もしもあなたの身に、不可解な出来事が降り掛かったら?見えないはずのモノが見え、聞こえないはずの音が聞こえ、感じてはならないナニカを感じたら?じっと佇むソレから逃れるために、あなたがすべきこと。その答えがここにある。
修学旅行で遊園地に行くことになった。皆が楽しみにしている中、主人公だけが喜べないでいた。 それは城址をバスで通った時に、落ち武者たちが迫って来ていたからだ。しかもこの落ち武者たちの姿が見えるのは、主人公だけだった。遊園地に着いても、主人公だけが下りられない。 そんな中、主人公の具合が悪くなったと思い、引率の先生が主人公を帰すように手はずを整えてくれたのだが……。 見える世界が違うだけで、こんなに苦しくて怖い。 果たして、遊園地に向かった皆は、無事なのか? そして、主人公は? 是非、御一読下さい。
霊魂はその土地に執着し、そして目撃する「私」はそこを動けない。流動性を拒否する「自縛」「地バク」の関係に着目したい。
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