概要
「羽柴くんって、変態でしょ」
文芸部に所属する大学一年生・羽柴智規は、映画研究部と共に自主映画を作るために、夏の合宿で訪れた海辺の町で、憧れの先輩・明智静乃と出会い、喫茶店で同席する。
しかし、偶然出会ったはずの二人には、それぞれ目的があることが判明し、互いの隠し事という謎を暴き合っていくうちに、今まさに撮影が進行している自主映画の原作であり、文芸部の部員が手掛けたはずの小説に、盗作疑惑が浮上する。
犯人は、一体誰なのか。動機は、一体何なのか――注文したカレーが配膳されるまでに、隠された真実を解き明かす、一途な後輩と毒舌な先輩の会話劇。
しかし、偶然出会ったはずの二人には、それぞれ目的があることが判明し、互いの隠し事という謎を暴き合っていくうちに、今まさに撮影が進行している自主映画の原作であり、文芸部の部員が手掛けたはずの小説に、盗作疑惑が浮上する。
犯人は、一体誰なのか。動機は、一体何なのか――注文したカレーが配膳されるまでに、隠された真実を解き明かす、一途な後輩と毒舌な先輩の会話劇。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!謎解きのあとにバズーカを放つのだ!
読後感がとても清々しい物語だった。短いお話なので是非読んでいただきたいし、ラストのクランクアップを堪能してほしい。まるで見えるかのようにバズーカが美しく炸裂する。
あの終わり方を関係者全員が受け入れたのなら、きっと素晴らしい映画が出来上がったのではないだろうか。もっとも、悪役さんだけは納得できないだろうけども!
個人的なことであるが、今回は歯医者に行く直前にこの物語を読み始めてしまった。待ち時間や合間の時間に読んでいたのだが、おかげで歯医者独特の恐怖を忘れることができた。ただしひとつ組み合わせに悪いことがあった。治療後にしばらく食事を控えなければならないので、読後にカレーを食べられないの…続きを読む