第11話
冒険者の木崎さんは、なんと2個も注文した。
俺は多少心配になりつつ、パンを作っておいた。
すると、数分で彼が来た。
「すみません、予約していた冒険者の木崎です。代金はこれで」
彼が出したのはざっと300万。札束だ。
「購入していただきありがとうございます。商品はこちらです」
俺はそのパンを渡すと、彼は一つをちぎってすぐに口に入れた。
「ん、これやばくないか?値段はそこそこするけど、お値段以上だろ、、」
そして彼は、自分の持ってる残りのパンを俺に返した。
「これさ、めちゃうまいけど、みんな買えないよな。俺は一つ持って帰るから、もう一つは試食用にしといて」
俺は初めて、彼が冒険者の間で尊敬されている理由を知った。
彼は誰にでも平等に、と考えている。
俺は、彼に渡されたパンを試食用に作り替えた。
そして、そのおかげか。
SNSですぐに話題になり、トレンドの上位五位を独占した。
実は、この店は結構海外でも話題になってたりする。
だから、海外ニキたちも俺たちのパン屋で見かける。
世界一も夢じゃないかもな、と思いつつ、冒険者の木崎さんからどうやら話があるというので、少し待った。
「突然呼び出してすまないね。」
「こちらこそ、試食用として寄付してくださりありがとうございます」
「いえいえ、とんでもない。それで、伝えたいことがあってね。」
「なんですか?」
「言いにくいんだけど、少し小耳にはさんでね。破滅クランが、この地域と手を組もうとしているんだ。要するに、ダンジョンごとクラン配下にしようって魂胆だね」
「え」
「俺は前から破滅クランのことが気に入らなかったんだ。そのうえ、今回のように俺が気に入ったところをつぶされるってなったら、反撃するしかないよね」
「ていうことは、、」
「重ね重ね悪い、俺も少し協力させてくれないか?」
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