出すため、マナトたちが選んだ手段は……”メインヒロイン役”のオーディションへの参加!

『ゲーム会社』の依頼を受け、『ゲームの世界の住人』がゲームを制作するこの世界では、一人が色々なゲームに出演し、様々な役割を演じることが出来る! 王道ファンタジーなら主人公と共に旅する女剣士にもなれるし、恋愛シミュレーションで主人公の幼馴染や保健室の女医にだってなれる! ”メインヒロイン役”として多くのイベントを成功させ、話題となればエンドール村所属になって活躍したいと思う『ゲームの世界の住人』が急増するに違いない!

鍵を握るのはルピアとフィルス、エンドール村が誇る二人の美少女。そしてマナトのイベントプランナーとしての才能!?


挑戦の行く末は是非、本編を読んで確かめてください!


あ、最後にマナトの持つ”特別な才能”を教えちゃいます! それは『何故か、あらゆる職場で発動してしまうラッキースケベ』の才能!! 当然、エンドール村でも……? こちらも本編のお楽しみ!!

大ボリュームの試し読みはこちら kakuyomu.jp