山谷灘尾

魔石とか変換器とか不思議なものの中に日常が混じり合ってとてもカラフルな世界が展開しそう。

霊魂はその土地に執着し、そして目撃する「私」はそこを動けない。
流動性を拒否する「自縛」「地バク」の関係に着目したい。

とても読みやすく、しかも世界観がブッとびで私、ハマりました。
応援させて頂きます。

これが未来に描かれる神話だとして、それを読み、感化される未来人の存在を思う時、この作者の描写力に、かなりの現実感と既視感で満たされて神話の信者になるかもしれないー説得力が感じられる…続きを読む

素晴らしい、ストーリーがビジュアルになってきます。
歴史好きの私はいい小説に巡り合ったことを喜んで
いる次第です。

とても哲学的なテーマで、宗教とか神とかを考えるヒントになりました。
素晴らしいです。

ポテチの袋を開けて、なんだか分からないけれど
止まらなくなる、そんな魅力に溢れています。
なんだろう、人生の不思議な現象です。
時々のひらがな表記もいいですね。

現実からぶっ飛ぶ非現実。
こういうのツボです。

ファンタジーの世界に現実世界が混入してくる世界観が
私にはすごくアピールする。複合した世界が実にユニークで
刺激的だ。

辞書を使わず、英語に慣れながらどんどん読む。素晴らしい啓蒙になってます。 日本語訳、をしながら読むのが最も語学の上達からは遠い道です。初めは辞書を引きながら、それこそ和訳を入れても…続きを読む

人それぞれに異なった人生が
あり、そこから一つの事件に
繋がっていく展開が面白く、
継続して読みたくなる作品です。

これこそ迫真のストーリーテラーだと思いました。 次つぎに起こる予期せぬ展開とスリラーの 不気味さ。共感と賛辞を目一杯贈りたいです。 頭の中でずっとマイケルジャクソンの「スリラー」が…続きを読む

西洋の文学論は巷に満ち満ちて
いるが、このように東洋の発想で
述べられたものは逆に新しく
グローバル時代の新しい文学論だ。

ブタというと余り禁欲的な動物のイメージではなく、坂道は下りで
楽ではあるが、そういう気負わず自然に生きているのかを問う
良作と見た。大人ものとしても児童文学としてもいい。

この世の裏側には何があるのか、現実も含めて イマジネーションを高めてくれる異世界小説 です。日常が急に非日常に変化する接続面が とても大胆かつ自然に描写され、プロットが スリリング…続きを読む

数々の造語彙が世界観を作り、そして巧みな構成力と
状況描写で、読者をビジュアルの中へ引き摺り込む
力を持った素晴らしい作品です。現実を忘れて
作品世界に溺れる価値あり！

絶望に近い主人公が巡り合う人々のサポートによって
癒され、希望を再生してゆくストーリーによって、
現代における救いの可能性を感じさせる良作です。
オススメ。

登場人物がそれぞれにキャラが立っていて
文章も畳みかけるように速度感と
緊張感が増しています。
このままストーリーを追いかけて
行きたいですね。

前世紀的な郷愁ある異世界にありながら
どこか違和感のあるアンバランスな世界観が
素敵に表現され、上質なアニメのような
映像が目に浮かぶ巧みな表現に溢れる
作品です。