応援コメント

88 輿の行方」への応援コメント

  • カッコ良いじゃん蔵人。作者の想いを超えて、勝手に成長しちゃった感がありますね。
    こういうキャラが出ると、書き手にとっても読み手にとっても、成功した小説になるような気がします。

    作者からの返信

    どうしてこうなった。
    書いていて思った展開です^^;
    なぜ蔵人がこんな……でも、実は今川家の貴公子だった、という時点で貴種流離譚みたいなイメージが湧いてしまったのかもしれません。
    個人的な感覚ですが、話が長いと、こういうことってあるのかもしれません^^;

    ありがとうございました。

  • 時間が!
    雨が! 義元の輿が! 大高鳴海の敵勢が!!
    急げ、織田軍!

    作者からの返信

    まさに時間との勝負です。
    義元は時間を稼げば、逃げ切れば勝ち。
    対するや、信長はここを逃がせば、後は無い。
    ……両者ともそれを知っているからこそ、この緊迫感です!

    ありがとうございました。

  • すごい人間ドラマを見させてもらいました!
    あの蔵人にここまで共感させられる展開になるとは……。

    作者からの返信

    作者もビックリの急成長、あるいは変貌(笑)
    蔵人さん、ここに来てまさかの命がけ。
    蔵人も義元も、クライマックスです!

    ありがとうございました。

  • 拝読致しました。
    この最終盤に至りて、男を見せる蔵人さん。
    主を護るために主を(言葉で)打つとは、勧進帳における武蔵野坊弁慶を思い出してしまいましたが、なんせ相手は信長。逆にほめられちゃった。
    相手が悪すぎました。

    蔵人さんの一世一代の幻惑を早々に破って進む織田軍、その前に立ち塞がるハットリ君。ニンニン。
    松平家一を誇る壁、この壁を抜けなくては王将に辿り着けず。
    さりとて、十兵衛の火縄銃を避けてしまうほどの武を前に、短時間でどうする、織田軍?
    時間との勝負になってきました。

    作者からの返信

    蔵人さん、ここに来てその出自の秘密(?)すらも、義元の時間稼ぎに使うという手に出ました。
    もう彼にとって、出自はその程度の存在になってます。
    言われてみると、確かに勧進帳かも^^;

    しかし洞察力ピカ一の信長とか、描写してませんけど、帰蝶や十兵衛、しかも木綿までいるから、多分その辺にはバレてます(笑)

    そして蔵人氏に窮地にハットリくん参上(笑)
    鬼半蔵の異名をとった服部正成、彼を乗り越えるためには、織田も一の武者の投入が必要です。
    そんなわけで毛利新介と服部正成、再び相まみえて、両雄相撃つ時。
    果たして……。

    ありがとうございました!

  •  こんばんは、御作を読みました。
     蔵人さんが裏主人公というか、意外な成長を遂げましたね。
     何してくれとるんじゃ、という役柄から、執念の男になってる。
     だから信長さんは忠臣と認めたのでしょうが、事情を知らないから、煽りの超必殺技や。お寺をファイヤーされても知らないゾ⭐︎
     面白かったです。

    作者からの返信

    蔵人さん、今川サイドの狂言回しとしては最適な立ち位置でした。
    だから桶狭間参戦までは当初考えていたのですが、まさかここまで裏主人公ムーブをするとは……^^;
    でもこういう、ちょっとアレな人が成長を遂げるって展開、結構好きなもんで(笑)

    ある意味、因縁の相手である信長の評価に戸惑う蔵人。
    っていうか、信長は煽らないと(笑)
    甲州征伐お疲れ~って言ってる十兵衛さんに、「お前は何もしてないだろ」とツッコミを入れる感じで^^;

    ありがとうございました。

  • 蔵人殿、最初は駄目だこいつ早くなんとか……ってずっと思っていたのですが途中から感情移入して、なんかこのまま退場して欲しくないキャラになってしまいました。義元公との別れもいいですね。

    作者からの返信

    蔵人さん、作者の私もビックリの急成長です(笑)
    まさかの死を覚悟しての殿軍、そんなことまでやっちゃうなんて^^;

    結果、死ぬかもしれない戦いですが、それでも自らの意志で、そこまで「やる」と決めて戦えるということができる……義元も、甥の成長に目を細めていることでしょう。

    ありがとうございました。

  • 逃げる義元。
    追いすがる織田軍。

    覚悟を決めた蔵人と服部の二人の道行き。
    ここで阻めるか、行かせてしまうのか?

    作者からの返信

    桶狭間で「義元は逃げた」と伝えられていて、どちらかというと嘲りの対象となってますが、それって最善の行動を採った結果じゃないかなぁ、と思って、こんな描写にしました。
    それで、その逃げた大将首を追うのに、簗田政綱さんは活躍して、勲功第一になった……ということにしました^^;

    ある意味、ここまで運命に翻弄されてきた蔵人。
    ここに来て、自分の運命に決着をつける意味でも、戦います。
    それを意気に感じた服部もまた……。

    ありがとうございました。

  • 信長冴えてますね! さすが魔王。
    それともやっぱり寝て備えたから(汗)午後の荒天でも集中力が切れないのかな?

    松井宗信さん、信長と帰蝶と十兵衛のコラボで倒されるとは。有名人ばっかり! 十兵衛は斎藤家の臣下という自覚を忘れてないのですね。

    毛利新介もがんばる!

    いよいよ盛り上がる展開、おもしろかったです。

    作者からの返信

    今川義元としては、松平元康のいる大高城を目指しても良かったんですけど、やっぱここは後退した方が安全だべ、ということで^^;
    信長が寝ていたおかげ(笑)かどうかは分かりませんが、まあ、あの信長ならそう考えるだろう、ということで^^;

    松井宗信さんは、この桶狭間で凄まじい戦いぶりだったと伝えられているので、信長・帰蝶・十兵衛の三人がかりで倒させていただきました。
    桶狭間の今川の将って、家康ぐらいしか知名度高い人いないので(酷)、こういう感じで「強さ」を表現させてもらってます^^;
    十兵衛さん、やっぱここまで来たのは斎藤道三の導きである、ということを知ってますので、道三に報いる意味でも「斎藤家の臣」でございます。

    そして毛利新介。
    この時の活躍をちゃんと信長が覚えていたのか、新介はのちに信忠付きになります。小平太も。
    でもそれで、本能寺で……という運命が待っています。

    ありがとうございました!


  • 編集済

    すごい迫力の描写、息も継がせませんね。
    どうすればこんなふうに書けるのでしょう。
    斬られたあるじを舐める白馬や哀れ……。
    にしても、自力では歩けぬ輿上の大将の思いは如何ばかりだったでしょう。

    作者からの返信

    今川も必死、織田も必死。
    ちなみに今回の話の前半は、そのままこの物語のオープニングに載せている内容です。
    書き下ろしならではの、クライマックスのシーンをカットしてお送りさせてもらった次第^^;

    白馬は、松井宗信を仮とはいえ乗り手として認めていたのでしょう……。
    その乗り手だった義元、それでも振り返らずに逃げます。
    義元にとって今、逃げることこそが戦い。逃げることこそが臣下に報いること。
    されでも、その胸中は無念の想いを禁じえなかったでしょう……。

    ありがとうございました。