剣士と狂戦士と女海賊の肝試し 1
狂戦士「はい、ということで今日は廃病院にやってきました」
剣士「何だそのYouTuberみたいなノリ」
狂戦士「でよ、何でこんな所に俺様を呼び出しやがった? 無理心中か?」
剣士「もしするんならお前だけは選ばねえ。……この廃病院の奥にはレアアイテムが落ちてるらしいんだ。それを取りに行きたい」
狂戦士「それは良いが、そこのお子様は何でいるんだ?」
ーー剣士の傍には女海賊がいた。
女海賊「おっはよー!」
剣士「昼過ぎだぞ。何でお前ついて来たんだ」
女海賊「だって部下はみんな冒険に行ってて暇なんだもん」
剣士「漁業な?」
狂戦士「ったく、テメエもロリコン趣味はホモホモにしとけよ」
剣士「ホモホモって何だよ。ほどほどだろ」
狂戦士「じゃあホモホモに入ろうぜ」
剣士「いやどんな侵入方法だよ……あれ? 狂戦士、お前足震えてない?」
狂戦士「ああ?! ふ、震えてねえよ!!」
剣士「あ、お化けだ」
狂戦士「うわあああああああああ!!!」
剣士「嘘だよ」
狂戦士「だ、だと思ったぜ」
剣士「あ、やっぱりお化け」
狂戦士「火ええええええええええ!!」
女海賊「発情期の野鳥みたい」
狂戦士「んだとガキぁああ!」
女海賊「あ、お化けさん」
狂戦士「ピャああああああアアアア!」
ーー狂戦士は穴を掘り始めた!
剣士「反射行動おかしいだろ。完全に遊ばれてんじゃねえか」
女海賊「狂戦士おもしろーい」
剣士「狂戦士、お前やっぱ怖いんだろ? 外で待ってて良いよ」
狂戦士「馬鹿にすんじゃねえ!!! 俺様を誰だと思ってやがるぁあああ!」
剣士「じゃあ入るか」
狂戦士「でも手は繋いでよね!」
剣士「嫌です」
ーー廃病院の中は薄暗く、異様な空気で満たされている。
狂戦士「アアアアアアアア!」
剣士「どうした!?」
狂戦士「お風呂沸かしてくるの忘れた!」
剣士「しらんわ! こんな時にややこしい声出すなよ!!」
狂戦士「しかしテメエ、さっきから俺様の足を掴むの止めろや」
剣士「え、いや俺じゃないぞ」
狂戦士「は?」
剣士「だって俺はお前の前歩いてるのに、どうやって掴むんだよ」
狂戦士「え、じゃあこの手は……」
ーー青白い手が狂戦士の足首を掴んでいる。
剣士「で、出たああああああああ!!!」
狂戦士「いやあああああああああ!!!」
ーー狂戦士はパニックで全裸になった!
剣士「(くっ! 何て早技だ!)何で裸になるんだよ?!」
狂戦士「取って! これ取ってええ!!!」
剣士「わかったからじっとしてろ! あと今すぐ服着ろよ!」
女海賊「ねえねえ剣士」
剣士「今爆発物の処理で忙しいから後にしろ!」
女海賊「でも落とし物があったっよ。これがないと落とした人困るよ」
剣士「ああもう、何だよ!」
女海賊「ほら、誰かのお手手」
ーー女海賊は「青白い手」を持っている。
剣士「そうだな、それがないと困るああああああああああああわあああ!!!!!!」
女海賊「発情期の野鳥ごっこ流行ってるの? 私もやる! ああああああああああああああああああ!!」
剣士「やらんでいい! そんな物拾っちゃ駄目えええ! 早くポイしなさい! ポイポイ!」
女海賊「分かった。ポイポイっ」
ーー女海賊の放り投げた手が狂戦士のチ●コを掴んだ。
狂戦士「ぎゃあああああああああ! 何これ! 何これ!!?」
剣士「うーん、ミラクル」
狂戦士「感心してる場合かっ! 早く取ってこれ!!」
ーー狂戦士は手を振り落とそうとチ●コを振り回し始めた。
ーーそれでもお手手は取れません。
狂戦士「おおきなカブみてえなナレーションやめろや!」
剣士「いやグリップ強いな」
狂戦士「何感心してんだテメエ!!」
女海賊「剣士、あれ何?」
剣士「お前は見ちゃ駄目!!」
ーー剣士は女海賊を抱えて逃げ出した!
狂戦士「一人にしないで怖いのオオオオオオ!」
ーー狂戦士feat.手はチ●コを振り回しながら追ってきた!
剣士「お前が一番怖いわ!!!」
狂戦士「このままじゃチ●コもげるうう!」
剣士「じゃあチ●コで風を切り裂きながら走ってくるのやめろ!! 遠心力で余計に取れるだろ!」
女海賊「ねえ剣士、追いつかれるよ?」
剣士「大丈夫! 今の狂戦士はチ●コを振り回すことによって揚力が生じている。それが空気抵抗になって俺たちには追いつけない!」
女海賊「なるほど。分かんない」
ーー果たして三人は無事廃病院から出ることが出来るのか?
続く
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