第1話 入学
僕は明日には高校に入学する。
といっても目標というのは特になく、普通の高校に入学して、友達を2人ぐらいつくって、留年しないぐらい勉強して、楽しみながらバイトをしてお金を稼げればよいと思っている。
ちなみに稼いだお金は、唯一したいことである1人暮らしの資金にとけていく。
母親に、中学生まで欲しい物を一切買わずに貯金した90万円で「1人暮らししたい!」と提案したら、猛反発された。
なぜなら、この世界は男女比1対3の貞操逆転世界だからである。
15歳の男の子が1人暮らしなどするのは、あまりにも危ないことなのであり、実際1人暮らしの男の子が知らない女性にストーカーされたり、知らない間に家に侵入されて下着を盗まれるなど様々な事件が起こってしまっている。
母親からは「瑠衣斗ちゃんみたいな初めてみた人が女の子と見間違えるぐらい可愛い子供が1人暮らしをしたらどうなると思う?」と言われた。
僕はそんなに可愛いだろうか? あとなぜ母親はぼくのことをちゃん付けするのだろうか?
僕が1人暮らしをしたい理由は1つ「1人が好きだから。」ただそれだけである。
もちろん母親に反対され、1人暮らしをさせるつもりはなかっただろうが、僕が春休み中に毎日少なくとも100回は「1人暮らししたい!!!」といったおがげかようやく諦めてくれた。
しかし条件として、1人暮らしのお金は自分で稼ぐこと、毎日の状況を報告することという2つの条件をつけられてしまった。
それでも1人暮らしはしたかったので、母親と物件を見に行き、高校から徒歩10分のアパートを借りることに決めた。
しかし以外に1人暮らしをしてみたら大変なことが多かった。
まずお金がなくバイトも出来ないので、節約するために自炊をしないといけなく、ほぼ料理をしたことないのでレシピどうりにご飯をつくり、自分でつくったご飯はこんなにも美味しいのかと思った。
他にも食器洗いや部屋の掃除、ゴミ捨てなど新しいことが多かったが1人暮らしはとても楽しかった。
新しい生活にも慣れてきて今日で春休みがおわり、
春休みの夜になってしまった。
僕は新しい生活の疲れで気づかないうちに寝てしまった。
★★★★★
朝起きたら昨日疲れが良くなっていた。
どうやら僕は昨日はやく眠ってしまったらしい。
朝食を食べ終え、歯磨きをし、制服を着て学校の支度をして家を出た。
僕は野菜が好きではない。
特にトマトとか言う物は人類の食べる物ではない。
トマトの味、食感、みずみずしさなどの全てが嫌いである。
ちなみにケチャップは大好き。
僕は家から10分歩いて校門についた。
まわりを見てみるとだいたい男女比が1対3であることを確認して体育館に向かった。
体育館に入り1年2組12番の席に座った。
再び男女比が1対3であることを確認してると入学式が始まった。
最初に校長先生が前に出て話し始めた。
「·········校長先生の話があまりにも長すぎる!!」
長いと言われている校長先生の話でも、10分ぐらいが一般的であろう。
しかし僕の高校の校長先生は30分も話し続け、入学式は1時間以上続いた。
「なんか無駄に疲れたな·········」
そう思いながら僕は教室に向かった。
僕のクラスは1年2組であった。
教室に入るのに少し緊張した。
入ってみると視線が一瞬こちらに向いてすぐに戻った。
すでに話しをしている人がちらほらいたが僕は話さなかった。
僕は友達が少なくていいので自己紹介が終わった後で趣味が会う人に話しかければ良いと思ったからだ。
席で静かに先生を待ってると男子が入ってきた。
男子は珍しいので視線が入ってきた男子に集中した。
僕の時より明らかに視線が多かった気がしたが、なぜなのかは分からなかった。
僕は不思議に思いながら先生を待った。
★★★★★
僕は1人しかいない家にいた。
「どうしてこうなったんだろう?」
10時になったら先生が教室に入ってきた。
HRで注意事項やこれからの流れを説明された。
どうやら今日は自己紹介をして終わりらしい。
出席番号順で自己紹介することになった。
クラスは31人いて、僕の出席番号は12番なので最初の方であるが、前の人達を真似して自己紹介すればよいと思った。
しかし出来るはずがなかった。
1対1で話すのですら緊張していまうのに、30人の前で話すことなど出来るはずがなかった。
順番が近付いてくるたびに頭が真っ白になっていった。
これからのことあまり覚えていない。
話した覚えてが無いので、きっと自己紹介に失敗し、友達をつくることが出来なかったのだろう。
「これからどうしようかな?」
うなだれていると母親から連絡がきた。
「入学式大丈夫だった?」
ぜんぜん大丈夫じゃなかったと思いつつ
「大丈夫だった。」
と返信しておいた。
「大丈夫かな···僕の学校生活······」
心配しながら、お金を稼ぐためにバイトをを探しているととある物が目についた。
「lives/ライブス 2期生募集!!!」
vtuberか、vtuberというのは喫茶店のバイトのように直接対面することも無いので、僕の緊張を抑えることができ、さらにお金も稼ぐことが出来るとはなんて素晴らしいのか。
「vtuberやってみたいなぁ、、、」
早速募集要項を見てみると、1次に自己紹介と2次の面接で合否が決まるらしい。
「自己紹介か···············」
今日学校で起こったことを思い出しながら、自己紹介を完成させて、応募してみた。
落ちていても別のバイトをすれば良いと思いつつ、また絶対落ちたくないという気持ちもある中、僕は眠りについた。
★★★★★
翌朝、メールを見てみると1件連絡が来ていた。
「1次試験合格おめでとうございます!」
1次試験に受かったことを喜びつつ、2次試験に対面での面接があることに絶望していた。
しかし絶望よりもvtuberになりたいのか、すぐに面接対策を始めていた。
遂に面接の日が来てしまった。
僕は人生で一番緊張しながら家を去った。
★★★★★
「うわあああぁぁぁぁーーーーーーー」
僕は1人しかいない家て叫んでいた。
「かなしい。」
相当気合いをいれて望んだ面接だったがあまり記憶が無いということはそうゆうことなのだろう。
「また同じ失敗をしていまった、、」
そう思いながらバイトを探していると、一通のメールが届いていた。
「落ちていると思うけど一応見てみようかな。」
届いた一通のメールを見てみると、
「二次試験の面接合格おめでとうございます。」
そうだよね、僕なんか1対1でも緊張しちゃうのに、vtuberになったら何百、何千人もの人達の前で話さないといけないし、同期や先輩たちともコラボしないといけないしなれるわけないよね、、、他のバイト探そうかな·········
てぇ、えええええぇぇぇぇぇ
「なんで受かってるの?」
僕のマネージャーになる人に聞いてみると、
「面接官があなたから才能を感じたからです。」
と返ってきた。
「僕に才能なんてあるわけないのに、」
僕は一体面接で何をやらかしたのだろうか。
そもそも見ず知らずの人に、いきなりため口をきいている時点で、vtuberの才能があったのかもしれない。
こうして、僕のvtuber人生が始まっていくのであった。
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0話と1話を書き終えて読み直するのに合計て12時間かかりました。
これって遅いんでしょうか?
めちゃめちゃ遅い気がしています。
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