第10話 仲直りをしたいんだが
「別に怒ってないですよ。少し怖いと思ってしまっただけです...」
怖い、
「もしかして、俺が
「...そうです」
確かに、まだ出会って1日程度の男から突然首を触られるなんて恐怖を抱くのも当然である。なぜ俺はその程度の配慮もできなかったのだろうか。いや、今は謝る方が先だ。
「本当にごめん、確かに知り合ってから1日ぐらいしか経ってない男から突然首を触られるなんて怖いのも当たり前だよな」
「いえ、私がなかなか
「でも
「だからそうではなくて...少し家のことを思い出してしまったんです」
俺は
「俺は
「なんでそこまで...」
「好きだから」
「え?」
「
「
俺は
「ちょっと話しすぎちゃいました。オムライスもすっかり冷めてしまいましたね」
「レンジで温めてくる」
すると、
「でも...冷えたオムライスもとっても美味しいですよ。今まで食べたことないぐらいには」
「俺めっちゃ恥ずかしかったくね?」
夕飯後、お風呂で俺は一人思った。
「普通に
俺は一人で悶絶していた。
「あー、ここまで気持ちよくないお風呂は初めてだ」
俺はお風呂から上がり、体を拭いていた。悶絶していたらいつのまにか30分ぐらい経ってしまっていた。感覚では5分ぐらいだ。
「マジでどう言い訳しようかな」
俺はどう
「
「わかりました。入ってきますね」
「
俺が話そうとした時、
「
「うっ、それは言葉のあやで...」
「じゃあ嘘ってことですか?」
「いや嘘ではないけど...」
「別にそんなに怯える必要ないですよ。それに別に悪い気はしませんでしたよ、
「え、それってどういう」
「じゃあ私お風呂入ってきますね」
——お願い——
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