第2話 当然、例外もあるしオタクは1人ではない

 現在3人は車に戻るために走っている。そうして何とか車に無事着いたところでこちらに走ってくる人が1人いるのに気がつく。


「やばいよ!ゾンビ?に追われていないと思ったのに!早く車に乗って出ないと!」

 と橋本が言うが月城がある事に気がつき不思議そうに言う。


「いや......あれって最初に俺らがゾンビと間違えていたトイレに入った人じゃないか?それになんか叫んでるし......」

 そういい耳を澄ますとおじさんの叫び声が聞こえる。


「ちょっ!待ってください!助けてぇっ!私もそれに乗せっつてくれぇええ!!!」

 そう冬なのに汗だくで必死に走るおじさんの背後には明らかに普通の人じゃ無い者が無言で追っていた、月城達はおじさんの後ろに隠れていて寸前まで気が付かなかった。


「ま、まじか!助けないと......でもなぁ......」

 (こう言うのって助けるの失敗して俺死亡、または助けて乗せたら発症してゾンビ化とかあるよなぁ......)

 とオタク主人公が悩むがイケメン小谷が言う。


「もうこっちに着くぞ!助ける助けないは既に関係ないッ時間がない!」

 そう言いながらおじさんの後ろの頭が凹んでいる中学生くらいのゾンビに飛び蹴りをする。優れた運動神経と巨体の小谷の蹴りにゾンビの肋骨の折れる音が聞こえた。


「うぅ......罪悪感......こんな子供が......」

 そう言いながら暴れる子供ゾンビの首に足を乗せて動けない様にしている。おじさんは無事に月城が保護して小谷に言う。


それ病気が治る治らないは正直わからないが今は仕方が無いから早く首の骨を折るか関節を破壊して!橋本は免許あるんだから運転席で発進準備!おじさんは後部座席で休んで」

 そう言うとおじさんの身体を掴み一緒に乗る。


「本当にすまないね......ありがとう......ありがとう......」 「ツッキーも持ってんでしょ!それに一がいつもするから私のドラテク期待しないでよ......」

 そう言いながら待機する2人。小谷はゾンビの顔を右向きにさせてから首を踏んで固定、その後に思い切り左側に頭を踏み動かして骨を砕いた後に、胸に足を乗せもう片方の足で顔を蹴り飛ばすと変な音が鳴った。そしてダメ押しに子供の片膝を思い切り踏んで車に飛び乗った。


「ああ......クソっ......あくあ!!行け!」

 そう罪悪感を感じながら言うと急発進して動くが同じことを考えた人間達で渋滞が起きている。


「ダメだ!あっちだ!あの木にぶつかって無理やり外に出ろ!出入り口の車にはゾンビみたいなのが群がっているから行くな!」


「無理!無理!私わからない!流石にペーパーじゃないけど無理ぃ!!」

 そう叫ぶ橋本に保護したおじさんが言う。


「私......昔走り屋だったので恩返しにここは私に任せて頂けないでしょうか?」

 そう言いながら前の2人に言う。それを見て月城は思う。

(な、なんというイレギュラー......このポジのおじさんが自発的に何かするって珍しいな............俺の知識は意外と活かせないかもなぁ......所詮は創作作品か......)


「車は走れれるならどんなにぶっ壊れても良いのでお願いします」

 と小谷が言い、停車して急いで車内で人の位置を変えるとおじさんは言う。


「先程は足で走って惨め晒しましたが......車の走りなら......私の独壇場です」

 そう言うとおじさんはポケットからガムを出し食べ、目の色を変えて急にバックをして方向転換、月城が提案した方向では無い場所に向けて走らせる。


「ど、どうやるんですか!?」


「ちょっとばかし無茶させて頂きます」

 そう言うとショッピングモールの中に車で無理矢理入る、ガラスが飛び散り先程倒したゾンビを轢いてモールの中を走る、だが人は誰も引かずに、だが減速せずそのまま歩行者の出入り口に突っ込みそこから道路に出た。


「す、すげぇ......70〜80キロは出ていたのに誰も轢いちゃいない......」

 と驚く小谷。そしてゾンビ映画定番の展開を恐れている月城は余裕が出来たので質問をする。


「その、とても......失礼ですがゾンビみたいなのに噛まれたり攻撃みたいなのってされていませんよね?」


「ん?ああ、大丈夫です。ちょっと腹痛で店に入って出たらそのまま貴方達がは知っている方向に走りましたので............助けていただいて本当に感謝しています。それに申し訳ないですが、助けてもらえるに賭けて走りましたので......それよりどこに向かいます?こう言う時はどうすれば良いのでしょうか............あ!まだ私名乗ってすらいませんでしたね。私は藤原悟と申します」

