95 夢のあと 後編への応援コメント
短編の方を先に読ませていただきましたが、やはり「輿上の敵」というタイトルは、こちらの長編がしっくり来ます。
織田にとっても、今川方においても、決戦に至る過程を言葉を尽くして描くことで、重さが違ってくるからだと思います。
登場人物すべての動きや策謀、イベントが一つの「輿」にフォーカスされていき、ついには義元の最期がバニシングポイントとなって、再び次の時代へと拡散していく。
大変な力作を楽しませていただきました。
拙作のタイトル回収を褒めていただいたから、ではないですよ笑。
作者からの返信
輿、というギミックに着目したことから思いついたお話でした。
書いているこちらとしても、短編を先に書いたもので、その短編で述べられなかったところを書いた、ということで、長編の「しっくり」は頷けると思います。
今川義元が輿の上に至るわけや、織田信長が輿の上に敵を見出す経緯……その辺は、長編で余すことなく語ることができたなぁ、と感じておりますので^^;
そして義元と信長という二人の対決、しかも半日にも満たない戦いを描くために、特に「双頭の蛇」なんてものを持ち出してしまったばっかりに、長編となり、そして多くの人がそれに巻き込まれる、という設定となり……このような大長編(私の書いたものの中では最長なので^^;)になりました。
今さらながら、よく輿=義元の終焉に収斂できたなぁ、と思う次第です(笑)
その収斂も、残心というか余波というか、その辺も書かないと……とやっていたら、ついついこんなところまで来てしまいました^^;
それでは、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
御作のようにタイトル回収ができていればよいのですが(笑)、少なくとも熱量はかなりあるお話だったのでは……と思います。
改めまして、ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
深い感謝です。
94 夢のあと 中編への応援コメント
なんだこれ!もう一度言いますよ。なんだコレ!笑
東照神君と天海僧正を結びつけたのが蔵人くんで、しかも山を越え谷を越え、ハットリくんに大進化!?
その後はオール怪獣総進撃!?
面白すぎじゃないですか。ファンサービスが過ぎますよ。
「その後天海と名を変えて、歴史に名を遺すことになるが、それはまた別のお話」的に去っていくんじゃなかったかしらあの方。もーう、御作の登場人物はみんな出たがりなんだから。
ん?はっとり?
ま、まさか蔵人の末裔って、伯爵を名乗ってパワードスーツに乗ってたり!?
作者からの返信
いやあ、ここまで来たら、もうやりたいことをやっちゃおう、と(笑)
そんなわけで三つ葉くんならぬ松平くんに、ハットリくんがニンニンしちゃいました^^;
そしたらハットリくんのおまけに、天海がついてきて……(笑)
……ホントは、桶狭間の最中に出て来て、勝家を導いて去る予定だった天海さんでしたが、ハットリくん奇跡のサバイブ(笑)の影響で、松平くんと合流です。
出たがりっていうか、義元公のお導きかもしれません^^;
はっとり伯爵……ハットリくんの末裔なら、幕府名門・今川家の嫡出の流れなんで、伯爵を名乗っても不思議はありませんね(笑)
パワードスーツも、忍術の互換(?)ということで……^^;
ありがとうございました。
93 夢のあと 前編への応援コメント
義元と氏豊兄弟。最期に共に旅立ちましたか。海道一の弓取り大往生に、最もふさわしい同道者かもしれません。
感無量ですね。蔵人くんも納得でしょう。
あれ?そう言えば三郎様のご兄弟らしき方も、チラリと登場スか?
作者からの返信
義元と氏豊、庶子と嫡出、野望の有る無しの差はありましたが、何だかんだ言って、実は仲の良い兄弟でした。
だからこそ、蔵人はあくどい真似をしてまで義元に尽くしたという設定です。
さて氏豊、何か察するものがあって、一瞬覚醒し、そして逝きました。
義元という梟雄には、氏豊のような典雅な人がそばにいた方がいいかもしれませんね。
……信長さんにもそういう兄弟がいたようなゲフンゲフン、旅のお坊さんはいったい誰なんでしょうね(目逸らし(笑)
ありがとうございました。
77 輿乗(よじょう)の敵 中編への応援コメント
短編の方を先に読ませていただきましたが、長編となるとクライマックスのカタルシスが違いますね。
来るか来るか、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!て感じです。重なる反則に耐えし後の16文キック!
しかしこのあと……
幻魔が。いや、天魔が来る!
作者からの返信
従来の今川義元のイメージは、この斯波義銀のせいなんだよ……と設定したのですが、まさかここまで義銀が起爆剤になろうとは、作者も思ってみませんでした^^;
短編の時はビビって終了だったのに、長編だとさらに酷い扱い(笑)
……でも、義元って尾張侵略か天下取りか、どちらが目的か説が分かれておりましたので、こうすれば両方目指していたことになるなぁ、と密かに得意になってました^^;
覇者としての性根を露わにした義元。
しかしそれすらも食らってしまう、天魔もまた姿を……。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました!
66 道三塚の三ツ星への応援コメント
うわあ。大物続出。
ギャラの支払い、いくらあっても足りませんねこりゃ。
これぞ、時代物創作の醍醐味です。
作者からの返信
何というか、こちらの方も過去作でお世話になった方なんで出しました。
これで戦国三大奇襲の三人を出せたと喜ぶ作者がここに(笑)
……まあ、史実としてはありえない話ですが、おっしゃるとおり、歴史もの時代ものとしては、こういう創作が醍醐味です^^;
ありがとうございました。
65 輿上(よじょう)の敵 後編への応援コメント
新九郎様カコイイ。
駿府は私の故郷でして。鯉が釣れたのは安倍川の支流かな。そんな土地に、大河ドラマ級のキャストが勢揃い。楽しいです。
作者からの返信
氏康さん、実は過去作で長い付き合いなんで、そこはかっこよく描かせていただきました^^;
駿府、温暖でいいところですよね。
釣りバカ日誌(笑)の現場は、おそらく安倍川の支流であってます。
行ったことがないので、変に地名を出して間違えるよりはと思って、ぼやかして書いてました^^;
地元にこういうキャストが来ると嬉しいですよね。
ありがとうございました。
54 浮野の戦い 後編への応援コメント
MBA取った学校出たてのコンサルに、ベテラン社長が「理論だけじゃ人は動かんぞ。現場見てこい」とばかり店舗や営業を経験させるわけですね。まだ時間がかかりそう。
ともあれ蔵人くん、ひょっとしてこれを機に覚醒して、大化けするのか?
作者からの返信
蔵人って頭はいいし、合戦が必要なことは知っているので、たぶんまっとうな武将としてキャリアを積んでいれば、こんなことにならなかったと思います(笑)
でも、おっしゃるとおり、蔵人――謀略とか色仕掛け(?)でこれまで過ごしていたので、実は戦いの現場を知りません。
弥七郎は蔵人の同志として、そのあたりを察して逃げろと言ってます。
……さて蔵人、その同志の死を乗り越えられるのか。
ありがとうございました。
51 去る者、別れる者への応援コメント
ええええーっ!
なにこの展開、いや天海。
てっきり「同い年の天海」って光秀のことだと思ってましたが、なんと南光坊の生年をお調べになったんですか。凄いなあ。参りました。
これだと、三郎さんはお母さんに泣かれずに済みますね。良かった良かった。
作者からの返信
帰蝶のライバル(?)、斎藤義龍は兄弟を殺しているので、それと同じことを信長がやるのはどうなの、ということで^^;
いや実際、前回のコメントの木食上人に転生のあたりでヒヤッとしたんですよ(笑)
今回の天海、いや展開を読まれているのか、と^^;
そんなわけで天海に転生しました。
これで信長も、かーちゃんに嫌われずに済みます(笑)
ありがとうございました!
