概要
一馬が「仕方なく」悪友たちにもちかけた相談。彼女の綾子が、ストーカーに遭っているかもしれないという。女の子には助力を惜しまない麗人(れいと)、疑われてカチンときた黒川、仁義に篤い江平(えびら)は、ひとまず事実の確認から始めることに。しかし、ストーカーと呼ぶにはあまりにも微妙すぎる事態の裏には、意外な思惑が潜んでいた! 追いつめられた一馬は、綾子を守り切れるのか。
高校生の、将来の夢と希望、迷いと苦悩を、あざけるように暗闇へといざなう魔の手。果たして若者たちの決断は…?
クセとアクの強い高校生たちが、悪党をぶっ飛ばす、痛快サスペンスアクションにして「傷だらけの青春」。
※シリーズものですが、本作のみでもお楽しみいただけます。
「Joker
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!もしかしたら、は、踏みとどまれる。
持って生まれた才能。家柄、容姿……。人は、人生は、平等じゃない。でも、自分なら。自分たちとなら、上手くやれるぞ。
そんなふうに、甘い蜜を吸おう、吸わせようとする連中から、仲間(?)と彼女さんを救おうとする三人組。
それに対して、仲間じゃないよ、腐れ縁だ。でも、やっぱり頼りには……なるよなあ、と、得意のツッコミが空振る、今回の主人公、岬井一馬君。
甘い言葉も、囁きも。もしかしたら、も、踏みとどまれる。そう、救いたい彼女がいるから。
認めたくはないけれど、頼れる奴らも、いてくれるから。
名門校の首席な彼が、体を張って守りたい、守るもの。
そして、きっと、友情じゃあないよ、と笑う仲間(?)たち。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「想像しない」からこそ生まれる邪悪。これぞ現代のリアルな悪なのかも
今作はとにかく、悪役の存在感が強烈で、色々と考えさせられることがありました。
本作の主人公である一馬は、親しくしている綾子が何者かに付け回されているらしいことで相談を受けます。
ストーカーか何かかと、普段からつるんでいる麗人や黒川、江平たちと共に対策を考えるが……。
やがて、綾子がなぜトラブルに巻き込まれたのかが見えてくるようになります。
その構図もさることながら、今回はなんと言っても「悪役」として出てくる人物が異彩を放っていました。
これが「現代における悪のリアル」なんじゃないか。
一馬や綾子を窮地に陥れ、裏でも様々な悪事を働く存在。
その人物がこれまでどんな人生を…続きを読む - ★★★ Excellent!!!個性的なキャラクターがどんどん好きになる!
シリーズもののようですが、こちらから初めて読ませていただきました。
読み始めてすぐ、「お、おもしろい...!」とスクロールする手が止まりませんでした。
一番の魅力はやはり、個性豊かなキャラクターたちでしょうか。
最初は4人という多さに覚えられるかしら?なんて思ってましたが、それぞれ全く違うキャラ、かつ、個性的なので、すぐに覚えることができました。
言葉遣いだけで、誰が言ったかわかるようになっていて読んでいても「誰のセリフ?」となるストレスがありません。作者さんの技術ですね!
縦軸は「ストーカー」という重めな事件の話でありながらも、所々に笑いが散りばめられているので、どんどん読み進める…続きを読む