第8話 同期の配信を見よう!2
僕はましゅまろ返信、、、いやくそまろ返信配信を終え、同期の初配信まで応援コメントを返しながら時間を潰していた。
まさかあんなにもくそまろだらけだとは思っていなかったな。
確かについったーでは、"面白いましゅまろ募集してます"とはついーとしたか、あんなことになるなんて。
るいりすのせいで無駄につかれたな。
そう思いながらコメントを見てみると、なぜか意味不明なくそまろ返信配信が好評であった。
好評なのが厄介な所であり、配信で最も重要なのが数字であるため、好きな配信ばかりやり、数字が落ち込んでしまったら元も子もない。
vtuberになった理由の1つに、1人暮らしの資金を稼ぐという理由があるので、数字が落ちるのは絶対に避けなければならない。
簡単にまとめると、疲れるくそまろ返信配信を定期的に行わなければならなくなった、ということである。
あと僕のチャンネル登録者数が90000人を突破していた。
マネージャーによると、なんかちょっとだけバズっているらしい。
僕の同期の和葉ちゃんは、チャンネル登録者数50000人を突破した所で、他の3人の同期はまだデビューすらしていないのに。
そんなことを考えてるうちに、同期の初配信が始まろうとしていた。
[初配信] お姉さんがvtuberになってやってきましたよ
5,369人が視聴中
どうやら同期2人目の名前は
肝心の見た目だが、誰もが想像するのような
the、お姉さんみたいな姿をしていた。
あと僕のアバターと違って胸が大きい。
僕は関係ないのだが。
しかし柊琴音さんのアバターを見ると、嫌な予感がした。
こういう予感はなぜか当たることが多いのである。
本当に理由は分からないのだが。
「最初に1つ、視聴者さんや見てくれてるであろう同期に言わなければならないことがあります、私がvtuberになった理由についてのことです。」
:なんだなんだ
:やばいこと言いそう
:↑やばいことは言うだろ
:実はブラコンとかか?
:実はファーストキスはお母さんとかか?
:↑vtuberになったら理由でもないし、あと偏見やばすぎだろ
「私がvtuberになった理由、それはロリとショタと合法的に話すことができ、なんならオフコラボまですることができちゃいます、私はロリとショタのためにvtuberになりました。」
:は?
:は?
:また初手問題発言
:慣れてきたな
:お巡りさんこの人です
:ここ切り抜き
:私もvtuberになりたくなってきちゃったなあぁ
:ロリとショタどっちの方が好きですか?
「どっちも好きだけど、私女性だからやっぱりショタの方が好きだな、同期にロリの和葉ちゃんとショタで男の娘のるいちゃんもいるしね、私本当にvtuberになって良かった。」
:2人とも逃げて
:やっぱりショタだよな
:↑それな
:るいちゃんショタで男の娘で可愛いとか犯罪だよね、
私るいちゃんに性癖歪められたから責任とってもらうよ
:↑は?
そういえば僕とコラボしたいって言ってた人2人いたな。
1人は和葉ちゃんだったけど、もう1人は琴音さんだったのかな?
琴音さんにもコラボokしちゃったけど、無かったことにならないかな?
ちょっとコメントしてみよう。
「早速和葉ちゃんにはコラボの連絡しちゃったし、
るいちゃんに関してはコラボokしてもらっちゃったし、何して貰おうかな?」
:るいちゃん逃げて
:お姉さんキャラ崩壊してきてない?
:↑それよりもロリとショタが大切なんだろ
雪水るい/YukimizuRui:そのことなんだけどさ、無かったことになったりしないかな?
:るいちゃん!
:逃げていいよ
「るいちゃん私から逃げられると思っているのかな?約束を破ろうとした悪いるいちゃんには、私とオフコラボして貰います。」
雪水るい/YukimizuRui:え
:[悲報]るいちゃん終了のお知らせ
:いい奴だったよ、、、
雪水るい/YukimizuRui:?
:現実を受け入れられて無くて草
「断らないってことはいいって事だよね?
るいちゃんとのオフコラボ、楽しみにしてるね?」
雪水るい/YukimizuRui:、、、、、、、、、
:オワタ/(^o^)\
マネージャー:柊琴音さんとのオフコラボも予定に入れておきます
:あ、
:さようならるいちゃん
:だんだんと外堀から埋められていっちゃってるね
:↑言い方
「和葉ちゃんとるいちゃんは配信外で、同期の力を使ってじっくり堪能するとして、一旦私の自己紹介をしちゃいます。」
:は?