50 織田信行の最後への応援コメント
嗚呼……。
気が弱いいい人ってだけじゃ、戦国の世は渡れない。しんみり。
兄の手によって落命したことになっているが、実は密かに赦され、諸国を放浪したのち仏門に入る。後年、応其と名乗り高野山を救う上人となったとも言われている。
…なんて創作を夢想してみたり。
作者からの返信
この人、へたに信長と分担というか分割統治という役割を担わされなければ、変に野望を抱くとか、周囲に利用されるとか無かったのに……。
有楽のような道を歩むこともできたのに……と思います。
木食上人ですか。
この人も何か凄い人ですよね^^;
同い年の天海上人からすると、どんな風に見えていたんでしょう……。
ありがとうございました。
46 京からの旅立ち、そしてへの応援コメント
♪昨日は 昨日で いくさに敗れて
反省した はずだが 忘れてしまったよ
最後にあなたは、あなたは、どうする
どうする つもり
誰の指図に乗るのでしょうか
憎みきれないろくでなし。やれやれ、面目躍如でございますな。
作者からの返信
即興詩人ですね^^;
史実の信行は、諦めが悪いというか、倒されても立ち上がるボクサーのような心境だったかもしれません。
そして拙作の信行は、優柔不断というか、揺れ動く振れ幅が大きい人間です。
現代ではよく見られるタイプですが……戦国大名としては疑問符を呈される感じに描いております。
さてそんな信行くん、その真面目さを利用されて……。
ありがとうございました。
33 再会か、邂逅かへの応援コメント
岐阜弁(尾張弁かな)の帰蝶さん、これは痛快(о´∀`о)
可成の渋い顔も笑っちゃいました。
作者からの返信
ある意味、このくだりを書きたくてこの作品を書いてました(笑)
いつも楚々とした(?)帰蝶さんが方言全開で起こったら面白かろ……と思いまして^^;
可成さん、この中で最年長なんで、内心面白くても、そりゃあ渋くなります(笑)
ありがとうございました。
編集済
43 稲生(いのう)の戦い 後編への応援コメント
ずしん。
信長はモビルスーツですかマジンガーですか。
信行さんには「憎みきれないろくでなし」の称号を贈りたいです。
作者からの返信
こういう、中国拳法の「踏み出し」みたいな一歩って格好良いと思いまして^^;
そして信行さん。
信長とちがって、何か人間味を出したいなぁと思っていたら、こんな感じになりました。
称号、ありがとうございます!
ありがとうございました。
27 雪斎と法蓮坊、あるいは雪斎と道三への応援コメント
神出鬼没・変幻自在な黒坊主。
シスの暗黒卿というよりは、闇落ちしたヨーダに思えて参りました。
作者からの返信
実際、雪斎さんって謎の人なんですよね。
預けられた今川家の四男坊に国盗りさせて、そのまま自分は宰相に。
そういう謎めいた雰囲気を意識して書いてみました。
ありがとうございました。
23 調略とその顛末への応援コメント
また戦国の重要人物が出てきましたね。この時代、とくに三郎様の周りにはキラ星のごとく人が集まっているので、モブキャラには勿体ない逸材がさりげなく登場します。
>勇将として知られる可成に、片手で持ち上げられた信光は目を白黒させた。
↑これ、信友さんですよね。
作者からの返信
誤字報告、ありがとうございます。
早速対応いたしました。
信長の話を書いていると、石を投げたら有名人に当たる感じで、「またか」と思いながらもその人について調べる日々でした(笑)
まあ、のちに天下を制する人ですから、連動してその周囲にいる人たちも、「知られる」人が多いのは当たり前ですけどね……^^;
ありがとうございました。
10 末森城にてへの応援コメント
平手のおやっさん、この行動も意外と計算づくだったり。さすが隠れ傾奇者。
四谷軒様の作中人物は誰もがしっかりしたキャラクター・性格付けがなされているので、作者の意図を超えて勝手に動き始める人たちがたくさんいそうです。
制御が楽しくも大変なのでは?
作者からの返信
多くの創作物では、信長に振り回される、どちらかというと子煩悩(?)な「爺」として描かれる、平手政秀。
そんな政秀ですが、何かちがった感じに描きたいなぁと思っていたのです^^;
それで、よくよく考えていたら、「あの」信秀と、ジョセフ・ジョースターとシーザー・ツェペリみたいにブイブイ言わせていた若き日というイメージが湧いてきて……ああなりました(笑)
キャラクタの勝手働き、ありますあります(笑)
実はこの作品でも、某キャラクタがとんでもない「化け」を演じます。
お前ホントに初登場時の卑怯者なの、と言いたくなるくらいに化けます(笑)
……いやまあ、おっしゃるとおり、楽しかったです(笑)
大変ですけどね^^;
ありがとうございました。
08 守護代・織田大和守家(おだやまとのかみけ)、動くへの応援コメント
鳴かぬなら そんなことより 濃と湯漬けが食いたいぞ 信長
作者からの返信
「ホトトギス? 知るか?」と、濃の湯漬けにダッシュする信長、有りだと思います(笑)
ありがとうございました。
02 織田三郎信長(おださぶろうのぶなが)への応援コメント
道三カッコいいスね。なぜか「ラストサムライ」の渡辺謙が目に浮かんできました。
作者からの返信
拙作において道三は、「きれいなマムシ」としてお送りしております(笑)
梟雄というより、好漢というか……^^;
ありがとうございました!
95 夢のあと 後編への応援コメント
紆余曲折あって、1月に読み始めて、現在10月下旬。今日この区切りです。もうちょいですね。
作者からの返信
いろいろと公私にわたってお忙しかったですからね。
そんな中、拙作に貴重なお時間を割いていただきまして、恐縮です。
長いお話ですが、あとちょっとでございます。
おつきあいいだければ幸いです^^;
ありがとうございました。
あとがきへの応援コメント
どういった経緯でこの作品を思い付かれたのか、興味深く読みました。
長大な作品ではありましたが、前半の濃姫と信長の睦まじさが、後半になって生きてくる展開でしたので、この形で良かったのだと思います。
作者からの返信
まずはコメント付きレビューに感謝を。
たった半日の戦いを描くために、どんだけ字数を費やしているんだよ、というこの物語に、非常にありがたいキャッチフレーズをいただいたと思っております^^;
自分で言うのも何ですが、今まで書いてきたことや、桶狭間について思いついたことをポンポンポンポン詰め込んで、ちょっと一言で形容しづらい何かが出来上がってしまった……と感じていました。
それを、このように、肝を取り出してサッサッと出していただけると、うんうん、そうだよなぁと思え、ありがたい限りです!
ここからはコメントへの返信です。
最初は自主企画のお題からの思いつきで、それをネタに短編を書いているうちに閃き、そして長編を書いているうちにふくらんで……という、「とりあえず書いてから考える」私のいつものやり方で、こんなお話になりました^^;
濃姫登場→信長と最高のパディへ……という前半は、自分でもこれで良かったんだと感じておりますので、そこをご評価いただき、ありがたい限りです。
やっぱりこういう横軸があってこそ、縦軸としての合戦、歴史が活きるんじゃないかなぁと書いていて思いました^^;
それでは、改めまして、これまでお付き合いいただき、そして素敵なレビューをいただき、本当にありがとうございました!
