枕崎　純之助

他責思考。 それは人を不幸にする呪い。 己の所業を省みず、自分に不運が起きれば他人のせい。 「アイツのせいで……コイツが悪い……」 そんな男が呪いの池に落ちます。 その池に潜ん…続きを読む

何の変哲もない田舎の中学生。 クラスメイトの女子との他愛のない話。 桜の木の下には何もあるはずがないんだ。 そのはずだった……。 短い作品ながらも、その光景がありありと目に浮か…続きを読む

主人公の女性が直面している辛い現実。 懸命に日々を生きる彼女が、ふと現実逃避をしたくなったその時。 忘れていた青春の１ページを垣間見ることになります。 ほろ苦くて、ちょっぴり甘い…続きを読む

前回、ショッピングモールの事件を解決に導いた４人。 彼らがまたしてもある事件に巻き込まれます。 悪意に飲み込まれたある少女を助けるべく、４人は奔走します。 物語の合間に垣間見える…続きを読む

この物語に関して多くを語ることは出来ません。 語ることが難しいからです。 そして語ることは野暮でもあります。 ただ美しく進んでいく物語を読み進めて下さい。 あなたは最後にどんな感…続きを読む

・知っているぞ…… ・おまえが俺の背中に呪いを吐きかけているのを…… ・だけど、たとえ心の中でもそんなことは言わない方がいい…… ・ほら……後悔するヒマもなかっただろう……？ ・ご…続きを読む

辛い性被害にあってしまった女性の話です。 読んでいて「痛い」と思いましたが、リアリティのある文章だからなのでしょう。 心に突き刺さります。 ある者の欲が、その想像力に欠けた行いが…続きを読む

奴が来る……おぞましくも邪悪な奴が。
羽音を響かせ、あなたの首元に……。

ほら、あなたのすぐ後ろに……来ていますよ。

とても愛に溢れたお話です。
魔王を倒そうとする勇者の話なのに。

勇者を見守る魔王の愛に溢れた視点で描かれるショート・ストーリー。
かわいいオチビさん勇者の今後の成長に期待します！

禁忌を破ったことで能力を失い、孤独となった主人公。 彼女を取り巻く周囲の目は厳しく、誰からも好意を向けられることはない。 それは彼女自身が覚悟の上で歩んだ人生なのだ。 それでも彼…続きを読む

とても味のある短編です。 ひとつひとつの描写が丁寧で、情景が頭に浮かんできますよ。 そして女性の心が文章からにじみ出て、読む者の心を揺さぶります。 読んでてドキドキする方も多いん…続きを読む

カクヨム版中学生日記『お茶漬け恋模様』の番外編です。 かつてある女子をひどく傷つけてしまったことで、苦い後悔を続ける男子の話。 彼は行き場のない罪悪感を抱え、新たな高校生活を過ご…続きを読む

何気ない日常が非日常に変わる時。 ある者は恐慌し、ある者は絶望する。 危機的状況に放り込まれた若者たちはそのどちらでもなく、運命に抗って混乱の現場を駆け巡った。 虹を見る人々は、絶…続きを読む

幼い頃はあんなに夢中になった存在だったのに、いつしか忘れ去られ、別れの時がくる。 必要とされなくなる日が来るって分かってたけど、最後の日はやっぱりさびしいね。 せめて思い出として記…続きを読む

海は人智の及ばぬ恐ろしいものです。
人を無意識に恐れさせます。
だけど人を大きく惹きつけるのもまた海なのです。

海が結びつける２人の物語です。
心に染み入る物語をお楽しみ下さい。

短い文章の中から数々の情景と、登場人物の思いが浮かび上がります。 本作の作者様は人の気持ちを描くのが抜群にお上手なのです。 運命に翻弄されながらも目の前のことを懸命にこなしてきた…続きを読む

「お茶漬け恋模様」のスピンオフ。 いよいよ主人公・陽佑のその後が描かれます。 高校生の彼の成長した姿と、彼を取り巻く仲間たち。 彼の成長ぶりに安堵しました。 彼らの次のステージ…続きを読む

彼は自身が生まれながらにして背負った過酷な境遇に負けませんでした。 心が弱い者なら、人の道を踏み外してしまうことだってあり得るほど辛い日々の中で、決して他人に八つ当たりをすることは…続きを読む

「お茶漬け恋模様」の番外編にして後日談！
彼は音楽の道にかけたけれど、絵も捨てていなかった。
捨てていなかったからこそ、彼女と繋がれたんです。
そんな２人の物語です。

夢と言うのは怖いものです。 時に人を駆り立て、時に人を突き落とす。 学生時代にある分野でチヤホヤされた成功体験が忘れられずに、その道を志す若者は世にたくさんいるものの、成功へのキ…続きを読む

令和版・中学生日記『お茶漬け恋模様』のスピンオフです。 （この表現が正しいのかどうか） 一話完結ですが、後引きますよ～。 いいですか？ 最後まで読んで下さいよ？ 『お茶漬け恋模…続きを読む

ある男子中学生の３年間が丁寧に丁寧に描き込まれた作品です。 読んでいると自分も中学生に戻ってしまうような、細かくも深い心理描写が心に刺さりますよ。 学生時代ってあっという間に終わ…続きを読む

サクッと読めて「あるある～」となり、ついついニヤリとしてしまう。 それが良質のエッセイの条件かなと思いますが、この作品……サクサクあるあるニッヤニヤしてしまう……かも。 寄ってら…続きを読む

美しい旋律ばかりが音楽ではありません。 不快に聞こえる不協和音も音楽なのです。 理不尽な人生を歩まされてきた主人公・幸樹。 憎悪という感情だけで亡き父を敵視できたら少しは楽だった…続きを読む

旬な話題でパッと書く。
これも大事なスキルです。

１話１話はサクッと軽快に読める内容ながら、回が重なるごとに浦島と亀の阿吽の呼吸が洗練されていく痛快な漫才！ さらには筆者自身の自虐ネタをちょいちょい挟むことで漂う哀愁が、何とも言…続きを読む

温もりを知らず、自分自身の幸せを見つけられなかった２人。 そんな２人が出会ったことで、ようやく生まれた確かな温もりとささやかな幸せ。 読んでいてハラハラしながらも、ところどころで…続きを読む

ロックな文体で描かれる痛く鋭い青春の懺悔録。 後藤さんを取り巻く人物たちが濃い！ 同期の家で繰り広げられる邪教の祭……じゃなくて飲み会は必見です！ 俺が最初に一人暮らししたアパート…続きを読む

待遇の良さに惹かれて踏み込んだその世界。 そんなものは存在するはずないとタカをくくって足を踏み入れたその世界。 そこには決して甘くない残酷な現実が待ち受けていた。 主人公がこの苦…続きを読む