第16話昇華完了


よし…これで[ダークスケルトン]に昇華完了かな。

さて、ステを見てみようか。




名前 メア

性別 女

レベル 5/15

種族 ダークスケルトン(残り10レベル)

職業 迷宮使い(進化可能)

HP 70

MP 90

攻撃力 70

防御力 50

素早さ 70

魔攻 100

幸運 40

SP 80


《スキル》ダンジョンクリエイト 突進 ●●の残滓 合成


ん?

え????

なんか色々追加されてない???

よし、よく見ていこう。


[●●の残滓]


このスキルを得ることで、特別な昇華先に行ける。

その先は―を――殺――と――――――。


これ以降は文字がかすれていて読めない…


[合成]

モンスター同士、アイテム同士、モンスターとアイテムを合成する事ができる。

その際、ランクが上がるが、たまにランクがそのままのときもある。



ほむ…



え待って、絶対に見逃せないものあったが???

まず残滓。その先はなに!?!?!?殺…???


そしてその次。合成。

チートやんけ。配合…とかの上位互換じゃん。

だってアイテムとかもできるんだよね?


えー。じゃあ使ってみるか…


「…あ」


ん?


「奏空!」


「どうしたの?」

「いやだってあなた何回呼びかけても返事しないじゃん…」

「あ…ごめん。集中してた。」 

「そんなに集中してどうしたの?」

「すてーたす やばい」

「脳溶けてるじゃん…少し見てもいい?」

「いいよ」



◆(ステータス閲覧中…)







「えぇ…何よこれ…運営バランスおかしいんじゃん?」

「それはわかる。合成やばい。」

「それより正直●●の残滓が意味わからないよ…」

「たしかに…特別な昇華先…ってなんだろう?」

「いや、それも気になるのだけれど、先は…殺…って何?」

「私が聞きたい…もしかしてだけどさ、なんかすごい人殺しちゃったりするんじゃないの〜?」

「そんなことあるのかしらね〜」


[ジージージー!!!]


「へ?へ?」


《ダンジョンを作成済みの方々へ

この世界で2つ目のダンジョンができました。(NPC)》


「お〜!!新しいダンジョンができるのね!」

「同盟かなにか組みに行く?」

「いいね!」


そう、奏空と稲荷は会話をして、いつの間にか夜になっていた。

奏空はスケルトンだが、スケルトンには隠しステータスというものがある。それは夜の間はステータスが2倍となる。


そんな事も知らずに、奏空は遠足に行くかのようにるんるんで準備をしている…


そして、準備が終了した。



「さぁ、ダンジョンいくどー!!!!!」

「お、おー…!」








「ついたどー!」

「はぁ…はぁ…つらすぎないかな…?」

「えー?あんなの全然大丈夫でしょ〜!」



少し遡る…


「いや〜モンスター多いね〜」

「いやそんなゆったりしている状況じゃないよ!!」

「え〜?」

「目視下だけで20体以上いるよ!?」

「そーだけどさー」

「後ちゃっかりちくちく攻撃食らってて普通に痛いんだけど!?」

「え?そんな痛くなくない?」

「普通に痛いよ!」


うーん…言ってもそんなに痛くないんだけどな…

ちょっと痛覚敏感なんじゃないの?



――――――――――

奏空は病気になっていて、痛みは他の人よりも我慢強いです。

稲荷の痛みを例えると、インフル注射をずっと何回も刺されている感じです。(5秒に3回ほど刺されています。)


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