編集済
95 夢のあと 後編への応援コメント
毎日1章づつ読んできましたが、決戦と相成ってしまったからには、引き込まれ最後まで一気に読んでしまいました。
伊勢湾に現れた小早川水軍については、毛利元就が戦いの示唆をしてくれただけで忘れていたのでまさか来てくれるとは。氏康が思いをはせていたもう一つの合戦は厳島だったのかと。
今川義元の本陣急襲にあたっての描写の連続は絵が想像できるほどの迫力があり、毛利新介と服部小平太による、不格好な組打ちでのトドメについても史実準拠ながら、今川義元の武将、大名としての足掻き、器の大きさ、鮮烈さが際立っていました。
色々と、悪い意味の予定調和では無く落ち着く形での決着となり、唸らされました。
特に、当初は単なる佞臣であった津々木蔵人の結末は、想像すらできないもので、物語中での様々な出来事から津々木蔵人の心理的な葛藤や成長を見ていた身からすると、予想外ではあるけれども納得できるものでした。
ちょっとだけ出ていた長尾景虎も、何からしいといえばらしいのも良かったです。
残す外伝は、また明日読ませていただきます。
作者からの返信
何か深夜までこんなにお読みいただき、非常にありがたい限りです^^;
戦国三大奇襲そろい踏みは、ぜひやりたい、絶対やってやろうと思っておりましたので、その野望がかなった瞬間です(笑)
それで、毛利も北条も水軍があり、桶狭間は実は海の戦いもあったらしいので、じゃあそちらで、ということで^^;
実際にはありえない戦いというか対峙ですが、あったら面白いと思いまして、やらせていただきました。
今川義元の本陣への急襲、これはもう、数々の研究やコンテンツがすでに存在するので、それを参考に脳内で動かしながら書かせていただきました。
もうここまで来ると、戦略戦術よりも、いかに両軍が必死に動き、もがき、足掻いていったかという戦闘描写、これが肝になっておりますので、四苦八苦して書きました。
そして義元の最期、これは史実をベースにして、いかに義元が全身全霊で戦うというか生き抜いたか、という点を意識しました。
これまでのコンテンツだと、奇襲→うろたえて討死、というパターンばっかりだったので、そうじゃなくて、義元は「わかっていて」戦ったとしたら……と思ったのです。
このあたり、自分なりの「今川義元」像を貫けたかな、と思っておりますので、お褒めいただき、とても嬉しいです。
決着については、史実には逆らえませんでしたが(笑)、描写については好きにやらせてもらいました。
そして津々木蔵人については、それこそ私のオリジナルキャラクター扱いとなり(史実の蔵人は、信行切腹以降不明なので)、気がついたらあんな転身を遂げてました^^;
こういうマイナスイメージのある人を取り上げるのが好きな作者の性分ゆえのことでしょう(笑)
長尾景虎さんのあのシーンは、今川義元がいかに優れた武将だったかを間接的に述べる意味合いで書きました。
あと、ここまで戦国武将を出しまくったので、いっそのことこの人も出してやれ、というか出したいということで^^;
激情家であり、いくさに嗅覚の働く越後の龍が描けていれば幸いです。
外伝はまた思い切りちがう時点での話になります。
お楽しみいただければ幸いです。
それでは、これまでお読みいただき、ありがとうございました!
かなり長いお話でしたが、おつきあいいただき、大変嬉しゅうございます!
ではではノシ
78 輿乗(よじょう)の敵 後編への応援コメント
今川義元の、策謀家、大名としての面だけではなく、個人的なコンプレックスとそれに基づく世への復讐の念。
斯波義銀の愚かな昂りがそれを引き出しましたが、非常に人間臭い営みが、ドラマの厚みをもたらしています。
作者からの返信
斯波義銀さんを旗頭にする、というネタを思いついたのはいいものの、史実は今川義元が輿に乗っているので、その辺をどうするかなぁ……と悩んで悩んで、このシーンになりました^^;
旧秩序に対する破壊者=織田信長というイメージを逆用して、実は義元がそれを志向していたら、という趣向です。
それに義元が庶子という設定を採用していますので、出自という点でも、既存の秩序を恨んでいるという「黒さ」を出せたらなぁと思って書きました^^;
その辺を「厚み」といわれて、とても嬉しいです!
ありがとうございました。
74 静かなる戦い 後編への応援コメント
前哨戦の段階で、美濃国内を混乱に陥れ「双頭の蛇」の戦略を骨抜きにできましたね。
真田幸綱のとぼけたふりして(策を)ババンバンが爽快でした。
作者からの返信
この美濃のあたりはホント想像で書いています。
というか、史実の義元は美濃に働きかけてないので(笑)、いかに史実に影響が出ないかに腐心しました^^;
……そんなわけで、困った時の真田(笑)
この人、何をやらせても「真田だから」の説得力があるから、重宝しています^^;
ありがとうございました。
70 始まりの終わりへの応援コメント
双方の打つ手が出そろい、いよいよ決戦へと向かいますね。
しかし義龍も思った以上に腹が据わっていないところが情けない。
佐々木蔵人の心境の変化は、今後どんなドラマを見せてくれるのか、楽しみです。
作者からの返信
ついに「桶狭間」へと集約していく段階に達しました。
史実の義龍はもうちょっとマシな戦国武将ですが(笑)、拙作においては義元に依存する、ちょっとヘタレな男です^^;
蔵人くんの「変化」は作者も想定外で、書いているのが楽しみな男でした(笑)
ありがとうございました!
66 道三塚の三ツ星への応援コメント
ずいぶんと早い段階でタイトル回収に入るのだと思ったら、なるほど、斯波義銀ですか。確かにこれをどうにかするのは義元へのいやがらせの肝ですね。
そして駿河では北条氏康と、美濃では毛利元就との邂逅。
何か、何とかなりそうになってきましたが、結局は織田家の力が試されるという切所に変わりはありません。
ですが、心情的には勇気づけられますね。
作者からの返信
輿の上の人は、斯波義銀でした^^;
この人、何だかんだ言って安土桃山を生き抜いているので、この頃、駿河にいてもおかしくないので、このネタを思いつきました(笑)
そんなこんなで、さらっと戦国三大奇襲の人たちが出会っております。
この人たちを揃えたかったという、私の野望がひとつかなった瞬間です(笑)
三大奇襲の最後にして最大の奇襲、桶狭間に向けて、織田家にエールを送ってもらいましたが、さて信長と帰蝶はどう駆け抜けていくのでしょうか。
ありがとうございました。
01 長良川(ながらがわ)の鵜飼(うか)いへの応援コメント
濃姫が好きで、誘われるかのように読んでしまいました!
スッと入ってくる文もさることながら、この時代特有の緊張感も文の底に漂っていてすぐに引き込まれました。表現力かっこいいです。
ゆっくりではありますが、これからも読ませていただきます!
作者からの返信
お越しいただき、ありがとうございます。
私も濃姫が好きで、彼女をメインに据えて書かせていただきました。
濃姫と信長のダブル主役のような感じで、話が動いていきます!
そして、緊張感と言っていただいて嬉しいです。
この頃の濃姫と信長は、まだまだ弱小大名ですから、それが大大名・今川義元ととどう対峙し、どう戦うのか……そのあたりを描いたお話ですので。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました!
編集済
あとがきへの応援コメント
完結、お疲れ様です。
何度か中休みしつつ、だいぶ遅れましたが、読了しました。
三大奇襲の主役3人のドリームマッチ、楽しませていただきました。
なかなか壮大に仕込んだ「トリック」に、時にクスッと笑いながら、時になるほどと膝打ちながら、豪華絢爛な宴席料理を味あわせて頂きました。
『歴史街道』7月号は徳川家康公特集で、服部半蔵正成についても一文が組まれておりましたのを読んだばかりでしたもので、93~95話はニヤニヤしっぱなしでありましたが。
実は、服部半蔵と、その配下に組み入れられた伊賀衆とは、あまりしっくり行っていなかったという説もあるそうで、歴史に名を残す服部半蔵が、実は津々木蔵人の世を忍ぶ仮の姿であったならば、なるほど、そりゃあ上手くもいくまいとも思えたり。
そういえば、斯波のワカ殿様の義銀はその後どうなったのかなと調べてみたらば、なんと信長よりも長生きをして、その血筋は後世までも続いていた、なんて情報に行きついたり。
などなど、本編以外にも色々と楽しませて頂きました。
100話、30万字の物語、お疲れ様でした。
作者からの返信
まずはここまでお付き合いいただき、まことにありがとうございました。
三大奇襲、せっかくだから尾張に全員集合させちゃえと思い、ここまで書いてきました(笑)
こんなことやっているのは私ぐらいだろうと思います^^;
そして、双頭の蛇、二つ玉、天海、服部半蔵……と、いろいろと「ネタ」を仕込ませていただきました。
やっぱり、見ていただいている方に「これまでにない」という想いを味わってもらいたいなぁと思って書いておりますので、デリカテッセン38さんに豪華絢爛と言ってもらえて、嬉しかったです^^;
リアル服部半蔵がどんな人だったかは、実は私も調べておりまして……(笑)
伊賀衆とうまくいってないというところも、キャッチしておりました^^;
そういう意味でも、蔵人さんの「転生」が行けると思いました(笑)
そして斯波義銀。
個人的に「銀ちゃん」と呼んでいる(笑)この方ですが、おっしゃるとおり、長生きします。
史実としては、尾張追放後に所在が分かるのは、たしか小牧長久手のあたりだったと思います。
秀吉が拾い上げて、(小牧長久手のある)尾張支配の正統性のネタにしようと思ったみたいです。
あれっ、どっかで聞いた話ですね(笑)
でもそんな義銀も、小田原攻めのあたりで、いろいろと生意気な言動を取って、秀吉から「もう顔も見たくない」とか言われています^^;
拙作の義銀があんな傲慢な性格なのも、その辺から参照しております(笑)
……この時代、いろんな人物がいて、逸話があって、そして繋がりがあって……実に面白い時代です。
こういう時代のワンシーンを描くことが出来て、なおかつ、デリカテッセン38さんのような読者にめぐまれて、とても嬉しいです!