 と申し訳なさそうにおじさんは言った後に名乗る。


「いえ、私たちも助かりました!ありがとうございます!私は月城朔です、こちらは橋本水と小谷一でカップルで私の友人です」

 と名乗り、ついでに紹介するがそのあと2人も名乗り直した。そして行き先を月城が言う。


「藤原さんのご自宅やご家族は大丈夫ですか?そちらを優先して頂くのがこちらとしてはベストかなと」


「数キロのところに自宅があるのですが良いのですか?妻には鍵かけてインターホンも無視しろと伝えてあるので無事だとは思いますが............今は回線が悪いですね......通じないのでやはりお言葉に甘えて帰宅させて頂きますが、お三方のご家族は大丈夫なのでしょうか?」


「私達は2人で暮らしているから全くわからないです......ただ距離からして藤原さんの方に行く方が楽かなと......ツッキーは実家暮らしっしょ?」


「まだって............そうだね。俺の家には役に立つ物が多いが量も多いから拠点にしたいから最後で良いよ............藤原さんも食糧持って家に来ます?父も母も受け入れてくれるかと」

 


「いえいえ、そこまでご迷惑をおかけする訳にはいきませんよ。あの場を切り抜けられただけで命の恩人ですから、それに息子が警察官と消防士なのでそれ頼りで何とかなるので......それでは向かわせて頂きます。それと今後紙幣が機能するかどうか分かりませんが弁償もさせてください」

 と藤原さんは横の助手席に座る小谷に真剣に言う。


「いえ、車は気にしないでください!多分バンパーぶっ飛んだくらいなので!念の為お金は貯めておいてください!」

 と笑いながら言う、彼の好青年スマイルは誰にでも刺さる。藤原は目を潤ませ素晴らしい若者だと絶賛する。その時月城は[ケツ拭く紙にはなるかもね]と言おうか迷ってやめた。そして彼の自宅に向かい着く、外に異変はぱっと見無いが最悪のケースを備えて月城が同伴で家に侵入する事に。カップル2人は車を守る為に通りを見ている。


「ふぅ......本当にありがとうございます......」


「いえ、まだ早いですよ。取り敢えず鍵開けましょう」

 そう言いながら開けようとすると鍵は空回り、何故か空いていたのである。


「............奥様は必ずこの家にいらっしゃるのですよね?」


「出るなと注意しましたし、ボケる様な年齢では無いので......ああ、恵美子......無事なのか、早く開け......」

 (ゾンビ作品の展開的にマズい......もう誰かが押し入ったのかゾンビにやられたのか......取り敢えず止めよう)


「落ち着いてください、冷静に見るとドアはこじ開けられてもいない。それに血液や土などの目立つ汚れもない。息子さんが来た事で焦りドアの施錠を忘れたなんて事もありえます」

 (流石に言えない......映画だと死んでいる可能性が高い。けどこれは現実、つまり作品の知識に頼り切るのではなく現実であり得る事象や事例の知識を上手く利用して脳みそこねくり回してシミュレーションを......)

 

「そ、そうですね!息子達はここから近い、しかも車ではなく徒歩で来る事もあります。ではインターホンを......」


「ストップ!最悪の想定ですが押し入れられていたり、ゾンビが侵入して奥様が危険もしくは隠れている状態だと奥様を更に危機に晒すことに............とにかくドアの正面に立たずに音を立てない様にゆっくり開けましょう」

 そう言いながら彼の手を掴み説明する。

 (海外ではドアが開くとともに発動するトラップがある......)


「はぁ......難しいですね......取り敢えず、貴方の得意分野の様なので託します」

 そう少し呆れているのか面倒なのか微妙な顔をして頼む。


「最善を目指します」

 (そんな顔しないで......戦時中にもドアを開けた瞬間に手榴弾のピンが抜けて落ちてくるとかあるんだよ......それに俺にだって作れるんだから考慮するべき............)

 そう言いながらドアをゆっくり開けると紐が切れた音がした瞬間に尖った金属の棒が数本ドアの正面に向けて飛んでいき道路に落ちた。


「ッ!?」

 (良かった、おじさんに侮蔑されていたほうがマシだ。だが冗談キツいぞ......こう言うのは政府が崩壊した後くらい月日が経って出る物だろ......)


