ヒーローは眠らない

作者 伊丹央

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99人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

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ヒーロー番組もヒーロー番組を作る話も好きなので第1話を読み終えて、とても面白いと感じました。
上手い、ぐいぐい話に引かれる。

画が浮かぶ、ドラマを見ている感覚がしました。
リアルです、業界経験者のドキュメントでは?
と思いました、お薦めです。

★★★ Excellent!!!

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 言わずと知れた、第一回カクヨムWEB小説コンテストで大賞を受賞した作品。
 内容は、特撮「戦軍」物を担当することになった女プロデューサーの物語。

 さすがに大賞受賞するだけあって、文体は安定していて読みやすく、ドラマ部門で大賞なだけあってシナリオもしっかりしている。また登場するキャラクターもリアリティーがあり、ドラマ制作現場の細かい描写も本物っぽく、作者はそういう職場に実際にいたのだろうなと想像できる。

 また、一年を通して制作される戦軍シリーズの、制作の流れや、苦労、細かい裏話が聞けて、興味のある人にも、ない人にも楽しめる作品となっている。


 ただ、問題もある。
 最大の問題は、途中で終わっていること。五十話ちかく作られる戦軍物の、八話を撮るとかそんなあたりで物語が終了しているのだが、これはまだ始まったばかりの場所。
 番組の行方も気になるが、このあとの夏の苦労や、最終回ちかくの小噺なんかもぜひ聞きたいところだった。

 あとは細かい問題かもしれないが、面接で主人公がいじわるな質問をされて、答えた言葉がなんのなか? この伏線は回収されていない。

 また、表記に関してだが、──は、ふたつつなげて使う物なのだが、この作者は─で、終わらせている。
 間違いである。ふたつつなげるのには理由がある。誤読を避けるためだ。
 1個で使ったら、それが「罫線」なのか、「ダッシュ」なのか、「長音」なのか、「マイナス」なのか、区別がつかない。

 事実ぼくは読んでいて、脚本家の名前を初見で「─能勢」、イチノセと勘違いした。
 そのあと出てくる視聴率も「─3・8パーセント」。え、マイナス3・8パーセントなんて低い視聴率あるんだ!と驚いた。

 「─」はふたつ続けて使いましょう。
 これは小説の内容以前の問題であり、それこそ、オーディションに無精ヒゲでくるようなもの。いまからでも遅く…続きを読む

★★★ Excellent!!!

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ミステリーの要素も孕んだ「お仕事モノ」の作品。

web版は書籍版と比べて、物語の本筋から逸れるようなやり取りが多々ある。
勿論、書籍は面白かったが、web版の枝葉のような描写にも満足できる。
このレビューを書いているのが、2017年の「働くヒト」小説コンテスト開始の1週間前。
仮に本作がweb小説コンテストではなく、「働くヒト」小説コンテストにエントリーしていたら、こちらでも大賞を狙えたと思う。

★★★ Excellent!!!

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 本作は畑違いの部署に配置転換された主人公が、様々な問題に直面しながら、その部署での仕事の面白さ、真髄とは何かを掴み取っていく成長物語です。

 主人公の女性は、始めは子供番組の製作に携わるという感じで、実に軽く仕事を見ていましたが、スタッフと関わる内に様々な事を肌で学び、当初侮っていた子供番組という物が、実は中々侮れない物である事を知って考えを改めていきます。そして思わぬ形で訪れたトラブルを前にして、1人のプロフェッショナルとして大きく成長していきます。その姿が実に凛々しく美しい。

 キャラクターが濃密かつ、見事に活描されていて、非常に完成度が高い作品です。王道の成長ドラマを読みたい方に本当にお薦めです。

★★ Very Good!!

