第8話 再開
”…稲荷?”
「あの!すみません、ダンジョン側からダンジョン内へ話すことは可能ですか?」
《はい。可能です。ダンジョンを作り変えるとき、侵入者を追い出す前に通告しておくためです。》
「ありがとうございます。」
〚やっほ~〛
『!? え、まさか…芽生?』
〚そうだよ〜。もうそろそろそっちに着くから待ってて〜〛
『え?え?』
・
・ 移動中…
・
「やっほ~」
と、私は言う。
「あ、え?ほんとにほぼ変えていないじゃん。」
「そうだよ〜?」
「いやちょっとは変えな…いや、なんでもないわ。」
「?どうした?」
「…てか、どうして、というかここなに!?」
「えっとね〜、――事情説明中――」
「なるほど。ってなるかぁ!?なんですかダンジョンって!?」
「いやダンジョンはダンジョンでしょ。」
「いやだからぁ!!」
「ふふふ…あはははっ!!」
「もぉぉ〜〜…ふふふっ!」
「「あはははっっっ!!!!」」
◆
「あ~~…はっは!は~。笑いつかれた~。」
「そうね~。はぁ…もうどうでもよくなってきたわ。」
あ、そういえば…
「稲荷をさ、なんかダンジョンの関係者みたいなものにしていい?」
「え!?…まぁ…いいけどー。」
「て、ことで、よろしくお願いしますね、コアさん。」
《はい。わかりました。 稲荷 をダンジョンカスターと設定します。》
「あ~…うん…」
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