あの日の続き
すがもん
第1話
さよなら、またー
涙を浮かべた彼女の最後の言葉は降りしきる雪の中へ溶けて消えた
うう、寒いなあ
玄関を開けると外気が突き刺すように身体を一気に冷やしていく
季節は息が白くなり始める11月
どこかで初雪が降ったと今朝のニュースで言っていたな、ぼんやりそんなことを考えながらいつものように駅へと向かう
満員電車に揺られながら会社へ向かうそんなことも慣れてきた
スマホで会社に着く前に今日の予定を確認する、これもルーティンのような流れ作業だ
さて今日も仕事するか
いつもと同じように呟き、会社へと足を進めていく
昼休みに入ると俺の携帯にラインが入ってることに気付いた
だいすけ、急なんだけど話したいから時間ある?
高校の頃からの友人の朔斗(さくと)からだ
なんだろう不思議に思いながら返事をしていく
どした?電話の方がいいか?
いや直接話したいんだよ
なんだそら、今日の夜ならOKだよ
わかった。ならいつもの店で!
こうして今日の夜の予定が決まった
朔斗とは高校を卒業後もこんな感じで飲みに行ったり、旅行も行ったりと気の合う親友のような仲である、お互いの相談事なんかも話合うそんな関係でまるで家族のような感覚である
夜を楽しみに仕事に戻った
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