「ああ......そんな............彼を無視して開けていたら胸や首に刺さっていた............ありがとうございます......それより妻は......」

 絶望している藤原に月城は言う。


「恐らく開けたので来訪した事はバレました。私が1人で入って確認します、そこの車庫に置いてあるバールをお借りしても?」

 と聞き許可が出るとバールを持ち靴も抜かずに室内に入る。部屋の電気は全てついており、トラップはドアを開ける事で紐が動くことによってボウガン状の発射装置から出る物だった。


(なんだよ......俺みたいな奴オタクやマニアが他に居るのか?ならその知識を人助けに使えよな......俺も聖人君子では無いけどヨォ......でも勢い余ってカッコつけて1人で行くなんてさぁ............小谷〜助けて〜)

 そう思いながら携帯のカメラで曲がり角などの死角を見て安全に進むと今から女性が呻く声と複数の男の話し声。


(これは......藤原さんの奥さんか?平屋の和風の古い家だから居間の障子の方にはいけないから近づけない............耳を澄ませろ......)

 そうして声が聞こえてくる。


「ねえ、流石に家を襲撃して物資を奪うってのは早いんじゃない?それにあんなトラップまでつけて」

 と若い男の声が聞こえた。それに応える様に中年の男性の声。


「おいおい〜俺の好きな映画ではここまでしないと生き残れないんだよぉ。それにこのババアは殺す訳じゃ無い、交渉の材料だ」


「ならトラップ付けんなよ!交渉相手ぶち殺したら意味ねぇーじゃん!てかこの人から聞けば良いだろ?」


「女ってのは金庫の番号とか大事なことは旦那から教えてもらっていないものだから............」

 と耳を澄ませると物資の強奪に来た恐らく親子がいるのがわかる。だが奥さんが縛られているのか、目隠しをされているのか、相手2人の武器は何なのか全てわからない。


(クズめッ......どうする、何もわからずこちらは完全に不利だ。それに交渉材料と言うことは相手はほぼ必ず優れた武器を持っている、トラップ設置を考えるに俺と同じマニアか軍人やレンジャーの人間。自作銃くらいなら持っている可能性は全然あり得る。だが急がねば危険だ......この廊下L字でその内側に居間、突き当たりには窓......いや昔ながらの勝手口じゃないか?あいつらこれに気がついていないからトラップがないぞ......一旦戻り、囮で勝手口を藤原さんに叩いて貰うぞ......そして死なない程度にバールで............)

 そう思い戻ろうとするが廊下が軋み音がそこそこ鳴ってしまう。男達は気づき2人とも近づいてくる。

 (ふ、古い家あるあるだぁ......マズい......こうなればヤケクソよ......)

 そう思い障子の方から急いで部屋に入り藤原の奥さんを見つけた。男2人は玄関の方に行きすれ違いだった。そして奥さんは手足は縛らられておらず口にテープが巻かれているだけだったので小声で伝える。

 

「藤原さんの味方です静かに着いて来てください」

 そう言うと立たせて連れて行く、音を立てない様に障子を開け出る前にリビングの奥の部屋に向けて近くにあった椅子を思い切り投げて音を立ててる。そうすると玄関から走る様に男達が戻って確認しに行く。その間に勝手口を開けて出た。そして外からバールの先端の−の部分でロックをかけて走って藤原さん達と合流し口のテープを外した。


「はぁはぁ......どなたか存じ上げませんが感謝します......」


「この方々が私をショッピングモールから出してくれた人達だよ、本当に感謝してもし切れないです............お前が無事で良かったよ......」

 そう妻を抱きしめ涙をほんの少し流す。妻も旦那が普段はこんなに心配してくれる様な人では無いのか、驚きつつ嬉しそうに涙を流していた。


「いえ、本当に良かったです......ただお家どうしますか?」

 そう言った瞬間限界を蹴り開けて男2人が出てくる。


「ち、畜生!何で罠に引っかからないんだよ!ゾンビ映画なら上手くいっていたのに!!」

 そう怒る中年の手にはファイアーアックス、隣で居心地悪そうにしている若い男は鉈を所持していた。


「残念、俺もそう言うの好きだからわかっちゃったんだよねーーそれに横の息子さん?の言う通り交渉するのに致命傷の高さに配置するとかアホなの?」

 [イキったろ]と思いながら少し煽る月城。短気は損気だ。怒りは基本は隙を生む、だから怒らせて僅かな隙でも作らないと不利な状況を覆せないからだ。


「黙れ!黙れ!黙れ!このガキが............ふぅ、怒るだけ無駄だ。それにこのジジババとは何の関係がある?さっさと引き渡してくれたら分前を多少やる、それで手引きだ。病院も無くなるのに殺し合いをする程馬鹿じゃないからな」

 

 そう中年男が言うと若い男が怒る。

 

 それを聞いた月城は[なんでアンガーマネジメント上手くいっている奴がこんな事してんだよ!]と自分がキレていた。


「だからトラップからして殺す気じゃん!もうやめ」

 そう言いかける所で斧の刃が無い方で殴り転ばせ玄関の階段から転げ落ちる。


「甘い!息子なんぞ連れて来ず俺だけで金品、食糧、物資を奪えば良かった!もう良い!皆殺しだぁあ!!」

 そう言うと自分の息子を踏み月城の方に走ってくる。


「はっ!?は?!」

 (早い!早いんだよ!展開が!ゾンビ作品の序盤は人間同士であまり殺し合わないだろっ!それに結局怒るんかいボケ!)

