概要
偉大なる魔術師が死んで1000年。ある男が、ホムンクルスの前に現れた
書類仕事が苦手なトレジャーハンターのイリス。
そんな彼を見かねて、ギルドマスターの娘エルザは提案した。その内容は、かの偉大なる魔術師のホムンクルスを連れてきて、代わりに書類仕事をさせること。
ところが、そのホムンクルスがいるお城では、バッファローが橋を執拗に壊していた。
沼を渡ったイリスが見つけたのは、『最高傑作』と呼ばれたホムンクルス・アオレオーレ。
本来なら出会わなかった二人が、1000年の時を超えて出会う……。
※現実におけるトレジャーハンター(盗掘者)と考古学者は全く別のものですが、この物語においてトレジャーハンターギルドはほぼ考古学者のような立ち位置となっています。
そんな彼を見かねて、ギルドマスターの娘エルザは提案した。その内容は、かの偉大なる魔術師のホムンクルスを連れてきて、代わりに書類仕事をさせること。
ところが、そのホムンクルスがいるお城では、バッファローが橋を執拗に壊していた。
沼を渡ったイリスが見つけたのは、『最高傑作』と呼ばれたホムンクルス・アオレオーレ。
本来なら出会わなかった二人が、1000年の時を超えて出会う……。
※現実におけるトレジャーハンター(盗掘者)と考古学者は全く別のものですが、この物語においてトレジャーハンターギルドはほぼ考古学者のような立ち位置となっています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!これは出逢いの物語
この小説には、構成がこれで合っているのか、悩むところもあります。長い物語の序盤として見ると違和感がないという気もします。ですが、本作としての締めはありますから、この長さの物語として見ます。
ディテールを除けば、これは普遍的で時を経ても変わらない、異なる存在が出逢う物語。違い過ぎ、接点を持たないところから徐々に歩み寄る、その進みはいつの世も精神を持つものならば変わらないと思わせます。
かといってディテールを疎かにしていません。長い物語の序盤としてならと書いて失礼致しましたが、本当に長編一本書けるくらいの世界設定を構築しているのですから。これが短編で終わるのはもったいないと思えます。
堅固…続きを読む