スケルトンダンマスが往く!

哀歌

現実世界

第1話 わたしのせかい

光のない病室にて、

一人の少女が…いや、――――――と言うべきか。

まだ言うべき情報ではなかったかな?

ふふっ。まぁ良いでしょう。

さぁ、今から――――――の新しい人生が始まります。その人生に、光があらんことを。




「んぅ…」

そう、私は病室で目を覚ました。

だが、その世界に光はなかった。

私は光線過敏症、いわゆる光アレルギーだ。

だから、この病室には光が宿っていない。



そう、言っているうちに…

ノックがあった。




「芽生さん、起きていますか?」




そう、看護師さんの声が耳に入ってくる。

そういえば、自己紹介をしていなかったっけ。

私は奏空芽生(そうあ めい)。          

ず〜〜〜っとここにいて、勉ぶことはできているが、友だちと遊ぶことはない。

あぁ、そうだった、返事をしなくてはいけないね。


「うん。おきてるよ。」


そう、私は返事をした。

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