第19話

 侍郎から離れる、夏生…


 その口許から、侍郎の精が、垂れ流されている……


「…飾るよ…?」


 夏生はくだんの薔薇を取り、手ずから己の二つの穴に插して見せる…


「…っあん…!」


 彼は再び失禁し、薔薇が飛散する…


 侍郎は上機嫌で、手を叩いた。


「…美しいね?

 実に…


 君の変態振りも、完璧だ!?」


「…ホント?

 嬉しいなぁ…


 僕…

 最初は、恥ずかしくて…

 怖くて…苦しくて…

 痛くて死んじゃうかと、思った……


 でも、サブちゃんが…


 そんな記憶や五感さえも、全て快感になる様に…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る