それでは、改めまして、ここまでお付き合いいただき、まことにありがとうございました!!
ではではノシ
78 輿乗(よじょう)の敵 後編への応援コメント
暗雲いよいよ迫る尾張に、信長軍、起つ!?
作者からの返信
危機が迫りつつあります。
もう、温い消耗戦とか仕掛けてくることはなく、覇道をまっしぐらに進む今川義元。
このような相手に、乾坤一擲の勝負をしかけるには……。
ありがとうございました!
77 輿乗(よじょう)の敵 中編への応援コメント
義元、大悟! そして、覚醒!!
え!? つまり、それまでは、義元は輿に乗る事は無かった、と?(確かに乗っていない)
この瞬間から、輿上の男に?(確かに乗ってた)
上洛し、将軍を輔弼すると号していたはずの義元が、なんと、足利の天下をぶっ潰すと、ここに宣言!
面白いです。
作者からの返信
義元の「輿」には諸説あって、その中で斯波=尾張国主に代わる存在であるというアピール、という説があります。
一方で、この「落馬」によって、足を負傷したから、という説もあります。
拙作ではそれらをミックスして、しかもそれまでは尾張支配という目的だった尾張入りを、一気に天下取りにまで視野に入れてみました^^;
……このネタで短編を一回書いてみて、これ長編でも行けるんじゃないかと思って、このお話を書いております。
ありがとうございました。
76 輿乗(よじょう)の敵 前編への応援コメント
何というアクシデントの発生!
老獪に、周到に進めて来た戦略が、まさかこんな事で!?
作者からの返信
信じがたいことに、斯波さんというトラブルメーカーが、まさかこんなところでもトラブルを起こすとは。
でも、尾張でも信長相手にトラブル起こしてましたし……^^;
ちなみに、時代が下がって、太閤相手にもトラブルを起こして、もう会いたくないとか言われている斯波さんです(笑)
もうどうしようもないですね^^;
ありがとうございました。
編集済
72 静かなる戦い 前編への応援コメント
東美濃・苗木城にはためく六連銭!
それを見て、日根野はどうしたやら?
作者からの返信
よりによって、戦国の世で、最も城に入れちゃいけない人たち(笑)来ちゃった!?
日根野さんは兜作りの達人ですけど(史実)、これは兜の緒を締めてかからないと(笑)
ありがとうございました。
44 交差する人々 ― 京 ―への応援コメント
ものすごくワクワクしながら読ませてもらってます。そして今話はきょうを読む人の登場。「ええ足音でんな」に鳥肌。
大好きなんです。
作者からの返信
このあたりの京都編は、物語に広がりを持たせたいなぁと思い、細川藤孝や、大内義興、そして謎の多治比さん(笑)の名前を出しましたが、やっぱり利休さんは存在感があるなぁ、と書いていて思いました^^;
大好きと言ってもらえて、嬉しいです!
ありがとうございました。
70 始まりの終わりへの応援コメント
うふっ!
なぜ、そこで、「義元さまに」お伺いを立てるのかなあ、義龍くん!?
第十二部も楽しみです。
作者からの返信
いわゆる「ギャグ回」的なノリで書いた回です(笑)
一色義龍、さんざん威張っといて、何かやる時は今川義元に聞いてから動きます^^;
まあ、そういうところが、父・斎藤道三から「コイツを国主にしてはアカンのでは?」に思われた理由なんでしょう(笑)
そんなわけで第十二部は「どうする義龍」です(違(笑)
ありがとうございました。
69 出陣、そしてへの応援コメント
斯波家と今川家、はて、どちらが格上だったでしょう?
いずれにせよ、「居候」な義銀クンであるのですけど、自分の立場が分かってるのでしょうかね???
そうして、津々木蔵人、鍛え直して復活!! どう動く!?
作者からの返信
斯波家は足利尾張家と称していて、あくまでも足利家の「別流」ですよ、というスタンスでした。
管領になる時も、それじゃ足利家の「家来」になるじゃんと渋ったみたいです。
管領って、足利家の執事の立場を言い換えた、というポジション扱いなので。
一方で今川家は分家で「今川」って名乗っていて、吉良家よりも下の扱いなんで、斯波義銀としては今川義元は「自分の次の次に偉い」という扱いです(少なくとも、拙作の設定では)。
あとは、従来の「公家気取りで権柄ずくの今川義元」のイメージを、斯波義銀の乗っけたって感じです(笑)
拙作だと今川義元は、真面目な覇王なんで^^;
そんなわけで(どんなわけだ(笑))、蔵人、復活です。
果たして、どれだけ生まれ変わったのか……^^;
ありがとうございました!
67 政秀寺軍議 前編への応援コメント
米を買い占める、後に播州三木城の飢え殺しを展開する秀吉らしい発想。
もっとも、我らが神君徳川家康公若き日の松平元康君が、大高への兵糧入れを成功させる訳ですが。
どうする???ww
作者からの返信
そうなんです。
兵糧攻めといえば秀吉。
その辺をうまく使えればなぁと思っていたので、いい機会なんで(笑)、使わせていただきました。
そんなわけで元康くんの出番の素地が出来ていくワケです^^;
果たして、未来のライバル・秀吉相手に、どうする元康(笑)
ありがとうございました。
編集済
66 道三塚の三ツ星への応援コメント
藤吉どの、時代が時代ですからなあ‥‥。
うら若き主君の奥方、父の墓参といえども、ボディーガードは片時も離れるべきでは!?
そうして、便利な時代でございます。
安芸郡山から美濃岐阜までなど、のぞみとひかりですぐですね!
第三章も楽しみです。
作者からの返信
藤吉郎、きっと女房の、ねね殿から、たまには距離を取って見守ることも大事とか教わっていたのでしょう(笑)
そんなわけで、西国の覇者が登場です^^;
自分の初陣(西の桶狭間)と似たような状況になっている、恩人(道三)の娘のことを知り、果たしてどう動くのか……。
つづきもお楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました!
65 輿上(よじょう)の敵 後編への応援コメント
うふっ! またまた、「ここに、なぜ、この人が」な御仁の登場でございまする。
まあ、小田原から駿府までなんて、「こだま号」ですぐですね!
