第14話

 心配してくれたみたいで、どうも。


 僕…

 貴方達の事、好きだよ?


 又、来るからさ♪」


「夏生…

 御喋りが、過ぎるぞ(呆)。


 済みません…

 自我を喪った不安に、囚われては泣いていた、この子が不憫で…

 つい、甘やかして仕舞って……」


「いいえ……」

「こちらこそ……」


 名家・修藤家の「息子」然と、高飛車で気紛に振舞う夏生…


 その違和感と距離感に、香澄夫妻は、一抹の淋しさと切なさを禁じ得なかった……。



「…花、好きなんだね…?」


「あ゙!?(驚)

 え゙ッ(焦)、はい…(照)」


 何時の頃からか―

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る