不可視の白いカラス

父親の訃報と共に莫大な借金を背負うことになった２５歳の光香（みか）は、『借金を整理するまで』という約束で債権者の孫と結婚することに。

引き合わされた孫はなんと高卒の１８歳社長の純人（すみと）。
十年振りの邂逅に喜ぶ純人と、戸惑う光香。
ふたりを導くのは不可視の白いカラス・那由他（なゆた）。

純人の会社に再就職することになった光香は、新たな人生の一歩を踏み出す。
純人の溺愛ぶりはとどまるところを知らず、光香は流されるように愛されていく。
社長夫人として着実に力を付けていく光香は、やがて自立の一歩を踏み出す。

契約結婚から始まる、若い二人の恋愛譚です。