作者からの返信
いやあ、今川と同盟しているんだし、ついこの間も駿府で義元や信玄とおしゃべりしていたし(笑)
ご本人はいろいろと言ってますけど、真相は嫁いだ娘さんの様子でも見に来たんじゃないでしょうか^^;
ありがとうございました。
64 輿上(よじょう)の敵 中編への応援コメント
『信長の野望』ゲームの始まりは、帰蝶の言葉でしたか。
そうして、またまた登場、ひと癖ありそうな男。
作者からの返信
信長を登場させた以上、ぜひ出したかった「信長の野望」(笑)
そんなわけで帰蝶さんに言ってもらいました^^;
さてさて、何だか、釣り好きのお侍さんが出てきましたが、その正体は……(笑)
ありがとうございました。
55 上洛へ 前編への応援コメント
織田信長は中国春秋時代の兵法書で武経七書の一つの『孫子』について詳しかったようですね。この時代は書状も手書きで風格があったと思いますが、書物に通じていることも「策」を練る上で重要なことだったように拝察致しました。
細やかな内容から改めて史実を学ばせていただいています。
作者からの返信
孫子……信長の父・信秀が、京・朝廷と積極的に関わりを持ったことも、影響していると思います。
そこから漢籍などの文物が尾張へもたらされ、信長もそれに触れる機会を得たのではないか、と……。
また、兵法は兵法で専門の教師を付けてもらっていたみたいで、信長はそういう意味でも恵まれた環境で育ったと思います。
(拙作では)それが今、効いてきた、というところです^^;
ありがとうございました!
37 長良川の戦い 後編への応援コメント
>野望に彩られた人生であったが、最後には嫡子の野望の前に斃れた。
長良川の戦いで嫡子義龍に討たれた斎藤道三の波乱の人生を見事に表していると思いました。
ここまで読み進めながら、激しい戦乱の嵐が吹き荒れた下克上の世の戦国時代をドラマチックに描いていると思いました。
続きも少しずつ読み進めていきますネ*☆ 。.:*☆⭐︎
作者からの返信
野望に生き、野望に死ぬ。
そういう、戦国時代のあだ花の生き様を表現したいなぁと思って書いた一文です^^;
見事、とおっしゃっていただいて、とても嬉しかったです♪
この時代の濃尾地方って結構ドラマチックで(他の地方もそうだと思いますが^^;)、書いても書いてもまたドラマがあって、執筆当時は「なかなか桶狭間に至らない」と泣いておりました^^;
また、ご覧いただければ幸いです。
ありがとうございました!
編集済
60 京(みやこ)往還記 還の巻への応援コメント
おはるさんと千宗易、間に合いましたな! 良かった良かった!
ただ‥‥。
これで、帰蝶は、明智の娘ではないという事になりましたね。
十兵衛光秀とは、従姉でもなんでもないと。
十兵衛、複雑ですね。
そうして、蜂須賀小六が調略の相手として目をつけたのは、誰でしょう?
安藤守就!?
作者からの返信
おはる&宗易、やはり主人公コンビとは会わせておきたいと思いまして^^;
あと、拙作の十兵衛は、帰蝶を妹的な存在と捉えておりますので、特に恋慕とかはないので、血縁が無くても無問題(?)です(笑)
一方で美濃でも動きが加速。
安藤さん……当たらずとも遠からず、と今は答えておきます^^;
ありがとうございました。
編集済
59 幕間狂言 後編への応援コメント
尾張で「輿」に乗れるのは、国主のみ! つまりは、斯波義銀!!
いやいや、待って、待って、義元さん。
対尾張国内はそれで良し、でも、信玄と氏康には、どんな「旨味」が!?
話は逸れますが、三河の吉良、駿河の今川は、江戸時代に「高家」として残りますが、斯波は、どうなるのでしたっけか!?
作者からの返信
斯波義銀、そのとおりです。
で、その斯波さんに尾張を取り戻してあげる、という名目を掲げるつもりなんでしょう。
ちなみに信玄と氏康は、今川の「尾張支配」が安定するかどうかを気にしています。
安定しないと、同盟相手の自分たちにも波及してくるかもしれないし。
つまり、「旨味」というか、「防御」的な意味合いです。
今川が安定していないと、武田と北条としては、北からやって来るアイツ――軍神を相手にした時、誰が援軍を出してくれるのか、和睦を仲介してくれるのか、ということになります。
あと、斯波家はたぶん、幕臣とかどっかの藩士で生き残ったと思います^^;
ありがとうございました。
58 幕間狂言 前編への応援コメント
義元、氏康、信玄、集まっちゃうんだ~!!
済みません。どうも、このところ、「移動手段」というのが気になって仕方ないデリカです。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、電網を使いまくっていますからな。ww
作者からの返信
ま、まあ伝説では三国同盟締結時も、三人でこの善得寺に揃って、締結の会談と手続きをしたって伝えられてるし……^^;
義元としても、三国同盟締結以来の大事業なんで、同盟相手に事前に伝えておこうと思ったんでしょう……「お前ら言うこと聞けよ」、と(笑)
ありがとうございました。
編集済
57 京(みやこ)往還記 往の巻への応援コメント
時は戦国、世は乱世。
義輝将軍の召喚状をかざせば、一色義龍も美濃通過を許可せざるを得ないでしょうが。
でも、「美濃の外」の事は保証し兼ねるでしょうねえ!?
信長一行、京都で刺客に会うか? 本拠尾張に何事かあるか?
「信長上洛」の報は、一色家から今川家へも伝わっていそう。
十兵衛光秀、一色家からすれば「主君義龍に逆らう謀反人、国外逃亡犯、国会に出席しないガ△シ△元参院議員」というところでしょうが、よくぞヌケヌケと、稲葉山城に推参いたしましたな。ww
さて、帰蝶は、駕籠でしょうか?
新幹線の車内ではなし、移動中に、そうそう気楽に会話も叶うものなのかな、とも思いますが、ここは、固い事は言わずに、冷凍ミカンでも食べながら?
「あちらに見えまするは……」
「十兵衛どの、もうわかりましたから」
京都市内は、バスで移動でしょうか?
作者からの返信
ちなみにこの時信長が在京中に、一色義龍の刺客から狙われていたという話もあったみたいです。
でも信長の家臣がその潜伏先を見つけて、「やめろ」と言いに行って、事なきを得たらしいのです^^;
あと光秀はこの時幕臣扱いですから、「幕府名門・一色家」を標榜する一色義龍としては、ウッカリ手を出したら、将軍が怒って、「一色を称するのやめろ」と言われちゃうので、手が出せません(笑)
帰蝶さんはおそらく馬に乗ってます。
まあ、あのマムシの娘ですから、それぐらい覚えがあることでしょう(笑)
そんなわけで、同じく騎乗した十兵衛が観光案内してくれていたのでは^^;
ありがとうございました。
51 去る者、別れる者への応援コメント
この章前半の明智十兵衛と千宗易、細川藤孝らとの会話のリズムとテンポが非常に読みやすく生き生きしていたのが印象的です。
後半、信行を生かす選択を信長がしたというのが意外と言えば意外ですし、その人になるのかー、というのも軽い驚きでした。
信長は近年、身内に存外甘い人だったということがわかってきたようなので実際にこのようなことがあったのかも知れないと思いつつ読ませていただきました。
作者からの返信
関西弁の方々がいると、会話が進む進む……と、書いていて思いました(笑)
やはり関西弁の持つ魅力なんじゃないでしょうか^^;
信行、この物語が当初はつばさ文庫の賞に応募することを想定していたので、生き延びることになりました。
だって、一色義龍が兄弟殺しをしたのに(帰蝶の兄弟を殺したのに)、信長と帰蝶がそれをやっちゃあ……というところです。
そんなわけで、某「花の慶次」の伊達さんの弟のように、出家でもさせるかと思っていたら、ちょうど信行と同い年の凄い人を発見したのです(笑)
でも、史実の信長は信行を始末したと思います。
天に二日なく、地に二王なし。
たぶん、信行は家督を諦めきれず、信長も「もうアカン」と判断したのでしょう。
でもそんな信行の子どもを一門として扱っているところに、やはり信長は身内に甘かったのだな、と思います。
ありがとうございました。
あとがきへの応援コメント
遅ればせながら、連載お疲れさまでした!
