第16話

土曜日の朝先輩との待ち合わせまで時間はあるものの俺は先輩へのプレゼントを探して歩いていた

今日はクリスマス、街も人も浮かれ気分に陽気な曲が流れている

クリスマスに縁がないと思っていた俺は当日まで意識しなかったというよりしないようにしていた、今もプレゼント渡すとか引かれないかなと不安ではあるんだが、、、


無事に買い物を済ませ、先輩との待ち合わせ場所に向かうと待ち合わせ時間の30分も前なのに先輩がいた

「早いですね、お待たせしました」

「いや、今来たとこだから、君も早かったね」

「あ、忘れないうちにこれ渡しときますね」

「え?プレゼントくれるんだ、ありがとう」


先輩との話はいつも通りで先週の避けられてる感じはなんだったんだろうかというくらいに普段通りだった

お昼ごはんを食べて夜まで先輩と話してぶらぶら歩いて、お互いの話に笑いあってそんな風に過ごしていたらあっという間に時間が過ぎていく

この時間が続いたらいいな、なんて街の雰囲気にあてられてるのかなそんな感情を持っていた

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