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15万字の長編ですが、グイグイと引き込まれ、最後まで読み進めました。
私もサラリーマンなので仕事物語には条件反射的にのめり込む傾向は有りますが、大きな要因は登場人物の強烈な個性だと思います。
特に長門監督さん。
先週の日経新聞に載ったピアニストの中村紘子さんを悼む記事によれば、中村紘子さんの著書の1つに、有名な音楽家には変わり者が多いというクダリが有るそうです。
優秀な人材というのは得てして長門監督のようなクセのある人で、そういう人材を活かす度量の有無は、その組織の中枢の人材次第なのでしょう。読んでいて、それを感じました。
そんな感じでドンドン読み進めていたので、気付かずに14万字をクリアし、Epilogue に到着した時は、アレ?っと、つんのめりました。話の流れから、Last Episode とEpilogue の間がヤマ場だと予測していたので。
読者としては、この間を膨らまして貰いたかったなあ、という意味で星2つです。
既に、この続編season 2をフォローしているので、文字数が溜まってきたら、一挙読みさせていただきます。
最後に、タイトルの「ヒーローは眠らない」も良いですが、もう一つの「ヒーローとは◯◯」の方が私は好きです。

★★★ Excellent!!!

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テレビ業界で働いておらず、取材と想像力で書かれたのであればとんでもない力量だと思いました。この作者であれば今回の題材に限らずあらゆるジャンルの作品を多く産み出す事が出来るはずです。仮に元業界の方であったとしても、雰囲気や人間描写の細かさは既に素人の域を越えているのではないでしょうか。

★★★ Excellent!!!

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作者さん、文才がとてもある方なんだなあと思いました。
感想を述べるのは下手でどうしようもないんですが、面白かったです。
本で読んでいてもおかしくないくらい。とても読んでいてわくわくしました。
みんなプロなんですよね。長門監督もプロなんだと私の中では腑に落ちました。
読み終わっても未練が残り、もっと読みたかった…と思っていたら続編がある!これから読みます。

★★★ Excellent!!!

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すごい作品です。本当にすごい……すごい作品だと思います。
そして、感動と希望も持てました。「ああ、こういう作品を書ける方がいる」「こういう作品でも皆さん認めてくれる」って。
しっかりとした物語と文章。なにより、仕事と人間を知っていないと書けない作品だと感じました。

「ヒーローとは仕事」。多くの言葉があるこの作品の中で、作者さんが伝えたかった言葉の一つだと思うのですが……
ある作品で、仕事とは「事に仕えること」とありました。そのことを思い出し、叱られたような諭されたような気がして、小説に対する自分の姿勢をもう一度見つめなおしています。

そして、レビューとは違うものになってしまいますが、
「ヒーローは眠らない」の大賞受賞、おめでとうございます。
今からが大変で、お忙しいとは思いますが、お身体を大切に。
伊丹央さんのますますの御活躍を祈っています。

★★★ Excellent!!!

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昭和特撮マニアなので読んでみました。働く女性が活躍するドキュメンタリータッチのお仕事小説。奇しくも先日、古谷敏さん著「ウルトラマンになった男」という回想録を読んだのですが、その本と同質の琴線をくすぐる読み応えを与えてくれました。

まるでノンフィクションかと錯覚させるような演出。リアリティーに溢れた人物描写。ヒロイン由香江の仕事に対する一本気な情熱。そして真のヒーロー長門監督の生き様が胸を打ちます。ミステリーテイストの仕掛けも読み手を飽きさせずしっかり牽引してくれました。

業務に燃える働くヒロインたちも眠らない。プロ並の高水準の筆力で綴られた実にいい仕事のお仕事小説でした。

★★★ Excellent!!!

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まずはタイトルに魅かれる。往年のあれではないかと。
内容は、テレビ、特に特撮をテーマに進むのだが、その業界のお仕事小説というよりも、ミステリーの要素や緻密な人物像など、小説の構成に工夫が凝らされており、ぜひ紙のかたちでもう一度読みたいと思えた。
本編の間に挟むこまれている台本や最終選考のお知らせなども技が光る。

★★★ Excellent!!!

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作者様の情熱が込められた力作です。
好きこそものの上手なれ、という言葉がありますが、『好き』を抽出し、煮詰めに煮詰めた、お仕事ドラマです。
厳しい現実と、一滴のミステリー。自信をもってお奨め致します。
一つの浪漫を創るには、数多くの人々の思いが集まるということを教えてくれました。

★★★ Excellent!!!