伝説の始まりを描いた『孤城の敵』も、楽しく読ませていただきました。二人で食べるキュウリの美味しそうなこと……ちょっとコミカルな展開の中に、後世の語り草になるような信秀の鋭い洞察力や、平手さんと信長の繋がりなど、本編にいっそうの深みを持たせてくれる要素が盛りだくさんで、読みながらわくわくすると同時に、ああ、いよいよ読み終わってしまうのだなぁ……と、切なさも感じました。
あとがきも拝読できたことで、この壮大な物語がどのようにして生まれたのか、詳しく知ることができたことも、とても嬉しかったです。ライブ感、分かります。物語のほうから展開を教えてくれることってありますよね。
これから大河などのドラマを観るときなどに、歴史上の人物と出会うたびに、四谷軒さんの物語を思い出すと思います。心に残る物語を、ありがとうございました!
作者からの返信
外伝に加え、あとがきまでお読みいただき、ありがとうございます!
私は大体、物語の前の方から書いていくタイプなんですが、この外伝に関しては、本編を全部書いてから書きました。
本編があって、外伝があるという形式に憧れがありまして(「うみねこ」でいえば、本編+「散」があって、「翼」があるように(笑))、つい書いてしまったのです^^;
なので、本編と絡ませたテイストでお送りさせていただきました。
信秀は本編で早々に退場してしまったので、できるだけクローズアップする方向で。
そうすると、相方の政秀も……というところです。
……彼らとお別れするのは私も寂しかったです。
しかし、物語というのは終わりがないと、それはいつまでも物語になれない、という強迫観念がありまして、終わりにさせていただきました^^;
あとがきについては、ここまで読んでいただいた方へのサービス、という面もあります。
とにもかくにもこれだけの字数の話を書くことになったのは、一体全体どういう訳なのか、という解説をさせていただいて、読み手に「ほお」と言われ、書き手に「お!」と思われれば幸いなのです。
ライブ感については、ホントもう書き手の密かな楽しみですよね(笑)
キャラが勝手に動いたり、ストーリーが「うねり」を見せたり……プロットはどこに行った、というぐらいになるけど、それが面白かったりします^^;
最後に、ドラマや歴史ものに触れるたびに、私のお話を思い出していただく、とコメントをいただいて、誠にありがとうございます。
作者冥利に尽きます!
それでは、これまで拙作にお付き合いいただき、ありがとうございました。
それも同じ「うみねこ」好きの方に読んでもらえるなんて、こんなに嬉しいことはございません。
改めまして、ありがとうございました!
95 夢のあと 後編への応援コメント
本編を最後まで読ませていただきました。
どんどん激しさを増す戦いから目が離せず、気づけばラストシーンまで運ばれていました。それぞれの矜持が眩しく、討たれた相手が敵将でも、ぎゅっと胸が痛みました。勝者と敗者、それぞれの思いや、相手に対する礼儀など……見どころもたくさんあって、すごく心を揺さぶられました。
最終話の鮎のシーンも、本当に素晴らしいですね。輿乗の敵を巡る壮大な物語の始まりと繋がって、温かい感慨深さに包まれました。
怖いと言った帰蝶の気持ち、分かります。そんな気持ちを受け止めて、未来を見据えた言葉を掛けられる信長が格好良すぎました……最高のラストシーンでした! とても面白かったです! 外伝も、わくわくしながら読ませていただきます!(*ฅ́˘ฅ̀*)
作者からの返信
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
桶狭間の戦いって、あの雨の日の戦いだけではなく、前段階でいろいろとあったんじゃないかなぁ、と思い、そこから斯波義銀の「輿」とか、今川義元の「双頭の蛇」とか妄想が膨らんで……何だか、ここまで長い話になってしまいました^^;
そして、あの雨の日の戦いにすべてが集約されていき、戦略も戦術も戦闘も、そして最後には己の心や矜持も何もかも叩きつけ、ぶつかり合う、そんな戦いになるように描いてきたつもりです。
ですので、心を揺さぶられた、とおっしゃられると、とても嬉しいです♪
最終話の鮎の宴会の話、これは執筆当初はまるで考えていなかったのですが(笑)、桶狭間の戦いを終えて、やはりみんなでご飯を食べてもらおうと思いつき、そういえばオープニングで鮎を食べていたなぁ、と(笑)
おかげさまで、何だか最初と最後が繋がって、「戻って来た」「終わった」という感じになったかと思います^^;
しかし帰蝶と信長の人生はまだまだつづきます。
そしてその果てに待つのは本能寺なので、帰蝶が怖いと思うのは、その辺の予感も含まれています。
でも、そういう彼女の不安というか怖さを受けて、信長はそれでも乗り越えていく、前へ進んで行く……そういう感じを心がけました。
その辺を「最高」とおっしゃっていただき、嬉しい限りです!
それでは、改めまして、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!
外伝も、よろしければ、ご覧くださいませ♪
ではではノシ
33 再会か、邂逅かへの応援コメント
帰蝶の啖呵が、非常に痛快!
実にいいです。
作者からの返信
この啖呵が書きたくて、このお話を書いたと言っても過言ではありません(おい
ありがとうございました!
あと、やらないキッチンのあのお方が、ついにカドカワブックスでも書籍化ですね♪
ではではノシ
54 浮野の戦い 後編への応援コメント
鉄砲の名手・橋本一巴に、弓で挑んだ林弥七郎、見事一巴を打ち取ったものの、次の刹那には己が首級に挙げられ!
これが戦場!! ひーぃ!!
修羅場を潜って、なお生き延びた津々木蔵人、まだ信長打倒の陰謀を巡らすのか?
それとも、どこかに落ち延びて、穏やかに暮らすのか?
作者からの返信
伝説によると、一巴さんと弥七郎さんは相打ち、と伝えられております。
それゆえに、その「相打ち」をこういう風に解釈しました^^;
そんな命と命のやり取りの「現場」を目の当たりにした蔵人、逃げを打ちますが、それにも失敗して、気がついたら戦場での夜。しかも、もう戦いは終わっている……。
蔵人さん、これで出番が終わったわけではないのですが、この「現場」を経験したことにより、彼にも変化が生じます^^;
ありがとうございました。
53 浮野の戦い 前編への応援コメント
やはり、蔵人は、「那古野城を取り戻す」という立場の人物だったのですね。
しかし、小細工を好む。果たして、一城の主としての器量があるのか!?
そうして、十兵衛光秀!
あれ!? 義輝将軍なり朝倉義景なりに仕官したのではなかったの!?
作者からの返信
蔵人さんの設定、最後まで悩みました。
今川の一族というのは変わらなかったのですが、じゃあ誰のというところで^^;
それで、やはり宿命のライバル的な、元・那古野城主の息子ということにしたのです。
そんでもって十兵衛。
おっしゃるとおり、この時の十兵衛の所在って、将軍とか越前とかの方が蓋然性が高いと思います。
でも、これは物語なので、面白さ重視で、尾張に来てもらいました^^;
ありがとうございました!
51 去る者、別れる者への応援コメント
「那古野城をわが手に」???
津々木蔵人、何者!?
岩倉に逃げた林弥七郎、やがて来るであろう橋本一巴との勝負が楽しみです。
そして、信行ぃぃぃ!! 生きてたのね!? 良かったですよぉ!!💧
しかも、僧号が「天海」!?
