第11話 迎撃戦

さぁ…うちの子たち、勝てるかな?

「ん?」

「え、どうしたの稲荷?」

「えっとね〜…討伐隊みたいなの組むらしい…」





…は?

「えまってやばくない?」


そう、奏空が冷や汗を出しながら答えた。


「ええ、相当まずいね…」

「とりあえずこっち強化しなきゃね」

「ええ。なにか打開策はある?」

え~~~〜っと…あっ!

「そうだ!そうじゃんガチャあるじゃん!!

価格価格…え、十連1000DP?やっす」

「引いてみましょう…いや引くしかないね。」

「「お願い、いいモンスター来て〜〜!!」」


1.ネッコ  D

2.鎌鼬 E

3.魔光樹 B

4.サラマンダー A

5.スーライト A

6.ミノタウロス B

7.アントクイーン S

8.リッチ A

9.ライトニングドラゴン S

10.ビーナイト A


お…おお?

あれ、まって、アントクイーン…





”進化できる”?

「ねぇねぇ、稲荷〜。」

「どうした?」

「アントクイーンが進化できるらしいからさ、進化させてもいいかな?」

「え、進化条件は?というか、どうやって進化させるの?」

「なんか経験値を消費するらしいんだけど…道中で倒したウェアウルフ?ってやつが1000くらい落としててちょうど足りる!って思ったから言った!」

「はいはい…じゃあ進化させてみましょうか…」


【アントクイーン を アントチャルクイーン にしますか?】


「はい!!」

【アントチャルクイーン に進化しました。】


「あ、ねぇねぇ奏空、アントチャルクイーンって何?」

「コアさーん」


《はい。

アントチャルクイーン とは、通常のアントクイーンと違い、子を多く成す能力が高くなり、通常は一回につき20体ほどですか、アントチャルクイーンは100体ほど一気に埋めます。なので、アントチャルクイーンは能力値や特性を強化してくれる魔名をつけて損はないでしょう。》


「なるほどなるほど…ならアントチャルクイーン召喚!」

「シュルルル…」

「じゃあ君は…優亜だ。うん。優亜、よろしくね。」

「シュルルルル!!」


そういって、優亜は穴を掘り始め、巣を作ろうとしていたが、奏空が止めた。


「あ、優亜ちょっとまって。」


そう、奏空はダンジョンメニューを弄り巣を作った。


「シュルルルル!!」

「あははは、ありがとうって言ってるのかな?」

「そうかもしれないね・・・そういえば襲撃をどうするか、という話じゃない?」

「あっ!?じゃあ、とりあえず優亜!《卵産み》!」


そうして、優亜は百個の卵を産み、だんだん孵化して言って、アントナイト、アントテイマー、アントアーチャーが出現した。

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