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 左遷のように特撮番組を任された女性プロデューサーがいい番組を造ろうと奮闘する――――

 予算、時間、人員、限られたリソースの中でいかに創りたいものをつくるか、そこに意図したものがない熱いドラマを感じます。

※ 感想欄がないのでここにて失礼、
 地の文と会話文の改行がほぼなく、場面が切り替わるときにしか空行がないので少々窮屈な印象を受けます。
 できればある程度空行があるとありがたいです。
 ご一考のほどお願いいたします、よろしくどうぞ。

★★★ Excellent!!!

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 あらすじ通り突然戦隊物(作中での表記は違うが)の任されたプロデューサーの視点から語られるこの物語は凄く面白い。
 内面描写やオーディションにおける予想外の大抜擢、プロの作品と言うのは一人で創られる物ではなく、また想像外の苦労など、物語としてもヒーロー物の裏側を語る作品としても十分に楽しめる。

★★★ Excellent!!!

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私は特撮モノはほとんど見ないのですが、こういった業界の裏側的なお話は好物ですね。
予備知識などなくてもわかりやすく読ませていただきました。

なんといっても登場人物の描写がすばらしい。
一人ひとり、そこにリアルな人がいるような感覚を味わいました。

★★ Very Good!!

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読むほどに情景がはっきりと浮かんできます。
何よりもリアル感があります。

僕は戦隊物ではありませんでしたが、別の分野で鬼監督と接点がありました。どちらかといえば、僕は女プロデューサーのポジションで。そのとき、鬼監督から怒鳴られた思い出が、鮮やかに蘇りました。

★星は、まずは1つだけ付けさせていただきました。
じっくり読む性質で、まだ1章までしか読めていないもので。
だから感想も途中までのもの。
また読ませていただきます。頑張ってください。

★★★ Excellent!!!

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レビュアーの方々の感想を読んで興味を持ち、一気読み。力作。文章は読みやすいし、わかりやすい物語なのですんなりと読める。特撮という世界の裏側見せます、というノリの小説としては成功している。
東映というモチーフが色濃く出ているのはご愛嬌か。作中登場する多くの人物名のモチーフも容易に連想が出来、長年の特撮ファンとしては思わずニヤリとさせられた。

★★★ Excellent!!!

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テレビの特撮ヒーロー番組の製作者たちを描いた業界モノ。
映画畑から突然テレビ、しかも特撮ヒーローシリーズのプロデューサーへと移動を命じられた女性主人公は勿論のこと、作品作りに一切の妥協をせず周りと衝突しながらも冴え渡る腕前でスタッフたちを魅了するロートルの監督、そんな監督に反目する前シリーズのプロデューサー、ヒーロー物なんて所詮は子供だましだと豪語する若手俳優など、どのキャラもリアルで血が通っている。読んでいて「上手いなぁ」と舌を巻きました。
また、物語の展開は遅いものの、それだけじっくりとドラマを見せてくれますね。文章力の高さもあって、とても「読ませる」内容になっています。
正直、読み終えても「もっと読みたい」と思いました。近況を見ると、後半を書き直しているとのこと。これは楽しみです。

ちなみに東映の撮影所、今は大きなマンションが建っているところはかつて撮影所の敷地内で、十五年ほど前はよくそこでロケをやっていました。近くに住んでいたのですが、ヒーロモノの爆発シーンの撮影が行われる度にアパートの窓がその衝動で震えたものですw 

★★★ Excellent!!!

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良い作品を作りたい。
その想いは同じでも、人それぞれに事情がある。
考え方の違いに悩み、立場の違いに苦しむ。
それでも主人公たちは限られた時間の中を全力で突っ走る。
その終わりに彼女たちは一体何を得ることができたのだろう。

読んでいて感情を揺さぶられる作品でした。

★★★ Excellent!!!

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まだ第一回しか読んでませんがとても面白くよめました。わかりやすい内容でよかったです。

追記
読み終わりました。業界の裏側小説というか、楽しく読めました!

さらに追記
最後がややあっけない終わり方かな、とは思ったかも。改稿に期待します!

★★★ Excellent!!!

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映像制作会社のお仕事がリアルに描かれていて、読んでいてなるほどー、と感心しながら読み進めました!
現実の特撮モノは、ママ層を取り込んで人気復活しましたが、果たして本作ではどうなったか…?
ぜひ1度読んでみて下さい!