第19話 水子の怨念
大魔王ナポレオーレの入っている水子牢。水子が何十匹もひしめき合っている。カエルのモンスター雨頭冬夜はじっと見守った。
ナポレオーレは余裕を見せて水子にモンスター用の魅了をかける。しかし、水子の様子がおかしい。ナポレオーレを見るや水子は奇声を発してナポレオーレを襲い始めた。
「キシャーーッ!! シャシャシャオーーーーーーンッ!!!!」
「な?? なんだ?? 何が起こっているんだ!!??」
水子牢に齧り付いて見守る冬夜と下がって見守るティーナ。
「さあ? お腹が空いてたんじゃないですか?」
ちょっと冷ややかな目で見てるティーナ。ナポレオーレは慌てている。
「ゴボゴボゴボゴボッ!!!!」
(なッ何だよッ!! 離せッ!! 噛みつくなッ!! 躾の悪い奴らだなッ!! 離せッ!! 服がッ!! 高かったんだぞッそれッ!!!! ゴボゴボゴボゴボッ!!!!)
水子の噛まれ服やアクセサリーを引きちぎられる大魔王ナポレオーレ。それを見守る冬夜とティーナ。異世界の精霊術はこの世界では耐性のあるアーティファクトがないようだ。
冬夜は言う。
「何じゃ? こりゃ??」
ティーナ。
「いいザマです。アクセサリぶっ壊せばいいのです。」
ナポレオーレは相当ティーナに嫌われたな、冬夜は肩をすくめた。
つづく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます