第14話

彼をマンションの前まで送り部屋に帰ってきて座り込んでしまう


昨晩は酔い潰れてた彼を部屋に連れてきたときはなにも考えてなかった

でも、寝ている彼を見ていて何か起きたらいいそんな邪な考えが浮かんで彼の頬に口付けをしていた

「あかり…」

そんな彼の声が聞こえてはっと我にかえってそっと離れてシャワーを浴びてソファで寝る準備をして明日は早起きしなきゃなと考えて眠りについた


朝になってもまだ寝てる彼を起こさないように静かに着替えると飲みすぎには味噌汁かなと朝御飯として作り始めた

出来上がる頃彼をそろそろ起こそうかと彼の方に行くと彼が起きていた

味噌汁飲もと声かけると

「あかり好きだよ」

え?いや、違うあの頃の夢だと思ってる寝ぼけてるだけだ、動揺するな

そこからは平静を装えてたと思う

自分で自分を褒めたくなる


あんなのずるい、期待しちゃう

だいすけ、彼の名前をそっと呼んでみた

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