まずはタイトルに魅かれる。往年のあれではないかと。内容は、テレビ、特に特撮をテーマに進むのだが、その業界のお仕事小説というよりも、ミステリーの要素や緻密な人物像など、小説の構成に工夫が凝らされており、ぜひ紙のかたちでもう一度読みたいと思えた。本編の間に挟むこまれている台本や最終選考のお知らせなども技が光る。
怪談を集めています。
プロデューサーと監督の関係、撮影現場の動き、オーディションによる人選……特撮ヒーロー番組の制作進行が細かく具体的に書かれていて面白い。独特な世界を見学できます。個人的には老監督「長門清志郎」が好…続きを読む
続編が読みたくなります。
テレビの特撮ヒーロー番組の製作者たちを描いた業界モノ。映画畑から突然テレビ、しかも特撮ヒーローシリーズのプロデューサーへと移動を命じられた女性主人公は勿論のこと、作品作りに一切の妥協をせず周りと衝…続きを読む
良い作品を作りたい。その想いは同じでも、人それぞれに事情がある。考え方の違いに悩み、立場の違いに苦しむ。それでも主人公たちは限られた時間の中を全力で突っ走る。その終わりに彼女たちは一体何を得…続きを読む
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