第6話 るいちゃんのましゅまろ返信1

 目覚めた。


 今日も学校があることを憂鬱に思っているのと同時に、vtuber活動を始められるのを楽しみに思っていた。


 最初は安定のましゅまろ返信をするのが良いのだろうか?

 それとも初配信で告知した語彙力強化配信をするのが良いだろうか?


 ましゅまろや雑談は何かのコンテンツに頼らないため、その人自身のファンがつきやすい。

 そのため最初の配信にはもってこいである。


 しかし僕は雑談とか出来るわけないので、るいりすからの面白いましゅまろに返信することで、壊滅的なトーク力をカバーしようと思っている。


 僕はついったーで夕方にましゅまろ返信をすることを告知して、るいりすからのましゅまろも更に募集し、学校に向かった。




★★★★★


 長すぎる学校が終わった。


 教室に残っても特にすることもないので、ましゅまろ返信配信のために、僕は誰よりもはやく家に帰った。





[ソロ配信] 同期の初配信までましゅまろ返信するよ

7,192人が視聴中


コメント

:きたあぁー

:楽しみ過ぎて一日中寝てた

:↑大丈夫か?

:そういえば挨拶決めてないな

:こんるい

:こんるい


「僕は雪水るいと申します。本日はましゅまろ返信を行いたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。」


:は?

:誰?

:表出ろ

:代行?

:辛辣すぎて草

:だから胸が寂し···


「だから胸は関係無いだろ!お前名前メモったからな?」


:草

:い つ も の

:本性現れたね

:安心した

:胸に弱すぎる男の娘

:男の娘だから現実でも胸は······

:↑それ以上は言うな


「はい、そういうわけでましゅまろ返信をしていきたいと思います···はい。」


:怒った?

:急に投げやりになるな

:どういうわけ?

:怒ったるいちゃんも可愛いね


「挨拶決めてなかったね。タグとか全てるいにしてるし、挨拶はこんるいにしようかな。」


:こんるい

:こんるい

:こんるい

:こんるい

:ばいるい

:↑空気読め


「挨拶も決まったことだし、早速るいりすから貰った楽しくて、面白すぎるましゅまろの返信をしていきたいと思います。」


:勝手にハードルを上げるな

:るいちゃんの返答次第ではつまんなくなるかも

:私のましゅまろ、絶対答えてね

:↑絶対やばいの送っただろ



ましゅまろ

今日のパンツは何色ですか?


「今日はピンクだよ·········恥ずかしいから次!!」


:助かる

:恥ずかしいなら何でこのましゅまろ拾った?

:白からのピンクですか······

:男の娘のパンツprprしたい

:↑お巡りさんこの人です

:毎日パンツの色の時現れるなこいつ


「何で拾ったかって? それは初配信の時、パンツの色言ったらコメントが盛り上がったから、かな···はやく次!!!」


:助かる

:次回の色も楽しみ

:こんなにも私のことを考えてくれてたんだね

:るいちゃんドM説



ましゅまろ

私と結婚しろ!しなければ消費税が10.5%になる呪いをかけてやる。


「結婚はしないからね。あとなにその地味に嫌な呪い」


ゆうら:るいちゃんは私との婚約が決まっています

:?

:は?

:帰れ変態

稲原和葉/lives:るいちゃんが困るから止めようね

:いなばんきたぁ


「和葉ちゃん、いなばんって呼ばれてるんだね。あとオフコラボ楽しみにしてるよ。」


稲原和葉/lives:こちらこそ楽しみにしてるよ

:てぇてぇ

ゆうら:私のるいちゃんがあぁぁ······

:↑お前のではない

ゆうら:?



ましゅまろ

今日の天気は晴れ時々猫ですね。

ところでるいちゃんは何時に起きましたか?


「ちょっと日本語が上手ではないのかな? 僕は7時に起きたよ。」


:??

:どういうこと?

:病院いく?

