第13話 また出会ったんだが
「いや面倒くさいのは君のことではなくサワのことで...」
「いやお前さっき俺のことを面倒くさいって言ってたよな。いい人ではあるけど面倒くさいって」
「...」
俺は今窮地に立たされている。昨日から会いたくないと思っていた
「そんなことより今日サワがさ〜」
「おい、話を逸らすなよ。俺はまだ面倒くさいって言われたことを許したつもりはないぞ」
こういうところがこいつは面倒くさいのだ。
ちなみにサワというのは俺と
「まあ面倒くさいと言われたことについても大切だか俺はそんなことを話しにきたのではない。まさか
そう言い
「だからそんなんじゃないって...」
「お前さ、そろそろうざいぞ。だってこの女を家に泊めてて、しかもこうやって一緒に学校にも来てるんだろ?そんなの彼女じゃなければ逆になんなんだよ」
「だからただの友人だって。お前だって友達を家に泊めたり、友達と学校に来たりするだろ?そういうことだ」
「いや異性の友人にそれは踏み込みすぎだろ。俺だってしたことないわ」
「あー本当に面倒くせぇ、
「確かに私たちは周りからみるとカップルに見えますね」
「いや分析してないで助けてくれよ」
「なるほど、その女は
本当にこいつは面倒くさいしうざい。だからこいつには
「まあ俺は友人のイチャイチャを邪魔するほど野暮なやつじゃあない。面倒くさいと言った件についても
そう言い、安藤は学校へ向かって走っていった。絶対あいつはクラスに俺たちのことを広めようとしている。それはなんとしてでも阻止したい。
「
「別に良くないですか、私たちがカップルって思われても」
「は?」
ついに
「
俺がそう言うと、
「冗談ですよ、
そう
「ほら、追いかけないと私たちがカップルってことになっちゃいますよ」
そう言ってから、
俺はしばらく呆然としていて、そこから動くことができなかった。
——お願い——
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