ひっくり返りました。ww
作者からの返信
那古野城を自分の手に戻す、と言い張ることができる人。
それは那古野城の以前の城主か、あるいはその係累でしょう。
果たして、津々木蔵人とは、何者なのか……。
林弥七郎と橋本一巴の戦いは、次の合戦が舞台です。
弓VS鉄砲、壮絶な戦いとなります。
そして信行さんはですね、拙作が当初、少年少女向けを想定していたので、生きることに決めていました。
だって、帰蝶の兄弟を一色義龍が殺したのに、信長がそれをやっちゃあ……というところです^^;
そしたら、信行の同い年に、とんでもねーお坊さんがいやがったのです(笑)
これは、やるっきゃないでしょ、と^^;
ありがとうございました。
50 織田信行の最後への応援コメント
ううむ‥‥、津々木蔵人がお化けみたいに怖いのですけど。
所詮は家臣に過ぎないからなあ‥‥。
重臣である柴田勝家も林佐渡も、既に信長寄りであったというのに。
信行の正気は、どこで失われてしまったのだか‥‥。😢
作者からの返信
蔵人さん、実はある目的のために動いています。
それは単に義元の走狗というだけではないので。
だからこそ、お化けみたいな感じで、凄んでおります^^;
柴田と林は、そんな蔵人、そして信行にもう辟易としています。
信行はもう、最後ですね。
ありがとうございました。
49 陰謀には陰謀をへの応援コメント
信長の配下は多士済々ですね!
そうして、その配下にブレインストーミングさせて意思統一を図る信長。
人使いの面でも、一家臣の言いなりになっている信行より、上手です。
作者からの返信
のちの天下取りを支える名将功臣ぞろいですからね(笑)
硬軟交えて、いろいろな意見が出たことと思います。
それを聞いてから動く、必要とあらば聞かないでも動くから、信長は強いですね。
一方で信行はというと、蔵人に籠絡されている様子。
林や柴田といった面々では、どうにも蔵人を抑えられないのでしょう。
こういう面でも信行は不幸ですね^^;
ありがとうございました。
47 信長包囲網への応援コメント
信行、いよいよ、のっぴきならない所に踏み込むか!?
怖いよぉぉ😭
言っておくけど、斯波義銀クン、父の斯波義統が守護代・織田信友に討たれた折に川遊びをしていて、変事の報を聞いて、信長公の元へ逃げ込んだ男ですぜ!?
その際に、近習の小姓に
「大殿様の仇を討たないのですか?」
と聞かれて、
「こんな浴衣一枚の格好で、親の仇が討てるか!」
と言って、まっしぐらに信長公の那古野城へ奔ったのですぜ。
その後、その小姓は、義銀への当てつけに、浴衣一枚の姿で、信長公の清洲城攻めに参加したのだそう。
信行クン、そんな情けない斯波義銀を信じてしまって、良いのぉ!?
でも、実際に、斯波義銀は、今川や吉良と組んで、そんな陰謀を図ったのですねえ?
恐れ入ります。初耳でした。
作者からの返信
あの小姓の浴衣って、そういう意味だったんですか。
着の身着のまま逃げて、そのまま参戦かと思ってました^^;
そして義銀、やはり小者だった(笑)
家康ですら「どうする」と悩んだのに(笑)
そんな義銀ですが、どうやら陰謀家として目覚めた様子。
まあ、拙作では明らかに義元のせいですが(笑)、どうやら義銀がそんな今川や吉良との連係プレーをしようとしたのは史実です。
どうする義銀(笑)
いや、この場合は「どうする信行」ですね^^;
ありがとうございました。
95 夢のあと 後編への応援コメント
読み終えて信長さんに対する
イメージが大きく変わりました。
それまでは
残虐非道な無頼者
というダークな印象を拭えませんでしたが。
いやいや、四谷軒さんの生み出した
信長さんは
情愛が深く、お茶目でもあり
思慮深くて、聡明な武将でした。
お空の上から
平手政秀や斎藤道三など
錚々たるメンバーたちの
拍手喝采が聞こえるようでした✨
誠に良き物語りでした!
作者からの返信
史実の信長は、そういったダークサイドもライトサイドも持っていて、そのダークサイドの行い(焼き討ち等)も伝わっているし、ライトサイドの行い(楽市楽座等)も伝わっているのでしょう。
人間というのは、善悪あわせもつものでしょうし。
いや、そうでない人もいるでしょうけど^^;
それで、拙作の信長は、執筆当初は少年少女向けを想定していたので(そういう賞に応募しようとしていたので)、理知的で、道理の分かった、わりと安定したキャラクターとなりました。
これは、当初想定していた主人公・濃姫(帰蝶)の相手を務めるので、相応のキャラクターにしようとした結果です。
しかし、次第に、主人公はむしろ信長、あるいは群像劇となって、それぞれのキャラクターにその時々にスポットが当たるかたちになりましたが……^^;
でも、拙作の信長のこういうキャラクター造形は、これで良かったのではないか、と思います。
そのため、信長を育て、導いた人たち――平手政秀や斎藤道三――も、同じように理知的で安定感のあるキャラクターとなり、その人たちのおかげで、あの巨魁・今川義元に勝てた、という流れになりましたので。
そんな敵役・今川義元も今となっては、空の上で、自分を倒した信長の背中を見つめていることでしょう……。
そういう、ひとつの時代が終わり、次の時代へとつながっていく。
その橋渡しであり、主役として、やはり拙作の信長は、ああいう感じで良かったな、と頂いたコメントを見て、思いました。
ありがとうございました!
77 輿乗(よじょう)の敵 中編への応援コメント
義元さん、覚醒!!!
ひょっとしてアレですか? 信長を倒しちゃったりするんですかね。
作者からの返信
義元さん、この尾張攻めが天下取りの一環なのか、あるいは単に隣の国を得ようとしていたのか、不分明なところがあります。
で、拙作では、最初は尾張の侵略を、その戦端を開く寸前に、このように「覚醒」して、天下取りを目指した、という折衷案に出ました(笑)
そんなわけで、アラレちゃんのごとく、めちゃんこつおい義元さんになってしまいましたが(笑)、果たして信長は勝てるんでしょうか。
作者もそんな風に思った一幕でした^^;
ありがとうございました。
65 輿上(よじょう)の敵 後編への応援コメント
>決めるか決めないかだ。やるかやらないか
本当にそうですよねぇ。考えているだけでは一歩も進めませんから。
作者からの返信
北条氏康も、「やる」と決めて、乾坤一擲の大勝負――河越夜戦に打って出た男ですからね。
そうかと思えば、上杉謙信が来た時は、亀のように小田原城に閉じこもるという、真逆の策も採れる。
……そういう人がこんなこと言ってくれたらいいな、というところです^^;
ありがとうございました。
54 浮野の戦い 後編への応援コメント
ただの頭デッカチが、恐ろしい陰謀人に変化する瞬間でしょうか?
