第11話

 詳しい御話は、彼の容態が安定し次第に?


 では―」


「あの―」


 ガチャン。


「…しつこい花屋だ…(煩)。


 折角の、ナッキーとの蜜月を…


 鬱陶しい…!」


 侍郎は、受話器を下ろした固定電話を、「留守電モード」に切り換え―寝室ベッドルームへと向かった。


「…っ、ああっ…

 せんせぇっ…!


 は…や、くぅっ…

 せん、せ―」


 彼の想定通り―剥き出しの下半身をまさぐりながら、寝台ベッドで嗚咽する夏生……


「ぼくの、あな…

 へんに…なりそう、です……!


 せん―」


「―最初は、上からだよ?

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