頭のおかしい奴しかいないギルドの会話劇

剣士vsいじめっこ 1

ーー剣士は庭師の箱庭でお茶を飲んでいた。

剣士「しかしお前、学生なのに学校行かなくて良いのか？」

庭師「干しぶどう食べる？」

剣士「相変わらず会話が噛み合わねえな」

見習い魔導士「剣士さんこそ、毎日お茶会やってて大丈夫なんですか？」

剣士「お茶が美味しいから大丈夫だ」

見習い魔導士「駄目みたいですね」

庭師「学校にはぁ、植物さんをいじめる人がいるからぁ、行きたくないのぉ」

剣士「どこにでも嫌な奴がいるもんだな」

？？？「おい、庭師はいるか？」

ーー太った少年が訪ねて来た。

ーー庭師は机の下に隠れてしまった。

剣士「雷に怯える犬かよ。えーっと、どちら様ですか？」

？？？「僕の名はグランダーク。おい貴様。その女を引っ張り出してこっちに連れて来い」

剣士「は？」

見習い魔導士「ちょっ、剣士さん！　まずいですよ」

剣士「何だよ。トイレなら突き当たりを右だぞ」

見習い魔導士「いやおしっこじゃありませんよ！　その人はこの街で有名な貴族の息子です！　怒らせると酷い目に遭いますよ！」

貴族の息子「おい庭師。早く学校に来い。貴様が来ないとペットに食わせる草が足りん。あと僕の食べる野菜も不足しがちだ」

剣士「（痩せろよ）」

庭師「貴方は植物さんを大切にしないから……いや……！」

貴族「ほう、ならばこうだ！」

ーー貴族は庭の草花を踏んづけ始めた。

剣士「おいやめろよ！」

ーー剣士は立ち上がった！

見習い魔導士「剣士さん何するつもりなんですか！」

ーー見習い魔導士は剣士のズボンを引っ張った！

ーー剣士のチ●コが現れた！

剣士「うわっ！　お前が何してくれてんだよ！」

見習い魔導士「ご、ごめんなさい！　本当はおちんちんを掴んで止めようとしたんですけど！」

剣士「殺す気か！」

ーー貴族の息子は庭を破壊し続けている。

庭師「やめて……‼︎」

剣士「やめろって言ってんだろ！」

見習い魔導士「剣士さん早くちんちんしまって下さい！」

剣士「お前が出したんだろうが！！」

貴族の息子「ハッハッハッ！　止めれるものなら止めてみろ！　下人の分際で僕に触れた時点で貴様は死刑になるだろうがな！」

ーー剣士は味噌をぶっかけた！

貴族の息子「うわっ！　臭っ！　何だこれはぁ！　美味しい！」

剣士「どんな時も食に貪欲か」

貴族の息子「貴様ぁ！　この僕にこんな仕打ちをしてただで済むと思っているのかペロペロペロペロ！」

剣士「うるせえぞ豚汁」

貴族の息子「ええっ！　豚汁どこ！？」

剣士「お前のことだよ！」

貴族の息子「何だと！　僕に向かってぺろぺろペロペロペロペロォ！！！！」

剣士「（こいつは手遅れかもしれねえ）おいデブ。ここは庭師が大切に育てた植物の庭だ。それを踏み付けるのは誰だろうと許さねえ」

庭師「剣士ちゃん……」

貴族の息子「手を出したな！　この僕に手を出したなあ！　お前は死刑だ！　死刑だ死刑だ死刑だ！」

剣士「やってみろ。俺は魔王を倒す男だぞ」

聴衆「ドッ　ワハハハハハ！」

剣士「誰だこいつら！？」

貴族の息子「秘密兵器を出してやる！」

剣士「俺なんかさっきチ●コ出したぞ！」

見習い魔導士「いや張り合い方」

後書き編集

おまけ

見習い魔導士「剣士さん、何で味噌持ち歩いてたんですか」

剣士「小腹が空いた時に食おうと思ってな」

見習い魔導士「味噌単体で…？」