絶望に近い主人公が巡り合う人々のサポートによって癒され、希望を再生してゆくストーリーによって、現代における救いの可能性を感じさせる良作です。オススメ。
ぶっ飛んだ設定のぶっ飛んだ小説を目指しています。 歴史、宗教、芸術、科学、哲学、言語学などの謎めいた部分に光を当てて、文系、理系の根底をぶち抜いたこれまでに…
ひとの心はやじろべえみたいなもので、多少荒っぽくつつかれてもその衝撃はゆらゆらと揺れて吸収されますが、バランスを取っている重しが少しでも欠けるとと、途端にあっけなく落ちてしまいます。一度バランス…続きを読む
ささやかな幸せは、少しずつ狂い、主人公は心に傷を持ったまま家を出た。 そして主人公は同じように心の傷を持った仲間が集う、シェルターに身を寄せる。少しずつ外に出て、少しずつ働いて、少しずつ立ち直っ…続きを読む
胸が締め付けられるような展開で、雨上がりの終わり方に、いつまでも余韻を味わいました。 過去のトラウマって、そんなに簡単に忘れるものではなくて、自分もいくつかのトラウマを、今でも夢に見ることがあ…続きを読む
DV彼氏からのがれてシェルターに移って来たある女性が、少しずつ回復して歩きだす物語。おそらく綿密な取材にもとづいていると思われます。傷付けられた人が回復するまでには、これほど時間がかかるのかと驚…続きを読む
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