第12話

 …そう…

 じっくりと、味わうんだ……」


「ん…

 せんせぇ……


 はぁっ…んぅっ……」


 物理的に洗脳されて仕舞った夏生は―


 侍郎の操り人形と成り果てていた……。



「…説明が大変遅くなりまして、申し訳有りませんでした……


 夏生が、天涯孤独の身上みのうえと知り…

 私自身、近親者が居ない境遇だったものですから…

 これも縁と…


 思い切って夏生に、彼の意思を確認した結果…

 晴れて彼を、私の養子として、わがに迎えられた次第で……」


「まぁ…!?」

「良かった…のかな?」


「うん。

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