突然、異世界に連れてこられた男子中学生、ダイゴ。
彼を、異世界に呼び出した女の子、リティ・リティ。
焼き払われる危険が迫る中、リティは白い森を護るため、歌うことをダイゴに迫る――。
冒頭は、ダイゴとリティが出逢う場面から始まります。
ワクワク感と不思議な世界の雰囲気を存分に味わうことができ、あっという間にこの世界に呑み込まれてしまいました。
リティ・リティのキャラクターがまた、放っておけない可愛さがあります。
リティ・リティの白い森への想いや、ダイゴの混乱する気持ちなど、心情描写がとても丁寧。キャラクターを大事に物語を紡がれていることを感じます。
まだまだ活躍を見てみたいキャラクターたちもいますし、これからの二人を見守りたい気持ちになりました。
ぜひ、リティ・リティに会ってみて。
この白い森での不思議な柔らかさを持つ物語を、紐解いてみてください。
何から書けばいいのやら、この作者さんのお話は書きたい事がありすぎて困りMAX。
そうですね、まずタイトルのリティ・リティ。名前がまず可愛い! そして、中身も名前に相応しいぐらい可愛い子です!
かみさまと信じてる少年を喚び、歌ってとお願いするのですが、少年からすれば何が何やらさっぱり。そりゃそうだ(苦笑)
でも、リティは信じる、信じている、真っ直ぐに純粋に。でも、少年はよくわからない状況で、歌の練習やらさせられ、ね、つい、ね、気持ちがパーン! となっちゃいました。そしたらリティちゃんもパーン! となり、二人は葛藤しつつも、最後は、歌で、可愛く不思議で神秘的な歌で、ピンチを救います。
歌が、世界も絆も紡ぐ、あったかく可愛いお話を皆さんもぜひ!
真っ白な森に、翠色の髪と目の女の子。
下草や花は、「わずかな緑をおびた、澄みとおった白」。
なんという、うつくしさ。
宮崎アニメの、あの色彩が美しい映像が目の前に広がります。
きらきらとしたひかりも見える。
神話の時代、うたは祈りだった。
この世界も、うたは祈り。わたしはそう感じました。
さまざまな想いを乗せた祈り。
そもそも、「リティ・リティの白い森」というタイトル自体にこころ惹かれるのです。
本や映画を選ぶとき、わたしはまずタイトルから入ります。
想像を書きたてられる、音の響きのいいタイトル。
はやく、読みたい! 更新をこころ待ちにしていたお話。
「……ぼくは、きみが、だいすきだ……!」
「だいすき! かみさま!」
ずっと、脳内アニメ展開して読んでいました。
ぜったい、きれい。
そして、リティ・リティは、顔も声もすっごくかわいい!!
僕はちょっと興奮してこのレビューを書いてます。
この物語の第1話を読んだ時に、なにかぶわっとしてぐわっとしてぶるっと来ました。それで僕も児童小説を思わず書こうと決心させてくれた物語です。
そして今日、序章というか始まりというか、応募用短編という表現枠の中で「リティ・リティの白い森」が完結しましたが、これで終わりじゃないです。
この物語はすご――――――――いポテンシャルを秘めている!!!
僕は筆者様ではないから好き勝手に言ってしまうけど、ここには様々な可能性が大鉱床の様に埋まって横たわり、その中には無限にキラキラと輝く宝石達が、「早く、早くぅ!」と世界に出たがっています。
とっても面白くなる。とっても夢中になる。とっても目が離せなくなる。
これはそういう物語。
僕は多くの人に気が付いて欲しい、このとんでもなくワクワクする物語のきらめきを!
誰もが知っているジブリアニメ初期「ナウシカ」や「天空の城ラピュタ」が作られていた時の純粋な陽気さと楽しさ、「君の名は、」を始めた見た時の映像美と衝撃と美しさ、「サマーウォーズ」を見た時の生き生きしたキャラ達の面白さ、いやいや、その他にも存在する多くの名作コンテンツが共通させて持っている「何度でも観たくなる!」、という可能性をこの物語は秘めています。
それだけ素晴らしいって事です。
その魅力を僕は細かくここで書く気はありません。それは筆者様が紡ぎ出される世界を阻害する事になります。だから僕に出来る事は!
全力で応援する!
少しでも多くの人にこの物語を知って貰って、その見えないパワーが筆者様を後押しどころかグイグイ加速させてしまう事を願います。
僕は信じています。見えない多くの想いが物語を支えるのです。なぜだかわからないその力が、大好きな物語をもっと好きにさせてくれる力へと変わります。
愛して下さい、愛おしんで下さい、好きだって言って下さい。
僕はそんな皆様とこの物語の行く末を、一緒に見てみたいのです。
宜しくお願い致します。