その気持ちを、歌に込めて。

突然、異世界に連れてこられた男子中学生、ダイゴ。
彼を、異世界に呼び出した女の子、リティ・リティ。
焼き払われる危険が迫る中、リティは白い森を護るため、歌うことをダイゴに迫る――。

冒頭は、ダイゴとリティが出逢う場面から始まります。
ワクワク感と不思議な世界の雰囲気を存分に味わうことができ、あっという間にこの世界に呑み込まれてしまいました。
リティ・リティのキャラクターがまた、放っておけない可愛さがあります。

リティ・リティの白い森への想いや、ダイゴの混乱する気持ちなど、心情描写がとても丁寧。キャラクターを大事に物語を紡がれていることを感じます。
まだまだ活躍を見てみたいキャラクターたちもいますし、これからの二人を見守りたい気持ちになりました。

ぜひ、リティ・リティに会ってみて。
この白い森での不思議な柔らかさを持つ物語を、紐解いてみてください。

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