概要
歌で起動する古代文明の遺産で満たされたその森を、ひとりの少女が、翔ける。
リティ・リティ、白い森の墓守。
彼女は帝国に破られようとしているこの森を救うため、禁忌の儀式を行った。
異世界の神を召喚し、すべてを救う、伝説の歌を請うために。
が、召喚されたのは、令和日本の中学生、ダイゴだった……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!その気持ちを、歌に込めて。
突然、異世界に連れてこられた男子中学生、ダイゴ。
彼を、異世界に呼び出した女の子、リティ・リティ。
焼き払われる危険が迫る中、リティは白い森を護るため、歌うことをダイゴに迫る――。
冒頭は、ダイゴとリティが出逢う場面から始まります。
ワクワク感と不思議な世界の雰囲気を存分に味わうことができ、あっという間にこの世界に呑み込まれてしまいました。
リティ・リティのキャラクターがまた、放っておけない可愛さがあります。
リティ・リティの白い森への想いや、ダイゴの混乱する気持ちなど、心情描写がとても丁寧。キャラクターを大事に物語を紡がれていることを感じます。
まだまだ活躍を見てみたいキャラクターたち…続きを読む - ★★★ Excellent!!!かっこ可愛いかみさまと、真っ直ぐな少女が紡ぐ歌の奇跡。
何から書けばいいのやら、この作者さんのお話は書きたい事がありすぎて困りMAX。
そうですね、まずタイトルのリティ・リティ。名前がまず可愛い! そして、中身も名前に相応しいぐらい可愛い子です!
かみさまと信じてる少年を喚び、歌ってとお願いするのですが、少年からすれば何が何やらさっぱり。そりゃそうだ(苦笑)
でも、リティは信じる、信じている、真っ直ぐに純粋に。でも、少年はよくわからない状況で、歌の練習やらさせられ、ね、つい、ね、気持ちがパーン! となっちゃいました。そしたらリティちゃんもパーン! となり、二人は葛藤しつつも、最後は、歌で、可愛く不思議で神秘的な歌で、ピンチを救います。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!うつくしい色彩とうたと祈りと
真っ白な森に、翠色の髪と目の女の子。
下草や花は、「わずかな緑をおびた、澄みとおった白」。
なんという、うつくしさ。
宮崎アニメの、あの色彩が美しい映像が目の前に広がります。
きらきらとしたひかりも見える。
神話の時代、うたは祈りだった。
この世界も、うたは祈り。わたしはそう感じました。
さまざまな想いを乗せた祈り。
そもそも、「リティ・リティの白い森」というタイトル自体にこころ惹かれるのです。
本や映画を選ぶとき、わたしはまずタイトルから入ります。
想像を書きたてられる、音の響きのいいタイトル。
はやく、読みたい! 更新をこころ待ちにしていたお話。
「……ぼくは、きみが、だいすきだ……続きを読む - ★★★ Excellent!!!クリエイターさんも読んで! 僕は圧倒的に映画化を希望します( ;∀;)
僕はちょっと興奮してこのレビューを書いてます。
この物語の第1話を読んだ時に、なにかぶわっとしてぐわっとしてぶるっと来ました。それで僕も児童小説を思わず書こうと決心させてくれた物語です。
そして今日、序章というか始まりというか、応募用短編という表現枠の中で「リティ・リティの白い森」が完結しましたが、これで終わりじゃないです。
この物語はすご――――――――いポテンシャルを秘めている!!!
僕は筆者様ではないから好き勝手に言ってしまうけど、ここには様々な可能性が大鉱床の様に埋まって横たわり、その中には無限にキラキラと輝く宝石達が、「早く、早くぅ!」と世界に出たがっています。
とっても…続きを読む