第34話

「………


 全く…

 残念だよ……」



 侍郎は依然として、離島の邸に潜伏し…

 玉紀との、性的倒錯に塗れた生活に、日々耽溺して行くばかり……。


「ボクは、サブちゃんの奥さん*


 外にはオオカミしか、いないから…

 ここから、出ないの(嘆息)」


 すっかり黒髪が伸び切った玉紀は、その髪をショートボブヘアにカットされ―メイド服を着させられている。


 違和感の無いナチュラルメイク迄しており、女子と見紛う位だ……


「うむ…

 それに限る♪


 いい子だ…

 御褒美を上げよう*」

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