概要
その答えが、自分で選んだものでありますように
性別による格差が社会問題となって、しばらく。
ほとんどの先進国では、全ての子どもは無性体として生まれるようになっていた。
性を持たない子どもは、十二歳になると性別決定手術を受けなければならない。
自分の意思で、自分が男女のどちらになりたいのか決める――それは果たして本当に自分の意思と言えるのだろうか。育った環境に影響されただけではないのか。
猜疑心の中で〝わたし〟が選んだものとは。
※性描写有りにしていますがほとんどないです。
※なんか怒られそうな気もするのでその時は引っ込めます。
ほとんどの先進国では、全ての子どもは無性体として生まれるようになっていた。
性を持たない子どもは、十二歳になると性別決定手術を受けなければならない。
自分の意思で、自分が男女のどちらになりたいのか決める――それは果たして本当に自分の意思と言えるのだろうか。育った環境に影響されただけではないのか。
猜疑心の中で〝わたし〟が選んだものとは。
※性描写有りにしていますがほとんどないです。
※なんか怒られそうな気もするのでその時は引っ込めます。
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昨今の社会の急速な変化に伴い、ジェンダーもSFのなかで描かれるようになりました。ふつうに電車に乗っているとスラックスを履いた女子高生も見かけるようになりました。男女のジェンダーバイアスをなめらかに減らしていこうとする流れが現代にありますよね。本作に出てくる子どもは無性体として生まれてきます。こういう設定は萩尾望都「11人いる!」のキャラクターにもいます。雌雄未分化の存在です。子どもの間はこうした無性体で生きていて大人になるときに性別が与えられるというような。
もし、性別を選ぶ権利を思春期の少年少女が持ったら? という設定を用いて性とは何なのかという問いも描き出していると思いました。そこ…続きを読む