概要
また桜が舞った
塚本が告白すると、付き添いの友達がバラバラの肉吹雪になった!
彼は告白に生贄が必要な異常体質だったのだ。その告白に生き残った友人、木戸は塚本に別のアプローチを勧める。
その提案は、1ヶ月後に控えるK-1の試合に出るというものだった──
彼は告白に生贄が必要な異常体質だったのだ。その告白に生き残った友人、木戸は塚本に別のアプローチを勧める。
その提案は、1ヶ月後に控えるK-1の試合に出るというものだった──
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!今様の短話形式、しかして古風に練り込まれた地の文の冴え
恋愛小説部門に応募した作品だという。
よくある、部門をわきまえずに遊びにかかった小説かと思ったし、実際読んでみると、恋愛小説の皮に、格闘小説だの伝奇小説だのの餡をアホほど詰め込んだ小説ではあった。
だがそれは手抜きを意味はしていないだろう。
各話はそれほど長くなく、1エピソードをコンパクトに畳んで転か結でほどほどに畳むという、最近の流行りに乗った作風という気がする。
ただ文章への拘りが古風だ。
最近は文字を入れない行間を多めに挟んで読者に読みやすくするというのが流行りだが、それがない。拒絶するように空白改行がない。
また、会話に比して状況を示す地の文の割合が多く、どういう状況な…続きを読む