:くそまろすぎだろ

:時々猫が、、天国じゃん

:↑地獄だろ



ましゅまろ

私って一体なんなんでしょうか?

私は何のために生まれたのでしょうか?

そんな謎を解明すべく、我々はエアーズロックの中に進んだ。

エアーズロックの中には、私とるいちゃんが愛し合っている姿が

「るいちゃん、私、我慢出来なくなってきちゃった。ねえ、しよ?」

「さすがに付き合ったばかりだからね···止めておかない?」

「付き合ったばかりだからヤるんでしょ?」

私はるいちゃんを押し倒し、束縛して朝まで愛し合った。


「気持ち良かったね?」


私の生きる意味はここにあったのか···············


私は目を覚ました。

なんだ夢だったのか。

現実だったらどれほど良かったのだろうか。


どうでしたか???????????????


「どうでしたか? じゃねえよ、なんだこれ、次!!!!!」


:????????????????

:なぜこれを拾った?

:今世紀最大のくそまろ

:なんこれ?

:るいちゃんと愛し合えるのか、いいかも

:↑絶対このましゅまろ送っただろ



ましゅまろ

今日コンビニでお弁当を買ったのですが、お弁当を3つに割ったら、箸が15個に増え、つまようじが144個に増えました。

本当にありがとうございました。


「·········っ、次!!!」


:草

:つまようじ増えすぎだろ

:なんこれ?

:↑わからん

:返すのめんどくさくなってて草



ましゅまろ

るいちゃんのチャンネル登録をしたら、パチンコでボロ負けし、さらに競馬でもボロ負けし、さらにさらに海外にまで行ってカジノでもボロ負けして借金が1億円になりました。

絶対にチャンネル登録をするように。


「僕の印象下がるからやめて。あと僕の責任ではなく、お前がギャンブル下手過ぎるのがいけないだろ·········次!!!」


:チャンネル登録解除しました

:チャンネル登録ボタン4万2回押しました

:↑解除してて草

:↑もともと登録してあるんだよなぁ

:るいちゃんってそんな人だったんですね、るいちゃんっていつもそうですよね!



ましゅまろ

私は高校生なのですが授業が伸び、食堂に行くのが遅れてしまって、席が埋まってしまいました。

友達がいないせいで、席が空くまで1人でぶらぶら歩いていると、まわりに「なんだこいつ」って目で見られてしまいました。

どうすれば良かったのでしょうか?

もう一度言います。

どうすれば良かったのでしょうか?


「何で2回繰り返した? 私に学校の友達がいないこと知ってるだろ······悲しくなったので次!!!」


:草

:(両方)悲しいなぁ

:わざわざ2回繰り返すの草

:るいちゃん私が友達になってあげるよ

:↑お巡りさんこの人です

:↑なぜ?



ましゅまろ

だーいすきなのは、るーいちゃんの罵倒。


「そんなに罵倒して欲しいなら、asmr販売予定だからマネージャーさんに、罵倒ボイスお願いしてみるね。恥ずかしいから絶対にasmr買わないでね·········次!」


:罵倒ボイスきたあぁー

:もう死んだって構わない

:矛盾してて草

:分かった絶対買わないね()

:絶対買うね

雪水るい/YukimizuRui:絶対買うな!!!

:草

:配信してるのにコメントしにきてて草

:ツンデレのるいちゃんも可愛いね



ましゅまろ

○の中に入るのは?

チ○コ













正解はチョコでした。

るいちゃんは何と勘違いしたのかな?


「うっざ」


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 次回はるいちゃんのくそまろ返信(後編)です。

 一体どんなくそまろが現れるのでしょうか。

 お楽しみに!

 あとましゅまろ返信は1話で終わらせる予定だったのですが、自分がくそまろ考えるの楽しくなってきたので後編に続きます。

 お風呂で1人くそまろを考えてたいと思います。

 悲しいなぁ()










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