第19話 整理

「っはぁ‥はぁ‥大丈夫!?奏空‥え?」


「やっほー」


「うぅ‥どうしてこんなことに‥」


「な‥‥なんか増えてるぅぅぅ‥!?」






◆ ・・・事情説明中・・・ 








「はぁ‥敵が異様に弱かったからいじめて眷属にした〜?」

「うん」


「奏空にも言いたいことはあるけど‥カグレアちゃんだっけ?」


「はい‥そうです‥」


「もう少しメンタルと防御力鍛えよっか?」


「いや‥当たらなければいいかなって‥」


「馬鹿でしょ。」


「一旦ちょっと奏空は黙っててね。」


「はい‥」


「はぁ‥取り敢えずカグレアちゃん、ステータスを見せてくれるかな?」


「え‥でも‥我のことは主が言わないと‥」


「あーカグレア、ステータス開示して。」


「わかった。」


名前 カグレア・ストラル

性別 女

レベル 255(NPCの限界レベル)

種族 泥混(最高種族)

職業 忍者

HP 1200

MP 300

攻撃力 340

防御力 3

素早さ 450

魔攻 125

幸運 99

SP 10


《スキル》 魔王の資格(失効) 泥魔術 火炎魔法


ん‥?

魔王の資格‥か。





は?

色々ツッコみたいことがある。

まずレベル255って何?

んで体力多いな!?

全体的にステも高い‥


そう考えながら、奏空と稲荷の二人は考え込む。

ただカグレアはステータスを見せただけなのに、どうしてなんだ?と思い始めた‥


「あの‥」


「‥なに?」


「どうして皆さんだまっていらっしゃるんでしょうか‥さみしいんですけど‥」


「「‥!」」


そう驚き、奏空たちはカグレアを抱きしめた。

カグレアは困惑が混じってはいたものの、少し微笑んでいるような気もする。


そうだ、言い忘れていた。

実は今、カグレアは銀髪の幼気な子供になってしまっている。


つまりは微笑ましい光景ということだ。


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