第12話

あー飲みすぎた…

懇親会という名の部長同士の結託会ではなんの進展もない俺と先輩の関係について弄られまくる

その度に注がれる酒を飲んで飲んでとやっていた

内心ほっといてくれよとは思うもののなかなか上司に向かっては何も言えない

大体先輩もすぐそこにいるんだからそんな話を出してくるんじゃねえよ…

なんて思いながら解散の合図を聞いていた


はっと気付くと見知らぬ天井が視界に入り、味噌汁のようないい匂いが鼻をくすぐる

ん?あれ?と記憶をぐるぐる回していくも解散の合図を聞いたところから何も覚えてない、というか酷い二日酔いの頭痛がするだけであった


「あ、起きた?おはよ」


そんな聞き覚えのある優しい声が聞こえて焦った、あかりの声だ

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