第13話 襲撃者視点

掲示板にダンジョンが出た、と言っている輩がいたが、まぁ、嘘なんだろうなぁ。

じゃあなんで今まで出なかったんだ、って話になる。

あと、少し羨ましい気持ちにもなってしまうよね。

僕だって、一応そんなのに憧れることはあるからね。


「おーい、カイ?」


あぁ、呼ばれちゃった。


「はーい!」










さぁ、ついにダンジョンとやらに来た!


《現在、プレイヤーが作成したダンジョンに入りました。》


え…!?本当…だったんだ。


「ロエさん、検証とかしときます?」

「んー。まぁそのあたりは情報屋ギルドに任せておこう。」

「あれ、このゲームにギルドって実装されてましたっけ?」

「あぁいや、ギルドが実装される前から一応ギルドの体制を組み立てておこう、という話になったみたいだからだな。」


へぇ〜。実装したら誰かとギルド立てて見ようかな?


「まぁそんな話はいいんだ。とりあえず進んでいこう。」

「まぁそうですね。」



そう会話しながら、カイたちはダンジョンの奥へと進んでいく…



「それにしてもこのダンジョンなんか気味が悪いですね…」


なんか…墓地みたいだな。

出現するのもスケルトンとかゾンビだし…


「あ、ロエさん」

「ん?どうした?」

「なんか洞窟みたいなところがありますけど…どうします?入りますか?」

「まぁ…そうだな。とりあえずライトつけて行くか…」

「よし、それでは向かいましょうか。」



そして彼らはダンジョンの奥地へと進んでいく。




――――――――――――――

ちなみにロエさんはダンディーな人。

カイはショタだけど大人っぽい感じ。

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