ブリキの姫とカカシの王子

５年前の災害によって、身体の大部分を義体に置き換えて生き延びた少女メアリー。彼女は危険な仕事である運び屋をこなすことによって、義体を維持するための金をなんとか稼いでいた。そんなメアリーに怪しい仕事が舞い込む。金に困っていたメアリーは報酬の高さからその仕事を引き受けた。いつも通りの仕事のはずが、その荷物は曰くつきで、少しずつ日常がおかしくなっていく。そんな中、一人の青年がメアリーを訪れた。彼らの出会いにより、物語の歯車は大きく動き始める。