顔が潰された無惨な姿の死体が発見される。しかし死体からは怨恨などが感じられなかった。奇妙な死体をめぐる事件を二人の刑事が追う物語。結末を知ったあと、タイトルの意味も相まって何とも言えない読了感があります。主人公は優しい顔をした新米刑事と強面ベテラン刑事の凸凹コンビ。顔も考え方も違う二人が互いを認めあっている感じが物語の良いアクセントになっています。刑事ものが好きな方におすすめです。
少ない文字数ながら、1冊の書籍を読んだような満足感。文章がとても読みやすく、物語に入りこみやすいため、普段サスペンスを読まない方にもおすすめ。
終幕に震えました……。これが無償ということなのかと。最後まで絶対読んで欲しいです!!
顔が潰され、指紋も焼かれた身元不明の死体。そんな始まりから、捜査を進めていくほどに、二転三転して行く事件の状況。それに合わせて、繰り返される推理。短いながらも、ミステリーのエッセンスが詰め込まれています。是非、ご一読を。
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