第3話 ダンジョン潜入
――約120年前、突如 世界各地に謎のワームホールのようなものが現れた。中に入ると外とは全く違う景色の場所に飛ばされる。薄暗い洞窟や緑豊かな自然、湖などが例だ。人はそれをダンジョンと名付けた。
ダンジョンが現れると同時に『スキル』というものが現れた。スキルはダンジョンに足を踏み入れると勝手に自分の能力として開花する。スキルでは今まで非現実的だった能力が使えた。例を挙げると魔法とか、身体能力を上げることができたりするものなどがある。それらを駆使して探索者はダンジョンに現れるモンスターを倒していた。
また、ダンジョンで手に入る資源で人間の生活は、ダンジョンが現れる以前とはガラリと変わった。
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心地の良い朝を迎えたヤクモは近くのダンジョンに足を運んでいた。
「さぁて、どんどんと倒してレベルを上げるか。」
ダンジョンには階層がというものがある。
上から順に上層・中層・下層・深層・
上層では比較的探索者になったばかりの初心者たち or Eランクにでも倒せるモンスターが出てくる。ほとんどはスライムだが。そんなところに俺はいた。
「プニョォォォ!」
俺は一体のスライムと戦っていた。通常スライムの攻撃は体当たりしかないので一番倒しやすいモンスターだ。
俺は息を吸って短剣を振り上げた。
――ズバッ
「プニョアァァァァ」
スライムはそんな悲鳴を上げてお亡くなりになった。
ふぅ、普段から自分を鍛えていてよかった、うまく動けてる。
「もう少しだけスライムを狩って体を慣らすか。」
そう言った俺は数十体のスライムを倒していくのであった。
―――――――――――――――――――――――
「よしっ、スライムくらいなら難なく倒せるし、次の階層に行くか。」
そうして俺は中層に向かった。
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