ウィルフレッド・レイと砂時計の呪い

シャノンは「三ヶ月後に死に至る」という呪いを身に宿し旅をしていた。
目指すは魔術師が集まる港町サイアーズ。
さっそく魔術師協会で呪いを解く相談をする彼女だが、高額すぎる相談料が払えずに途方に暮れる。

「こうなったら呪いの発動まで有り金すべて使い果たしてやる！」と後ろ向きに開き直っていたところに現れたのは国で一番の魔術師ウィルフレッド・レイ。眉間にシワを寄せた不機嫌そうな青年に危険人物として強制的に保護されることになった。
顔に似合わずお節介なウィルフレッドは、シャノンの呪いを解く研究をしてくれるのだが……。

※かなり昔になろうに投稿していた作品の転載です。