 そう思いながらバールを構え、先端の隙間で斧を受け止めて右横から思い切り力を入れて相手が抵抗する、その瞬間に左に力を入れて相手の抵抗する力を借りて斧を弾く。両手で持っていた斧が片手持ちになる。その瞬間にタックルする。


「今は何も一切合切わからない上に手を取り合う時だろっ!ゾンビ作品の人間同士の争いほど醜く虚しいモノは無いってオタクならわかるだろっ!」

 タックルされた拍子に斧は手から落ちた。それを月城は小谷の車の方に蹴り飛ばして、中年男にマウントポジションを取り1発目覚めのビンタした。そして続けて言う。


「あまりにも浅はかだよ......俺も馬鹿だし貴方より生きてないけどさ、自分とか家族とか大切なモノを守りたいって思った時に、まず最初に他人を害して得ようとはしないよ。あの人は息子さんでしょ?謝るべきと思った人間全員にして、そして真っ当に生き延びて............っても俺も精神病で仕事してない様な奴だけどね......」

 そう怒りつつ、そんな資格がないこともわかっているので虚無になる月城。


「あ、あ、......ああ......そ、そうだな......申し訳ない。会社に嫌気が刺していた時に好きな映画みたいになって舞い上がってしまった............」

 そう男は恥ずかしそうに言う。そして月城は自分も似た様な物だから、そこは気にせず早く謝った方が良いと言う。

 そうして中年男とその息子は謝罪、月城はくだらない程に甘ちゃんなので関係も無いのに一緒に頭を下げた。そして赦され2人は逃げて行った。


「私の身勝手を受け入れて頂き感謝します......」


「いーよいーよ。君のおかげで全て片付いたからね、そろそろ人気のない道とは言えゾンビが来ると恐ろしいので戻ります、本当にありがとうございました」

 そう頭を下げ奥さんも礼を言い家に入って行く。月城は2人の乗った車に戻り乗ると、藤原さんが窓を叩く。


「まだ何かありましたか?」


「いえいえ〜これはお礼です。あと何も武器が無いと流石に危険でしょうから」

 そう言うと菓子パン複数、クーラーボックスに冷えたスポドリ2ℓを2本とアイス複数に栄養豊富の羊羹や防災用の飲食物を渡してくれた。そして最後に木刀を渡された。


「こ、こんなに......本当に良いのですか?それに......これは木刀だなんて元剣道部からしたらありがたいです!」


「今があるのは君たちのおかげですから!それにまだまだ備蓄はありますのでお気になさらず。それとやはり剣道経験者でしたか、あの斧の受け止め方はそうかなぁと!警察官の息子の物ですが使っていないみたいなので持って行ってください。そしてお互い頑張りましょう、幸運を願います」

 そう言いながら手を軽く振って家に戻って行った。そして一行は2人の家に向かう。


「あの人良い人だったなぁ......ゾンビ作品ではああ言う人は死んじゃうから何とか家に送れて良かったよ。それより剣道経験者判定がちょっと意味不明なのがアレだけど武器あるのはありがたいね。でも多分橋本が持つか、小谷がバットみたいにフルスイングした方が強いだろうね......いや、橋本にはなるべく戦わせるべきじゃ無いか」


「良かったよな、ゾンビの事は知らんけど。いやツッキーが持つべきじゃない?俺の強さが1としてツッキーが0.7で木刀0.3で約1になり、1が2人いて強いみたいなさ。それに俺は落ちてる物でぶん殴ったりするだけで十分......いやあまり接触しなければ肉体だけでも良いのでは?」


「ツッキーより筋力も体力とかも一は優れているしね、だけど3Pした時にわかったけど股間や絶倫さはツッキーにかなり負けているけど」


「な、何を言っているんだ!ツッキーが日本人の平均の2倍弱なのがおかしいんだよ!俺だって平均より普通に大きいし............身長の代わりにちん長伸び過ぎなんだよ......」


「そもそも大前提3Pした事がおかしいんだよ......」

 

 ずっと3Pの話しかしない、ゾンビ映画ではすぐ死ぬ乱痴気騒ぎを起こす若者の様な会話をしながら2人の自宅に向かい続けていたが、念の為ガソリンスタンドに行った。定番な展開でアメリカンなガソスタだと店主がゾンビになっているか死んでいるがどうなっているのだろうか。

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