:いいなぁ、私もvtuberになって、るいちゃんが汗かいた全身をゆっくり舐めまわしたい
:↑お巡りさん、コメント欄に犯罪者がいます
:本日2回目の問題発言
:るいちゃんは私の物だが?
:↑いや私だが?
:↑じゃあ和葉ちゃんは私が貰うね
:↑??????????
「改めて私の名前は柊琴音、現実で未成年と楽しいことが出来ないから、合法的に仲良く出来るvtuberになりました。これからロリとショタとのコラボを目標にしていくのでお願いします。」
:名前はいいな
:名前"は"
:楽しいこと(犯罪行為)
:BBA?
柊琴音:は?
:みんな配信で言わずに直接コメントするの草
「配信は適当に雑談や人生相談教室、恋愛相談とかもやって行きたいと思ってます。ロリとショタと仲良くなることが優先だから、配信は2番目ね。」
:人生相談教室何だよ
:なぜlives/ライブスはこいつ採用した?
:それでもほんとに配信者か?
:恋愛相談に"るいちゃんの彼女になりたいのですがどうすれば良いですか?"って相談しに行くわ
柊琴音:↑諦めろ
:(´・c_・`)
:↑なんだその顔文字
「はやく初配信終わりにして、和葉ちゃんとるいちゃんといちゃいちゃしたいので、これからタグ決めをして一瞬で配信を終了したいと思います。」
それから柊琴音の初配信は一瞬で終了した。
同期については、面接に合格してから何も知らされていなかったので、同期に大好きなロリとショタがいて、きっと配信どころでは無かったのではないか。
配信は終了しました。
19364人が視聴中
柊琴音 チャンネル登録者数 30936人
柊琴音の初配信が終了し、ベッドでごろごろしていると、1通の連絡が届いていた。
柊琴音からであり、内容はコラボの予定を立てたいとのことだった。
マネージャーには逆らえないし、通話ぐらいなら大丈夫だと思いokした。
ちなみに同期と直接話すのは初めてなので、少し緊張していた。
「柊琴音さん初めてまして、これからよろしくお願いします。」
なぜか柊琴音さんからの返事が返ってこない。
どうしたんだろう?
「、、、、これから末永くよろしくお願いします。」
え?
「すみません、どういうことでしょうか?」
「るいちゃんにこれからよろしくお願いされちゃったから、しっかりと責任取らないとね、和葉ちゃんには申し訳ないけど、私るいちゃんと幸せになるから。」
うん、これゆうらママタイプの人だ、無視しよう。
「そんなことはどうでもいいので、コラボの予定を立てるんでしたよね?」
「どうでもいいなんて酷いじゃないか愛しのるいちゃん、まあ日程とやることは決めてあるから、るいちゃんに報告するだけなのよね。」
「ありがとうございます、僕迷っちゃって予定決めてられないので。」
「愛しの人に感謝されるのもいいわね、配信はるいちゃんと適当に雑談でもやろうと思っているわ、日程は明日の夕方を予定しているわ。」
雑談は月に1度しかやらない予定だったけど、コラボならしょうがないよね、日程は明日の夕方か、、、、
明日の夕方???????????????????
「明日の夕方はいくら何でも急過ぎませんか?
まだデビューしてない同期もいるのに。」
「それじゃ、伝え終わったから通話切るわね、
明日楽しみにしているわ。」
逃げられた。
さすがに明日はまずいのではと思い、マネージャーに連絡してみると、同期の初配信に被っていなかったらしてもいいらしい、なんならマネージャーとしてはどんどんコラボして欲しいらしい。
これでマネージャーにも知られちゃったし、本当に逃げられ無くなっちやったな。
また疲れてきたし、明日学校から返って来たら、語彙力強化配信をやらないといけなくなっちゃったし、今日はもう寝よう。
ベッドに入ると、僕は10秒で寝てしまった。
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次回はるいちゃんの語彙力強化配信です。
お楽しみに!
想像よりも多くの皆様に読んで下さり、ありがとうございます。
いつもモチベになってます、本当にありがとうございます。
誰にも読まれずに終わるとおもってました。
趣味で書いているので、いつモチベが無くなるか分かりません、すみません。
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