作者からの返信
少なくとも、考えだけで動いたり、人を操ってどうこうというスタンスはやめるかもしれません。
リアルで動く人、その戦いを見てしまって、蔵人も思うところはあったのでしょう^^;
ありがとうございました。
51 去る者、別れる者への応援コメント
おぉ! 天海さんは明智のみっちゃんじゃ無かったのですねぇ。
数少ない兄弟を生かしてあげたのは、良かったと思います。四谷軒さんはやさしいですね。
作者からの返信
天海=光秀説はよく言われているので、なら違う奴をやってみようと言う反骨精神です(笑)
あと、最初は少年少女向けを想定していたので、一色義龍が兄弟殺しをしているのに、主役の信長と帰蝶に兄弟殺しをさせるのもなぁ、と思ったのです^^;
ありがとうございました。
44 交差する人々 ― 京 ―への応援コメント
藤孝さんに利休さんですかぁ。
主役級の人が続々と登場しますねぇ。捌くのが大変そう。
作者からの返信
いやあ、何となく、他の拙作とのリンクをやってみたくなって、利休さんです(笑)
藤孝さんは……やっぱり明智十兵衛を出すなら、この人とのコンビを見たくなって^^;
……登場人物が多いのはたしかにキツいですが、でも楽しかったです♪
ありがとうございました。
51 去る者、別れる者への応援コメント
信行の去就絶妙ですね。後年の信康と築山殿の処刑考えると、信長としては退場しろだろうなと。
ある小説等では、家康が何故真に受けて処刑するかと、憤慨してたので。その前例たるはあって然るべきかもしれません。
どうする家康では、どう描かれるのかなと、今から思ったり。
作者からの返信
まあ、史実は「始末」してしまったんでしょうね、信行。
で、そういうことをしているんだから、義理の息子とその母といえど……という展開になると思います。
家康は……もうあの頃は対等同盟でなく従属同盟になっているでしょうから、その「従属」を形で示す時が来た、というところかも。
織田に対して怪しい動きを見せたら(見せるような隙が生じたら)アウトだよ、と示す時が。
大河だと、ホント、どう描かれるんですかね。
築山殿とか^^;
ありがとうございました。
27 雪斎と法蓮坊、あるいは雪斎と道三への応援コメント
敵であり、友であるですか。
男の人の友情って、複雑です。
作者からの返信
これ当人同士にも何とも言えないでしょうね^^;
敵対していない間はそりゃあ仲良くしていますが、お互い、義元と帰蝶という、譲れないものを抱えていて、それが対立したら……という話です。
複雑ですね^^;
ありがとうございました。
04 器用の仁(ひと)、織田信秀への応援コメント
>位牌に抹香を……
そういう意味だったのですねぇ。他の説の方が有名ですけど。どちらにしても戦国時代は、一挙手一投足に全て意味があるのですね。一瞬たりとも気の抜けない、大変な時代だったんだなぁ。
作者からの返信
抹香スロー。
これ、私なりの解釈というか創作です^^;
あの事件を、もし信長の癇癪でないとしたら、どういう解釈が成り立つのかな……と(笑)
何というか、信長を理知的に描きたかったので^^;
ありがとうございました。
02 織田三郎信長(おださぶろうのぶなが)への応援コメント
信長さんと帰蝶さんの出会いは、こんな感じだったのですね。何か若々しくて清々しいです。
作者からの返信
いやあ、何か想像です(笑)
最初は帰蝶さん主人公で書くつもりだったんですよ^^;
だから帰蝶さん尾張登場、みたいなオープニングなんです。
あと、「青春!」って感じを心がけたのです^^;
ありがとうございました。
89 靄(もや)と霧の中でへの応援コメント
しみじみと読み入りました。
乳白色の霧の中で二人がみたモノ。
追い詰められてギリギリの精神状態のとき。
人は一番見たいものを見て
一番会いたい人に会えるのかもしれませんね。
ドラマチックな展開を
圧倒的な筆力、表現力で
魅了する四谷節🌟
さすがです!
本当に引き込まれてしまいました。
作者からの返信
お返事が遅れて申し訳ありません。
年度の切り替わりの時期で、忙しくて見落としておりました。
すみません。
さて、コメント返信です。
執筆当初、平手政秀は「この人出すと長くなりそうだな……」と出演は遠慮してもらおうと思ってました^^;
でも何か、ひょいっと出てしまったんですね(笑)
それで、自分なりにアレンジした平手政秀を描くことが出来たので、良かった良かった……と思いきや、「もう一度、出したい」と思うようになりまして^^;
そうすると、国譲り状で信長と帰蝶に未来を託した斎藤道三や、そもそも、信長と帰蝶を結ばせようとした織田信秀も出すべきではないか、と。
そうすると、桶狭間というのは雨中の戦いで、霧とか靄とか出て来るよな……と、思いついたのです^^;
……でも、飽くまでも「生者」たる信長と帰蝶の努力というか、積み上げて来たものの結果、今川義元に至った、という前提を崩さないように、苦慮しました(笑)
なので、幻影かもしれないし、義元の居場所は、どちらにせよ追い求めることができた(沓掛城を目指して追いかけていた)、ということにしたのです^^;
この辺はホント、無我夢中で書いておりまして……^^;
「引き込まれた」と言われると、とても嬉しいです!
ありがとうございました!
95 夢のあと 後編への応援コメント
面白かったです。二人の愛情がいいですね。
作者からの返信
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
どちらかというと、帰蝶さんを主人公に据えて書き始めた物語だったので(ジュブナイルを想定していました^^;)、最後は帰蝶さん、そして信長さんの二人で締めることにしました。
何だかんだ言って、この二人の愛情があったからこそ、あの桶狭間を乗り越えられたんだよ、みたいな感じです^^;
それでは、改めまして、ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
ではではノシ
93 夢のあと 前編への応援コメント
今日はちょうど「どうする家康」をみたばかりなので、絵が浮かびやすいです
作者からの返信
ホント、この頃の家康って、どうするって言わざるを得ないと思います(笑)
この修羅場を生き延びたからこそ、のちの狸として大成したのでは……と思います^^;
ありがとうございました。
60 京(みやこ)往還記 還の巻への応援コメント
母子がようやく会えましたね。状況が状況なので、多くのことを語り合うことはできなくても、心は通じ合えたと信じられる、温かいシーンでした。終盤の信長と千宗易のやり取りも粋で、物語の中で描かれているこういった人情が、とても好きです。
作者からの返信
史実の織田信長がこのタイミングで上洛しているので、何かイベントが欲しいなぁと考えておりまして……。
そうこうするうちに、ダブル主人公のひとりである帰蝶さんの、もう一人の親――母親に会う、というシーンを思いついたのです^^;
今川義元がひたすらに謀略謀略で行くのに比して、帰蝶さんはこういった仲間たち――家族と、知恵と勇気を振り絞る、という感じで書いておりましたので、それを象徴するシーンになったかなぁ、と思います。
信長の「茶碗投げ」は、たまには「信長」らしいムーブをさせようと企んでおり、そういえば千宗易にお礼の茶碗でもあげるか→投げっぱなし、という思いつきがあったのです(笑)
信長サイドはどちらかというと仲間との群像劇になっておりますので(義元サイドは陰謀劇ですが(笑))、こういう、人と人とのやり取りに気を遣いました^^;
そこを「好き」とおっしゃられて、とても嬉しかったです。
ありがとうございました。
80 前夜 後編への応援コメント
大事が起こる前の
帰蝶さんと信長さんの
二人だけの時間。
どっぷりと入り込んでしまいました。
あまりに美しいシーンで
静かな感動に包まれました。
この先の展開を思うと
気が重くなりますが
今ひとたび余韻に浸りたいと思います。
作者からの返信
何というか、信長ってこういう「いざ」という時が詩的だと思います。
「敦盛」は実際にはもっといっぱい人が見守っていたと思います。
小姓とか侍女とか。
でもまあ……これは物語なので(笑)、そこは二人きりにさせていただきました。
この「敦盛」のシーンは、ドラマや小説で何度も描かれているシーンなんで、ある意味、想像を喚起しやすいと思いますので、そこはもう具体性はそこそこで(笑)、詩的に書かせていただきました^^;
この先は……学校で習う「あの展開」ですからね^^;
そのあたりはもう、避けられないですし、たしかに気が重いですね^^;
ありがとうございました。
あとがきへの応援コメント
「史実」という縛りがある歴史小説。100%創作できるカテゴリではない難しさがありますが、それだけに解釈のピースがぴたりと嵌ったときの面白さ、爽快感はひとしおです。
いやあ、面白かったなあ。
作者からの返信
資料とかを読んでいて、あるいはwikipediaのリンクをたどって閲覧していると、あれとあれはつながるんじゃないか、とか、あの記述がこれに響いているんじゃないか、とか思いつくことがあるんです。
ある意味、推理ゲームのように、手にしたヒントを生かして、真相に至ると言うか、解釈を得るために考えている感じです^^;
今回のお話は、輿の設定と、双頭の蛇という思いつきがあって、書かせていただきました。
思いついた以上、自らの手で書かねばという謎の使命感(笑)でここまで書いてまいりましたが、おっしゃるとおり、「ピースがぴたりと嵌った」喜びが原動力でした。
この感覚を、読む方にも味わっていただけたらなあという想いで書いておりました^^;
「面白かった」――最高の賛辞です。
このひとことを得るために、書いていたかもしれません^^;
それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また、別のお話で出会えたら幸いです。
ではではノシ