第10話 柊琴音といちゃいちゃコラボ配信1

[コラボ] るいちゃんの初めてを貰う配信

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:うおおおぉぉぉ

:きた

:初コラボだから視聴者多いな

:タイトルやばすぎだろ

:初見の人ブラウザバック確定演出

:タイトル悪意しかないやん

:犯罪は良くないと思いますよ





 遂にこの時が来てしまった。

 この時しか来てない気がするが······


 同期からコラボのお誘いが来て、何となくokしてしまったが、今人生で2番目に後悔している。

 ちなみに1番後悔しているのは、学校での自己紹介である。


 それでも友達が奇跡的に出来た。


 ソロ配信は1人で適当に喋ってたらいいのだが、コラボ。しかも2人きりであるということは、大人数コラボように存在感を薄くして、何も話さないという技が出来ないのである。


 さらにコラボ配信の内容は、僕が最も苦手である雑談をやることしか聞かされていない。

 直接話すだけで緊張してしまうのに、配信して2人で雑談するとか、僕はこれからどうなってしまうのだろうか······





「今日はlives/ライブス初のコラボということでこの方に来て貰いました。るいちゃん自己紹介お願いね、緊張してる?お姉さんのお胸の中に埋もれる?」


:あまりにも急過ぎるコラボ

:るいちゃん逃げて

:私のるいちゃんにセクハラするな

:↑私のだが?

:さすが変態セクハラショタロリ好きBBA

:↑不名誉すぎる

:↑逆に名誉まである


「······ら、lives/ライブス二期生の雪水るいです。ほ、ほ、ほ、本日は、よ、よ、よろしくお願いします。」


:え?

:は?

:誰?

:帰れ

:緊張し過ぎだし誰?

:敬語使うな

:可愛いね


「るいちゃんのリスナー厳しいね。るいちゃん声も小さいし、緊張しすぎだよ? 同期だしもっと柔らかくいこ? それだとお胸が寂しいままだよ?」


「だから胸は関係無いだろ!!!お前配信外で覚えとけよ!!!」


:うおおおぉぉぉ

:きたあぁー

:い つ も の

:ここまで天上 

:実家よりも安心感ある

:↑お前の実家怖


「るいちゃん緊張はほぐれたかしら? あと配信外楽しみにしてるわ。」


「ありがとうございます。さっきの発言はノリなので忘れて下さい。」


「それは出来ないわね。お姉さんと配信外で楽しいことしましょ?」


:るいちゃん逃げて、超逃げて

:ずるい、私もるいちゃんと楽しいことしたい

:↑私もしたい

:犯罪者しかいねえな

:断ってもいいんだよ、こんな変態BBAの話


「······そんなことより今日は何をするんですか?」


「そんなこととかお姉さん悲しいわ。るいちゃんが酷いことしてくるから、お姉さん機嫌悪くなっちゃったわ。」


「はあぁ······どうしたら機嫌良くなってくれますか?」


「可愛い声で『ことねおねーちゃんだいすき』って言ってくれたら機嫌良くなるわ。」


:無視がいいよるいちゃん

:こんなことで機嫌悪くなってたら、社会に出たらどうなるだろうこのBBA

:は?

:ずるい

:私も言われたい

:やばすぎるこの日本が誇る最悪の変態vtuber

:流石将来刑務所にお世話になるBBA

:悪口大会始まってて草

:てもるいちゃんのおねーちゃんボイス聞きたいかも


「えぇ? ちょ、ちょっとそれは恥ずかしさで死んじゃうから、やりたくないんだけと······や、やらないと、だめ、かな?」


「······っ、も、もうむり、いちいち反応が可愛すぎる、本当にこんなに可愛い子が存在してるのか疑っちゃう。恥ずかしながら私のことを思って断らないのとことか、最高すぎる。」


:可愛すぎ

:切り抜き頼む

:録音した

:アラーム音にした

:着信音にした

:早口すぎだろ

:本性表したね

:口調おかしいですよ

:可愛すぎて正直こうなるのも仕方ない


「······最高だったわるいちゃん。てもまだあの言葉を言ってないわよね? あの言葉を聞くまで次に進まないから、言わないとどんどん配信時間が伸びていくわよ。ね? るいちゃん?」


「ほ、ほんとにいわないとだめ、です、か?」


「可愛く言っても許されないわよ、ね? るいちゃん。」


「·········もう、分かりましたよ。いえばいいんでしょ、

いえば。」


「反抗的なるいちゃんも捨てがたいわね。」


:いいぞもっとやれ

:セクハラの次はパワハラですか、この変態BBA

:るいちゃんが優しいから問題になってないけど、

訴えられたら負けますよ

:うおおおおおおおおおおおおおお

:るいちゃんのおねーちゃんボイス

:幸せ、明日死ぬのかな

:可愛いるいちゃんもいいけど、生意気るいちゃんも素晴らしいね

:↑ね、わからせたくなっちゃう

:↑お巡りさんこの人です


「·········こ、ことね、おねーちゃん······だ、だいすき、だよ。」


:····························

:幸せ、耳が

:可愛すぎてるいちゃん警察に捕まっちゃう

:これが男の子ってまじ?

:↑こんなに可愛いのに男の子とかお得じゃん

:ずるい!私もvtuberになりたい!vtuberになってるいちゃんと仲良くしたい!!!


「············っ、もう本当に我慢出来ない。何これ······

可愛すぎる。ショタが機嫌を良くしようと恥ずかしい思いをして、私のためにおねーちゃんとか言ってくれるとか、最高のシチュエーションすぎる。」


「もういいですか? で、今日は何をする予定なのですか?」


「ずっとこのままでも私はいいのだけど、今日やることを説明するわね。とは言ってもやることは特に決まって無いのだけど、まあ1つだけ決まっていることは、私とるいちゃんがいちゃいちゃするということだけだわ。」


:我慢しないと犯罪ですよ

:るいちゃんのおねーちゃんボイスやばすぎた、

:ガン無視のるいちゃん

:放置プレイいいよね

:↑そうだね変態

:は?

:雑談は?

:ずっる

:るいちゃんの同期とかずるすぎ、私もvtuberになる


「すみません。良く分からなかったので簡単にまとめてくれませんか?」


「簡単に言うと、今日の配信は私とるいちゃんがいちゃいちゃする配信ってことよ。」


「······すみません、もう一度言ってくれませんか?」


「だーかーら、配信が終わるまで、たっぷりお姉さんと楽しいことしようね? ってことだよるいちゃん。」


「·········ちょっと意味が理解できないので、もう一度言ってくれませんか?」


「もおー、るいちゃんがいじめてくる。そんな生意気な口を利いてると、もっと凄いこと言わせちゃうわよ。」


「もしかして今日のコラボ配信、ずっとあの言葉みたいなのを言わされるんですか?」


「そんなの当たり前じゃない。あの言葉なんてまだまだ序の口に決まってるわよ。」


「············今日の配信はこれにて終わりです。柊琴音さんコラボありがとうございました。視聴者の皆様もご視聴ありがとうございました。」


:ずるい!!!!!!!!!!!!!!!!!

:↑!多すぎだろ

:私もるいちゃんといちゃいちゃしたいなぁ

:聞き直しすぎだろ

:現実を受け入れられないるいちゃん

:あの言葉で優しかったの!?

:もっと凄いるいちゃんの言葉、ふへへ

:草

:終わろうとしてて草

:あまりにも唐突

:まだ配信始まってから20分しかたってないぞ

:るいちゃんにえっちな言葉言わせてほしいなぁ


「えーん、またるいちゃんがいじめてくる。お姉さんまた機嫌悪くなって来ちゃった、ね? るいちゃん?」


「嘘泣き止めて下さい。はあぁ、今度は何て言えばいいですか?」


「リスナーも期待してることだし、えっちな言葉言わせちゃおっかなぁ。」




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 次回は柊琴音とのいちゃいちゃ配信(後編)です。

 もしかしたら中編になるかも知れません。

 一体るいちゃんはどうなっちゃうの?(棒)

 次回もお楽しみに!


 るいちゃんが現実にも存在してればなあぁ······












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