分かってるよ、ここは私が君に別れを告げた場所、君からしたらそんなに長居したい場所じゃないよね

「ごめんね、ここじゃなくちゃいけない理由ちゃんと話すね、だいすけくんあの頃のこと覚えてる？」

「え？あ、はい覚えてます」

まだ彼は後輩でいようとしてるのかな、昔みたいに呼んでよ、そう心のなかで言っていた

「この場所であのとき言った、また会えてその頃にお互いに気持ちが一緒ならって言ったあの言葉、私はまたこうやって出会えてあの頃よりもだいすけくんのことが好きです、だいすけくんと付き合いたい、だからこの場所じゃなきゃいけなかったの」

「…あかり…」

やっとちゃんと君の口から名前で呼んでもらえた、やっと後輩より踏み込んだ関係に戻れたんだなと同時に先輩と後輩の関係には戻れないことを悟った

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